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■バイバイ、ありがとうさーようならー。
2005年10月18日(火)
息子・タク(生後2週間)はまだ1日の半分は寝ているので、
休日は必然的に娘・R(2才)の相手に追われる事が多くなる。

この日も雨上がりの公園にRを連れて行った。公園の端に
Rを立たせ、もう一方の端に僕が立つ。

「よーい、どん」

と声を上げるとRは全力疾走で僕の胸に飛び込んでくる。
笑顔で「キャー!パパー!」と、一生懸命走ってくる可愛さは
そのまま誘拐してしまいたいぐらいである(実子を誘拐して
何の意味があるのか不明)

まだ歩けなかった1年ほど前「赤ちゃんハイハイコンテスト」
に出た時、一歩も動けず泣き喚いてしまった屈辱を思い出すと
感慨も尚更である。タクも一緒に公園で暴れ回れるようになる
のは、やはりあと2年後ぐらいになるであろう。

「ぱっぱー、うなば(砂場)!」

Rにせかされて砂場に向かうと、雨上がり直後だったので砂が
湿っており、

「砂場が、濡れ場。ぬふふふ」

娘にはとても聞かせられない独り言を呟いた。

「ぱっぱー、しーそーのる!」

再びRにせかされて今度はふたりでシーソーに乗った。ぎっこん
ばったんとRが怖がらない程度にシーソーを揺らしてやる。

「昼間は娘とぎっこんばったん。
 夜は女房とずっこんばっこん」

とても娘には聞かせられない独り言をまた呟く。というのも僕は
結構飽きてきてたりして。時計を見るとそろそろRの昼寝の時間
である。ちょうどよい。

「R、そろそろ帰ろうか」

僕が帰宅を告げるとRはイヤイヤ愚図ることもなく

「しーそー、ばいばーい!うなば、ばいばーい!しゅー(滑り台)、
 ばいばーい!」

公園のひとつひとつの遊具に別れの挨拶をした。あああ、こういう
ところもたまらなく可愛い。

「よくできました。Rは礼儀正しいよい子だね」

「パパ、ばいばーい!」

父、置き去り。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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