両方再演だから作品は間違いないし、みんな上手いし、良作なのはわかっているので逆に特に期待せずに観に行った。
A席だった。メインホールの2階といえば見えないという印象が刷り込まれ過ぎていて、それもあって期待せずに観に行った。
でも比較的好条件が揃っていてよく見えたよ…。いつ見てもあのシャンデリアは不要。

メインホールで観るのが、物凄く久しぶりだった。本当にいつ振りかわからなかった。
考えてみたら、雪組の「琥珀色〜」だった。調べたら2017年秋だったので。
最後に来たのが宙なら「バレンシアの熱い花」、月なら「激情」ですわ。
DCは年に一度は来てるのにね。メインホール公演ってトップが好きじゃないと来ないんだよな。
ちなみに琥珀色の時もA席だった。あの時はあまり周囲は干渉しなかったけれど、7列（一番後ろ）はマジで遠かった。

おもしろかった。みんな上手いし。れいこはきれい。
あーいううみちゃん、いいよね。うちの母も「うみちゃんは英国情報部員の役が上手い」というこれ含めて2作しかやってない役柄について褒めてくる。
BJ先生は物凄く偉そうで誰にでも高圧的に説教するのがれいこに合ってたし、それに一切ひるまずに自分の人生を生きてるみんなも合ってた。力関係が非常に均等。
ラッチマンとギャツビーに続く他人の話聞かない強情男シリーズ…ひどいくくりなのはわかっているけれど、こういう変にまっすぐな役多いよね。

芝居は、特にゆいちゃんがよかった。
ゆいちゃんは、グランドホテルの新公で出てきた頃とかは別に好きじゃなかったんだけれど、学年上がるにつれて役の幅がものすごく広がってどんどん好きになった。場数踏んだだけちゃんと上手くなるタイプの人。あんなゆるーいいかにも娘役のおっとりした顔なのに、やんちゃ坊主も美少年もマダムもやれて今回がこれ。
なんというか、じゅりが女になったタイミングで代わりにちょっと格下げされてなかったことにされそうになったのを実力で回避した感が私にはある。今回もちゃんとスターの並びだったよ。

あと、いちきかけるくん。
注目して見てた。というか、あれは誰でも気になるよね。
律儀にこなしてるけれど全然自分を出せてない余裕がないね…と思ってたら、まだ研2だった。初詣ポスターは今年だったか。そりゃ余裕もないわ。それで自分出してたら怖い方の人材だわな。
かせきょより下って。月組は、ここまで若い男役に抜擢ってしてこなかった気がする。知らんだけで、小劇場だとこんなもんなのかな。

ショーは、おだちんが完全にちなっちゃんの下位互換で怖かった。早くトップにしないと飽きられちゃう問題を母が唱え始めてる。
中詰めが大きく変わってて、マイウェイは円盤化できないからやめたのかな。男役と娘役に分かれたりして、より宝塚らしくなってたと思う。
またみんなで合唱するんだけれど、じゅりがうみちゃんの真後ろにいてその歌い方がほぼ娘役のそれではないテンションだったのでちょっと浮いてた…。笑
もう男役の引き出しを開けっぱなしでいくのかな。私はいいと思う。
ナウオンで、れいこが「じゅりとはるが率いる男役たちの場面」って言ってて、あれっじゅり男役にカウントされた？？って不思議がっていたら、ちゃんと女役だったけれど率いてた。

ご当地出身者挨拶が、物凄く長かった。
全員（りりちゃんだけ放棄してた）が一つネタをして笑いを取って、それにるうさんがコメントするという。あれ5公演とも違うことやってるのは凄いね。
全ツーが久しぶりだから気合が入っているのか、もしかして最近の全ツーはこれが当たり前とか…？私が5年振りだったので全ツー。

他の好きな子たち（うーちゃんかのんらんぜるおりあ）はみんなDCの方に出てるので。あっちも楽しみ。