妄言読書日記
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2004年07月27日(火) 『三国志断簡空名の哥』『銀魂1〜2』(満)

【桑原裕子 ホーム社アイズコミックス】

久しぶりに三国志本を。
朝香三国志のイラストを描いていた桑原さんの三国志。
朝香をコミック化したわけではありません。
「名軍師たちの物語」とう帯についつい惹かれ。

郭嘉、陸遜、姜維の短編。
まー・・・・・話のつくりはうまくないです。
どうせなら三国志かじってない人にはわからなくてもいい、というくらいの気持ちで。
いやわからなくても面白くなるように描いてくれればいいのに、どっちつかずでした。

キャラデザインが真三国無双シリーズっぽい人々多数。
それは仕方ないのかなぁ。
私は魯粛の話が読みたかった。もしくは諸葛兄。もしくは徐庶。

+++++++++
【空知英秋 集英社ジャンプコミックス】

売れ筋は一通り目を通しておきたい性分。
『デスノート』はジャンプじゃなきゃできないよなーと思いましたが、これはこれで違う意味で非常にジャンプ的ですね。
向こう三回分くらいしかシナリオ考えていませんという感じが。
いつでも打ち切り来いコノヤローみたいな、潔さを感じます。
面白いかと言われればかなり微妙なのですが、漫画を通じて見える作家の「だって担当が・・・」という意見が透けて見える感じが哀愁です。
なんかこう、ジャンプはやっぱりジャンプなんだなぁと言う感じです。

「新撰組ブームにのっかれ!」と言われたという告発はナイスです。
言われなくともみんなそうだとわかっていますけど、あえて言ったところにキラリと光るものが・・・見えたり見えなかったり。

作者は非常に北海道出身のような気配を感じるのですがどうでしょうか。
あ、空知って空知地方?

とりあえず定春が可愛いのでよしとしますか。
あ、でも銀さんは天パではない。あれはくせっ毛程度だ。



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