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■あなたが噛んだ、小指が気持ちいい。
2005年10月26日(水)
殊の外、息子・タク(生後3週間)が泣きまくる日であった。

嫁も二児の母ともなると肝っ玉母さんになったようで、その程度では
動じない。料理に没頭したままである。そうなると金玉父さんの出番
であり、

「おお、タク、何故泣いているの?阪神が負けたから?」

と、抱き上げてあやすのだが、にっちもさっちもどーにも泣いてばかり
いる子猫ちゃん。おそらく腹が減っているのだろうと思い、

「母はあの通りだからとりあえずコレで我慢してくれ」

僕の小指をタクの口元にそっと含ませてやると

「ちうちうちうちうちうちうちう」

おおお。なんという吸い込みだ。池袋のヘルス嬢あたりには必須の
バキュームテクニークだぞこれ。嫁にもこれぐらいの技術があれば
もっと夜も楽しかったろうに。

以前嫁の母乳を飲もうとして(子を授かった夫婦は必ずやると思われ
る行為)結局吸えなかったことがあったが、成る程こういう舌使いで
攻めればいいのか、と負うた子に教えられたまましばし恍惚のひと時。

「ううう、うわあああん」

しかし至福の時間は長くは続かなかった。たとえ生後3週間の赤子とは
いえ、乳首と小指ぐらいの区別はすぐ付くようで、僕の指をぶっと吐き
出してから再び泣き始めた。

「そうだよなあ。お前も男なら乳首吸ってた方がいいよなあ」

結局ようやく台所仕事を終えた嫁が生乳プレイ(授乳と言え)を始めた
ので、タクは泣き止んだ。やはり母でないと駄目なものである。

こうしてタクは貪欲に乳を吸って1日50グラムずつ成長している。
このペースでどんどん大きくなって欲しい。

…と思ったが計算してみたら6年で100キロオーバーになってしまう
ことに気付き、ちょっと戦慄したのであった。

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http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=81711&pg=20051026
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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