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■買い物しようと街まで出かけたら。
2005年10月24日(月)
嫁に頼まれて娘・R(2才)を連れて近所のスーパーに買い物である。

Rは嬉しそうに店内を歩き回って売り物を見るたびに

「りんご!ばなな!だいこん!おねえしゃん!」

その都度叫んで知っている限りの知識を披露する。いや、お姉さんは
売り物じゃないからね。売ってたらお父さん買っちゃうからね。

お菓子の売り場に行くと、それこそ子供にとって魅力的なキャラ物の
おまけ付きの商品が待ち構え、だだっ子を持つ親にとっては地雷地帯
のような危険区域だと思うが、Rの場合は

「あんまん(アンパンマン)いたー!ぴかちゅう、いたー!」

馴染みのキャラクターを発見して喜びこそすれ、買って買ってと
ねだらないところが良い子である。

こうして嫁に命じられた物を求めつつ店内を回っていたら、アイス
クリームのコーナーを通りかかった。ここでもRは

「あいしゅー!」

真っ先に冷凍ケースに駆け寄るのだが、そこにはハーゲンダッツの
アイスが満載されていた。Rはハーゲンダッツのデザインを見れば
アイスであると分かってしまっている。普段質素な食事しかさせて
いないがアイスだけは別。嫁が大好きだからである。

今は息子・タクを産んだばかりなので苦しみながら節制しているが、
ハーゲンダッツの店によく行って食べているのである。

僕が子供の頃のアイスといえば30円とか50円などのものばかりで、
100円のものですら簡単に買えなかった。それなのにRは2才にして
スーパープレミアムデビュー済みであり、アイスといったらハーゲン
ダッツしか知らない。

「ガリガリ君がなければハーゲンダッツを食べればいいのにオホホ」

将来マリーアントワネットな娘にならなければいいがと少し心配。

買い物はあっさりと済んだ。

今はRは物欲が希薄というか、まだ幼いからだだをこねることもない
のだろうけども、今後おねだりをするようになったら娘激ラブの僕は
きっぱりと断れる自信がない。いつもの親父ギャグで煙をまくしか
ないのかもしれん。

求めよ、されど与えへん。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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