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やすみ日記
梅子
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2008年02月01日(金)
「美しいこと(下)」(木原音瀬)

(上)の感想はこちら
読み応えがあって、面白かったんですが、ハッピーエンドなのに釈然としない。
廣末、無神経すぎ!! 松岡は、本当に廣末なんかでいいの? 善人のようで鈍感で無神経な人って、たちが悪い。こんな駄目な攻、初めて見ました。
好かれてることにあぐらをかき、期待させるだけさせたあげく、松岡を振り、拒絶されると惜しくなって追いすがる、の繰り返し。要所要所で失言を繰り返し、最後の最後に「前って、誰と?」って。廣末、お前じゃー!! 待ち望んだことなのに、信じられず、怖くて逃げようとしている松岡が不憫でなりません。誕生日の時の、松岡の様子が嬉しそうなだけに(イラストが可愛い)、廣末の適当っぷりが泣けました。
廣末は、松岡の気をひこうとする行動もいちいち子供みたいだし(転んだり、新幹線に無理矢理乗せたり、コンビニ前で酔いつぶれたり)、リストラされて無職のままで、いいところはあったのか……。
でも、新幹線の場面は好きです。松岡の靴が片方脱げたのを見て、「初めて会った時も…」と、廣末の中で、葉子と松岡がつながるところが。この人は、本当に松岡を認めて受け入れたんだなと思えて。

次の刊行予定は「NowHere」なんですね。前に、同人誌で読みました。高年齢オヤジ受(45歳くらいだっけ)の話ですね。同人誌では他に、「Soda fountain」収録の「よるをわたる月の船」がすごく気になってます。続きでないのかな。



2008年01月31日(木)
更新

裏の「結婚なんてしたくない」3を更新しました。最終話です。お待たせして、申し訳ありません。

RADWIMPSの新曲「オーダーメイド」良いですね。歌詞が好きです。
「僕に大切な人ができて そっと抱きしめる時初めて 二つの鼓動がちゃんと 胸の両側でなるのがわかるように」というところが。

JOYSOUNDに、倉橋ヨエコさんが9曲入ったんですね。歌いに行きたい! ANATAKIKOUも、「はさまれてピクルス」と「オキシライド乾電池の歌」が入ってる(笑)。




2008年01月25日(金)
[シャンバラを征く者」

遅ればせながら、鋼の錬金術師・劇場版「シャンバラを征く者」を見ました。
先日テレビでやってたのを録画していたのを、ようやく。結構面白かったです。
テレビシリーズ、最後の方飛び飛びで見てたので、話がよく分かってないんですが。エドが、アルを助けるために練成した結果、エドが現実世界(戦前ドイツ)に飛ばされ、錬金術世界に残ったアルは、肉体を取り戻したが、記憶喪失に。エドは、科学の発達した現実世界で、アルそっくりのハイデリヒと暮らしながら、元の世界に戻る手だてを探している…という話だったんですね。
話は、ちょっと強引でしたが、兄弟愛が堪能できて楽しかったです(笑)アルが、現実世界でエドと再会した時、鎧姿で「兄さん兄さん!!」と、力任せにエドを抱きしめるところとか。錬金術世界にエドが戻ったときも、真っ先に駆けつけるのは、アルの方が良かったなー。エドが戻るために尽力したのは、ウィンリィじゃなくてアルだし(ウィンリィファンの方ごめんなさい)。
ハイデリヒが切なくて、胸きゅんでした。エドが「アルに会ったんだ! 向こうの世界に帰れるかも」と言ったとき、淋しそうに目をふせるところとか。エドに「(戦争に利用されるような)ロケット作りなんてやめろ!」と言われながら、病気をおして開発を続けてたのは、エドを元の世界に戻すためだったとか。泣ける。別れ際に「僕は、(エドの)夢の中の人間じゃない。生きてるんだ」と、エドに告げるところが切ないです。
ノ−アが、トゥーレ協会に協力した理由は、説得力なかった。ジプシーの描写が軽いと思いました。「自分の国が欲しかった」って、それだけのために錬金術世界への扉開ける? トゥーレ協会、向こうに軍隊送り込もうとしてるのに? 上手く心理描写すれば納得いったと思うけど、唐突すぎでした。
エッカルトも、「錬金術世界は異質で恐ろしいから破壊する」って、唐突だな…。扉を開けなければいいだけの話なのに。それに、最初は、ナチスに協力するための兵力が欲しかったんじゃなかったでしたっけ? 破壊してどうするんだ。
エドが飛行機を切断して「向こうの世界に戻る」と言い、アルが「兄さん!」と叫ぶシーンは、少しホロっとしました。
安易に人が死に過ぎなのと、テーマをエピソードでなく、セリフで説明しているのが、残念でした。
           ◇
Lマガジンに「アメリカン・ギャングスター」が2Pに渡って載ってました。見たかったー。
試写会の券を持ってたんですが、急に、応募していた会社から課題が出まして、行けなかったんです。そして、そこは落ちました(--;



2008年01月18日(金)
金刀比羅宮 書院の美

少し前になりますが、14〜15日、金比羅さんに行ってきました。
青春18切符を使って、京都から4時間半。JR琴平駅は、大正時代のレトロな建物でした。街並みも、古い建物ばかりで懐かしい感じ。

旧金毘羅大芝居(金丸座)へ向かいました。
金丸座は、江戸時代に建てられた芝居小屋です。ガイドさんが説明してくれたので、面白かった。奈落の、舞台を動かす仕掛けも見れました。階段が急で狭いので、大道具さんとか、大変だったろうな。

次に金比羅宮へ。大通りから階段まで人でにぎわってました。「金刀比羅宮 書院の美」展が見たくて来たのですが、券は、一枚買うと、会期中ずっと使えるそうです。この日は宝物殿のみ見ました。蘆雪の鯉が良かったです。

翌日は、8時半のオープンと同時に、金比羅宮へ。ほとんど人が居ませんでした。高橋由一館へ。良かったです。
次に書院へ。足が寒かった〜。靴下二重履きにすれば良かったですね。建物も絵も良かったです。若冲の花丸図は、襖二枚だけ、近くで見られるんですが、あとは壁なので、少し離れたところからしか見られません。
http://www.konpira.or.jp/museum/oku_shoin/index.html
巡回展では、襖2枚のみ巡回するそうです。となりで鑑賞していた男性が、教えてくれました。壁の絵はここでしか見られないので、東京から来られたそうです。オペラグラスも準備してはって、準備いいなーと感心。
本宮へお参りへ。ここまで700段くらいです。思ったほどは、しんどくなかった。
金比羅宮内のカフェでお茶して帰りました。窓から木々が見えて、気持ちよかったです。

琴電に乗って高松へ。栗林公園を散策しました。広い! 松が立派。美しい日本庭園で、着物の似合いそうな場所ですね。
30年ほど前、この近くに住んでいたので(赤ん坊だったので記憶にはないですが)、一緒に来ていた母が、昔の家のあたりに行ってみよう! と辺りを探索。街並みはすっかり変わっていたのですが、公園や神社は懐かしい様子。ヘトヘトになってJRに乗り、帰宅。帰りも接続が良くって、楽に帰れました。



2008年01月17日(木)
「エンドロールまであと、」壁井ユカコ

「エンドロールまであと、」(壁井ユカコ)を読みました。
ルルル文庫版は可愛いらしい表紙だったので、軽い話かと思いましたが、思ったより真面目な青春モノでした。
単行本版を読んだので、書き下ろしが後味良くて、本編の悲しさが少しだけ緩和されました。十代の子が読むより、大人が読んだ方が共感できるかもしれません。何でもない、みんなでいる日常が、過ぎていくのを惜しむ気持ちとか。きらきらした小説でした。



2007年12月30日(日)
ご挨拶

今年、サイトに訪れてくださった皆様、ありがとうございました。
来年が、皆様にとって良い年でありますように。良いお年をお過ごし下さい。



2007年12月27日(木)
美容院

美容院に行ってきました。
「どんなマンガを読んでるの?」と訊かれ、一瞬迷った末、ハチクロ、のだめと答えました。おたくなので、どの程度ならマニアックすぎず、話を合わせられるのか、悩みますね(^^;
が、美容師さん(30代・女性)が、「『おおきく振りかぶって』が好きで、甲子園も見ました」と言わはって、おおっと思いました。
店長さん(男性・40代)にも、「最近面白いマンガは?」と訊かれたので、「寄生獣を描いてる人の、ヒストリエというマンガ」と答えると、「寄生獣を知ってる女の子、初めて見た!」とビックリされました(^^; ついでに、「よしながふみの「大奥」が面白いです」と言って、あらすじを説明すると、爆笑されました。いや、真剣な話なんですよ(笑)
縮毛矯正は時間がかかるんですが、退屈しなかったです。



2007年12月24日(月)
幻月楼奇譚

「幻月楼奇譚」1、2巻(今市子)を読みました。
昭和初期の妖怪事件物(?)で、百鬼夜行抄っぽくて面白いです。日本情緒たっぷりの絵が美しい。ただ、私は飲み込みが悪いので、一読しただけでは、人間関係が複雑で、オチがよく分からない…。短いページに、よくこんだけの内容詰め込めるなぁ。凄い。



2007年12月23日(日)

一家中の年賀状を刷り終わりました。全部で100枚くらい。自分の分は10枚ほどです。今年、プリンターを新調したので、作業はスムーズです。
妹は、大晦日に家に来るつもりらしいです。「おせち余るやろ? 貰って帰るわ」と電話で言っていたのですが、余らんわ!!(笑)



2007年12月20日(木)
「魍魎の匣」試写会

「魍魎の匣」の試写会に行ってきました。
笑いました。キャラもトリックも、原作と全然違う! トンチキという意味では面白かったです。
黒木瞳は無駄に見せ場ありすぎですね。キャラが、全員イメージと違う。関口くん(椎名桔平)、敦子ちゃんは結構いいなと思いました。京極堂はうんちくがないと普通の人です(笑)
原作と全然違っても、笑えるなら良い、という心の広い方にはおすすめです。原作未読の方は、高速展開過ぎて、話が分からないかもしれません(^^;
あまりにも違いすぎたので、終演後、ふゆさんと首をひねってました。原作読み返そうかと思います。
ネタバレ密室から加菜子ちゃんが消えて…というメイントリックが無かったことになってました。
頼子ちゃんの動機も、あっさり自分で答えてるし。原作では、京極堂が「動機なんてないんだ」と長々と解説するところ。
久保の動機が、原作では「箱詰めの加菜子ちゃんを見たこと」なんですが、映画では戦争体験になってる。しかも、話のメインが、木場じゃなくてエノさん。
木場が、研究所で発砲した理由も謎。なぜ、みんなで研究所に行くのかも謎。
京極堂と関口くんのやりとりは面白かったです。階段での会話とか、鎖ぶら下がりシーンとか。
エノさんが木場に「木場木場木場木場…」と電話するのも面白い。