妄言読書日記
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2004年07月26日(月) 『NO.6 1・2』(小)

【あさのあつこ 講談社】

こんな問いは愚かなのですが、いったい対象年齢はいくつなのでしょう・・・
前に読んだ『都会のトム&ソーヤ』と同じシリーズ(ミステリーランドみたいなやつのこと)なのですが、いやぁ・・・ティーンズ向けって幅が広いなぁ。
『バッテリー』はぎりぎり児童書、だと思うんですが、これはアウト、って感じです。

だって、紫苑の設定がいやらし過ぎですよ。
なんですか、その蛇のような痣って。18禁です。子どもは読んではいけません(そんなことはない)
その上、性格は天然。
なんだかとても、私は困ってしまいます。
まあ、年齢が16歳なのでいいのかなぁという感じもいたしますが。

長くなるのかわかりませんが、ネズミはこのまま行くと切ないことになりそうで不安ですよ。
紫苑にはまり過ぎないよう・・・無理ですか。もうすでに無理っぽい。
あさの先生は希望を与えたい、と言っていたのでここはぜひに、ハッピーエンドで、みんな円満にラストを迎えてほしい。
いやしかし、ネズミと紫苑がこの先、デキたとしても私は驚かない。
もうすでに半分くらいのところまできてると思うし。

そんな中、沙布はどうなるのか。気になるようなならないような。
「あなたの精子がほしい」とのたまう児童書ヒロイン(ではないかもしれない)にはビビリましたよ。
恐るべし、あさのあつこ。

『BANANAFISH』が元だとか参考だとかなんだかそんな風の噂を耳にいたしました。
でもラストはアレではないと。ほっとしますね。あれはとても悲しい。
じゃあ、紫苑とネズミは、英二とアッシュ?
アッシュと英二を足して二で割ってみた、という感じもしないでもない。
紫苑もネズミもIQ高い子だからなー。ネズミのIQはわからないですけど、高いんでしょうね。

物語はまだ全然動いていないぞ、という気がするので、今後の二人に注目です。



蒼子 |MAILHomePage

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