ぐっどないとみゅうじっく
もくじきのうつぎの日社会の窓

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2002年09月30日(月) もう!!

 日記を書こうとしたらエクセル関係が全部開かず、しかも控えがあったフロッピーも何故か反応すらしない…。どうなっとんじゃい、このパソコンは!!
 何もかもが厭になり不貞寝をしようと思ったけど、その前に自然に寝てました。寝る子は育ちます。結局『人間講座』〜野坂昭如終戦日記を読む〜は殆ど見逃したなぁ…。再放送待つか。では、2度寝に入ります。おやすみ。

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2002年09月29日(日) 推定エルボー40発!!

 今日はこんなに天気がよくなるなら、洗濯物干せばよかった。日曜だけどめずらしく仕事だったので、布団も干せなかった。
ただでさえこの部屋はジメジメとしやすいと言うのに。しようがないので帰って来て、急いで洗濯して干したら雨がぽつぽつと…。僕の人生こんなもんだ。

 プロレス『NOAH』高山vs三沢戦を観ている。故ジャイアント馬場から引き継いだこのスタイルは地味だが、どの団体よりも技が重く、観ているだけでかなり痛そうだ。必ずメインの試合は長時間にもつれ、お互いフラフラになって試合が決まる。
 今回はベルトをかけてのタイトルマッチ。三沢はこの試合に負けたら、タッグ、シングルのベルト挑戦を今後しないという賭けに出た。それだけ自分を追いこんでの試合。三沢のエルボーが何度も高山の顔面を捉える。顔が変形しかかっている。それに負けじと高山も膝を三沢の腹に御見舞する。推定40発以上のエルボーを出し、三沢は高山をマットに沈めた。
 試合後、高山は救急車で運ばれ、左肩の肩さ関節脱臼に加え、右眼窩(か)底骨折と診断され、今年は出場不可能。確かにPRIDE、新日とでずっぱりだったもんなぁ。ただのヒール役だった高山が今年、こんなにも活躍するとは誰が思っただろうか。勿論僕も思わなかった。先日のPRIDEでのドン・フライとのただ殴るだけの試合も凄まじかった。来年、年明けの新日に乞うご期待!

…と、こんなに語っているのだが実は未だプロレスを生で観たことがない。しかし、ついに来月それが叶うことになったのだ!

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2002年09月27日(金) 男の子の一番大切なもの

 夕べはバヤヂと呑み。前々から呑もうとは言っていたのだけど、なかなか実現せず逢うのも久しぶりだった。新宿のタイ料理屋でしばし腹ごしらえ。後からどんどん辛さが利いて来て、甘い後味のタイビールも味が分からなくなるくらい。でも、美味しかったな。僕は僕で楽しかったのだけど、ちょっと仕事で疲れてしまっていて思うように喋れず、彼女にも悪いことしたかなぁと思う。それでも音楽談義は続き、終電で何とか帰宅。今朝はお腹をちょっと下し、昨日の辛さをお尻からも味わう事になる…。

「2年待って、わたしを信じて」とあなたは言った
必ず僕のもとに戻ると
でも、もう13年も待っている…

 夜に夕飯(豚肉野菜炒めに韓国の味噌風焼肉のタレ)を食べながら『真珠夫人 完結版』を観る。流石に話題になったメロドラマ。かつて結婚するはずだった男は女を待ち続けた。女も男を待ち続けた。その中で男を想いながらも結ばれず、色んな障害の乗り越え純潔を守り通した女を描く。何となく観ていたのだけど、夫の心変わりを知った妻が「冷めたコロッケです」と出されたタワシには声を出して笑った。出来るなら口に含んで「痛っ、何だこれは?」くらいやって欲しかった。それと妙に台詞がハキハキしすぎる子役はどうしても馴染めない。『北の国から』がああでなくて本当に良かった…。
 しかし主題は純潔=処女だけなのか!?本人同士だけならまだしも、周りもそのことを知っていたりするから可笑しなもんだ。山口百恵が「女の娘の一番大切なものをあげるわ」と唄ったが、それは処女ではない。聴く者はどう思ったが知らないが、少なくとも本人は「こころ」と思いながら唄っていたはず。

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購入CD
■小島麻由美『愛しのキッズ』…表題曲も勿論良いのだけど、2曲目の『恋はサイケデリック』の「うぅっ」には降参。この一言だけでも誰にも真似できるもんじゃありません。しかし、見事に作風変わらないなぁ。
■岡村靖幸と石野卓球『come baby』…ここ最近ないくらい岡村ちゃんがノリノリ。曲(卓球)は至ってシンプルなのだけど、いやらしさが溢れ出している。復活も近いのか!?
■曽我部恵一『曽我部恵一』…不幸者には眩しいくらいに幸せに溢れている唄たちなのだけど、聴いていて残る物がない。聴き込むとまた違ってくるのかな。
■中村一義『100s』…宅録から離れ、バンド100式での作品。本人は楽しそうなのだけど、やはり混沌として迷っているのが滲み出ている方が彼の場合は好き。同上な部分も多い。
■イースタンユース『世界は割れ響く耳鳴りのようだ』…上2つとは全く異なるほど、ひしひしと厳しさが伝わってくる。それは爆音の所為では決してない。塞いでも聞こえて来る耳鳴りにキリキリと歯軋りしながら生活している姿が唄から垣間見れる。


2002年09月25日(水) 「NO」と言えるふたり

 夕方から堀口尚子ちゃんの個展『色彩彩』@キッチンソルトへ。矢ちゃんと合流して、蔵前へ。ここへ来るのは高校以来。僕の高校は両国にあり(今、相撲部屋を浮かべた奴は死刑)、たまに友達と遊ぶ時にこっちを利用していた。
 キッチンソルトの開店には少し早かったので、近くの古本屋へ。相変わらず矢ちゃんは小説、僕は漫画のコーナーへ。めぼしい本は見付からなかったのだけど、幾つか電車の時刻表が売っていた。しかも数年、もしくはそれ以上前の。これは果たして何に使うのだろう…。

 キッチンソルトへ入り、ホリナオちゃんの作品を観る。マスターによれば、売れ行きも好調らしい。僕は目のきつい女性よりも、目を閉じている彼女の作品が好き。作品を観て何時も思うのだが、額縁は要らない。それを取っ払って好きなだけ大きく、書く方が似合うのになぁと切に思う。そうすると、作品から彼女の顔も自然と浮かんでくるのだろうと思う。
 キッチンソルトは飲食店なので、幾つか食べ物を注文。つぶらな瞳の渋いマスターが黙々と料理を出してくれた。中でも僕はツナと明太子のクリームパスタがお気に入り。その他に食べたものも、どれも美味い。もっと人通りの多いところでやると、お客さんももっと入ってくるだろうにと余計な心配。でも実に勿体無い。
 かってな外見の判断だけで、寡黙だと思っていたマスターが食事中、それとなく話しかけてくる。僕らは今度のライブの話や音楽を話をしていて、それに乗ってきた。しかし、ノリにノリマスターが話す話す。昔、音楽をやっていたらしく、熱く語り出す。最近の音楽はあまり聴かないそうなのだが、マスター曰く「今日では音楽はもう出尽くしていて、オリジナル性がない」らしい。「そうでしょ?」と聞かれたけど、それに頷くならば僕らは音楽をやっている意味がない。それにはきちんと「NO」と言いたい。
 最近、初めてカラオケに行ったらしく「最初は頑なに拒否していたけど、意外と楽しいもんだ」と洩らしていた。こう言うタイプがどんどんはまっていくかも…。でも、客が煙草吸わないのに厨房で吸っちゃあダメよ。キッチンソルトは毎月展示も行っているらしい。蔵前に立ち寄った際には覗いてみるもの良いです。話好きな人は…。

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2002年09月23日(月) あるはずのない花の香り

9月にはキンモクセイが回想に乗ってやって来るから
少しだけ僕はうわついて 未知の記憶を待ってるんです
〜9月の確信犯 塚本晃〜

 通勤途中に電気街の入り口を歩いていると、どこからともなくキンモクセイの香り。見渡せど、そんな木は見当らない。気のせいだ。帰路の途中、駅を出たところでも同じようにキンモクセイの香り。あるはずのない花の香りを聞く。

 昨日、一昨日はずうっと呑んでいた。だらだらと呑むのは好きじゃないんだけど、気心が知れているひと達だと何しても楽しい。ただ、それぞれ眠くなるペース、呑みたくなるペースがバラバラ。僕はお腹いっぱいでビールが呑めれば、何でもいいのだ。

 戸棚のコップを取ろうとしたら、壁に引っ掛かっていたお玉に当り、それが落ちて無造作に置いてあった包丁に当り、床に落っこちた。その先には僕の足があったが、間一髪の所で刺さるのを免れた。世界の連鎖ってこういうものだろう。

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2002年09月21日(土) メガネ!メガネ!メガネ!

 先週の事だけど、『テレバイダー』(東京MXテレビ土曜22時)を観る。今週のTVBrosに載っていたののを覚えていて、何気なく観てみた。内容は生放送の報道番組。金剛寺武志というメガネの男が原稿を読んで行くのだけれど、まともなニュースは一切触れない。例えば先週の放送では「今年の世界のビールの消費量は7億キロリットル。それをお猪口で世界の人口にして分けると一人、約1100杯呑める!」…とかそんな内容ばっか。
 他には裏番組情報がニュース速報みたいに入る。「今夜の『夜もヒッパレ』は野球延長のため伸びたが、番組まではヒッパレませんでした」「フジテレビの映画『グリーンマイル』では死んだはずのネズミを蘇生。となりのとなりのチャンネル(4ch?12ch?)も蘇生できないのでしょうか」などの内容満載の1時間。何しろ生放送なのでテンポ感が面白い。録画でこう作りこんでいると、何でもない番組になってしまう。でも、民放進出はまず無理だな…。ケーブルテレビなどで、東京MXテレビが映る方は一度お試しあれ!

 もう一つメガネと言えばナンバーガール解散。中尾憲太郎(ベース)脱退のため。このバンドは4人以外に考えられないとのことで解散を決めたと。次々とメンバーを交代していくバンドが多い中で、潔い決断だと思う。そもそもバンドはそういう生き物な筈なのだ。偶然なんだけど、今朝『NUM-HEABYMETALLIC』を聴こうと探していたら、見当たらなかった。
 まさかと思うけど、先日くるりを脱退した森くん(ドラム)と組むとか!?…とするとギターは誰だろう。

 今日はこれから冴えないメンバー(内ふたりメガネ)で呑み会。どうなることやら。

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2002年09月19日(木) 無知も旨い〜野坂塾@新東京会館〜

 昨日は矢ちゃん野坂塾@新東京会館。予定より少し着いたので阿佐ヶ谷駅周辺を散策するのだが、お気に入りの古本屋や喫茶店を見付けられなくて残念。どなたか御存知の方いらっしゃいますか?
 早めに会場入りするものの、席はどんどん埋まり立ち見が出るほどに。普段はもっと少ないそうである。開演前、永六輔が前説含め場内整理。相撲で言う砂被りの席にたくさんの人を座らせて多くの人が観れるようにする。本当は会館側がやらなきゃいけないんだろうけど、きっとそれよりも圧倒的に上手い。さすがお寺の息子だけあって、坊さんの説法の様で話が上手い。おば様でなくとも話に惹きこまれてしまう。

 最初に松崎菊也(元ザ・ニュースペーパー)登場。北朝鮮の女性アナウンサー、永六輔などのものまねで会場を湧かす。徐々に永、野坂と加わり前日の訪朝の話に。戦時下の日本での朝鮮人が公立の学校に入れなかったり、学童疎開の対象にならなかったりと、ひどい差別されていたが分かる。しかし、それとは別に今回の拉致問題は責任を取ってもらうべきだと熱く語る。
 アメリカの新型のミサイルで『レッカウラン弾』というプルトニウムを含んだものがあり、従来の身体を突き抜けるものとは違い、身体の中に入り込む恐ろしいものがある。もちろん人体にかなりの悪影響が出て、枯葉剤と同じような症状が出てくると云う。それと含めるアメリカのイラク攻撃をとりあえず待てと『しばらく連』(小田真、小林よしのりなど参加)という会を野坂が立ち上げた。右も左もヤクザも全て、普段野坂といがみ合っているような人でさえも巻き込んで反対しようと言うのである。
 只、立ち上げたは良いが著名人以外の参加(署名など)の準備、これから具体的にどう動くのかが全く出来ていない。この詰めが甘いところを永に指摘される。でも、イラクが毒ガス兵器などで先制攻撃をしてきたら本当にどうするのでしょう…?

 最後に小林亜星登場。服部克久との裁判の話をする。一審では「この曲とこの曲は同じ曲である」と言うことで敗訴したが、二審では「この曲とこの曲は似ている箇所が多くある」で勝訴。依拠性(知らないで作ったか)が問題点だという。知らないで作った割りには偶然に重なった部分が多すぎ、Aメロ、Bメロ、サビとも偶然に重なる確立計算では京(億、兆のもっと上の位)になる。2小節くらいは同じ所があっても、全体が重なる場合はまずないのである。最近ではコンピューターでその確立を調べることも出来るそうだ。服部の言い分では「テレビは音をつけて観たことはない」と言うちょっと不自然な言葉も出たそうだ。何かと日本の裁判は和解に持って行く傾向があるらしいが、今回は初の著作権法のあり方を示した。そして外国の前例に非常に弱いらしい。今後、服部も上告するとのことで、最高裁ではどう判決が下るのだろうか。
 勝訴のお祝いに野坂が小林亜星の似顔絵をプレゼント。描かれた絵はなんとブルドック!でもすごく似てたなぁ〜。描いていると、どうしても似てしまうそうだ。ちなみに野坂は以前「徒に性欲を刺激した」とのことで国に訴えられ敗訴となったそうだ。「真面目にだったら良いのか!?」と怒っていた。
 あっと言う間の2時間で終了。と同時にお客はあっさり退場。おじ、おばさま達は席に座って見送るなんて悠長なことはしません。それと一緒になり帰る野坂や永も紛れると普通のおじいちゃん。矢ちゃんは憧れの野坂に近づくも話し掛けはせず、退場をそっと見守るだけ。う〜ん、こういう所はいつまで経っても乙女だねぇ。

 話をすると云うことは1を知っていて10を話すのではなく、10もしくは100を知っていて1を話す事だと実感する。おしゃべりが事を大袈裟に話すのはと訳が違う。ただ、これは4人の話のバトル。誰かが話している時でもタイミングを見計らって、自分に惹き込ませる戦いなのだ。それが非常に面白かった。これで2000円ポッキリとは格安だ。今後も予定が合う限り、まず行きたい。と言うか行く!!

 今日のタイトル『無知も旨い』は『むちもうまい』のドコモケータイ変換。一発変換どころか『蒙昧』と言う言葉は出てこなかった。まぁ、メールでそんな言葉やり取りしないから良いんだけどね。それにしてもこのケータイはちょっと漢字を知らなさ過ぎる。持ち主に似てくる…訳ないか。それに無知は旨くない。不味い。

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2002年09月17日(火) 塚本晃@下北沢Que、そしてますます広がるばかり…

 夜から塚本晃@下北沢Que。どの曲もそんじょそこいらじゃまず聴けないような唄ばかり。ライブだって良かった。只、絶対的な何かが足りない。大きな軸になるような唄がひとつ欲しい。『信じている』よりも壮大で『砂の煙突』よりスピード感に溢れ、『追悼』よりも重く、『暗闇のアドバルーン』よりも泣きたくなるような、そんな圧倒的な唄を。それは速さでも長さでもなく、もちろん言葉の数の多さでもない。
 もし、歌いたい唄がなければ、自分で唄を作る。唄うたいのはじまりに戻ればいい。自分の作った唄に力をもらうことだってあるかもしれない。それはきっと聴いた途端眩暈がし、卒倒してしまうような唄だろう。そしてそれに嫉妬を重ね、僕も発狂してまうような唄を紡ぎたい。

 例の件(昨日の日記参照)ますます広がるばかり。でも何の問題もない。問題があるとしたら、何で自分がこんなにも言及されなければいけないのか、自分の書いたものを客観的に読み直すことが出来ていないことに気が付いていていないことだろう。まぁ、もちろんそれが出来ていればこんなにも広がることもなかっただろうに。
 それにこの場に及んでアクセス数など気にしている模様。腹立たしい。僕がこう書けば「それはふざけて書いたんです」とでもまた言い訳するのだろうか。自分の中だけの基準で『原則と例外』を一般化し、そして何も言えなくなると「こんな大人にはなりたくない」。ああ、今度僕も使ってみようかしら。

 それにしても『それはただの気分さ』『遊覧船紀行』は非常に分かりやすい。母親が食べ物を1度口の中に入れ噛み砕き、食べやすい様にしてから子供に与えるような、そんな優しささえも見受けられる。しかもそれは離乳食のような不味さではなく、涎の滴るような絶品である。投げ出してはいけないが、適わないなと思う。

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2002年09月16日(月) 1周年

 夕べは従兄弟の結婚1周年の集まり。その前に約7年ぶりの細道を通り、20歳の頃通っていた専門学校へ。そうしたら移転してました!以前、日記にも「校舎を壊した」と書いたのだけど、移転しているとは…。経営大丈夫なのでしょうか?まぁ、それ程思い入れもないのだけれど。
 懐かしい道もかなり変わっていて、本当にこの道で良かったのかちょっと不安にもなるくらい。久しぶりに叔父や叔母(誕生日おめでとう)とも逢ったのだけど、元気そうで何より。「受け答えがちゃんと出来るようになった」だって。以前の僕は一体…。従兄弟の嫁さんに逢うのは初めてだったのだけど、家へ入る時表のドアが開かず、裏口から靴を持ってそうっと入ったらいきなり、ご対面してしまった。1歩間違えれば、まるで泥棒のようだったのですかさず名乗りました。
 皆が集まり近くの居酒屋へ。行く途中、日記を観ている従兄弟に「カレー作ってよ、もちろん裸にエプロンで」と言及され、困った。身内に観られているとちょっと恥かしい。やはり親戚が集まると先祖の話にもなる。祖父はお酒は全く呑めなかったのだけど、それは祖父の父(ひーおじいちゃん)や祖父を覗く子供全員が大酒のみで、それを見て嫌になったと言う。でも、それを聞いて一安心。「血筋だ」って言い張れば、幾ら呑んでもへっちゃらよ〜♪その他にも嬉しい報告など聞いて、楽しい宴になりました。帰り際、従兄弟が「今度、音楽の話でも」と名残惜しそうに見送ってくれたのは、嬉しかったな。本当に今度は一晩中でも呑もう!そして、おめでとう。

 14日の日記がいつもよりカウンター数が多かったので、アクセスを辿ってみて驚き。『こんなこと』(9/12、15、16の日記参照)になってて、更に『ここ』(9/15分参照)になってて、最後に『ここ』(9/15分参照)へたどり着いた。そしてまた新たに『ここ』や『ここ』がありました。(オレンジ色字がリンクです)

 簡単に言うと、僕が吹っ掛けたケンカに色んな人が参入して来て、他でも盛り上がっていたのである。後者4サイトの書いてあることは充分理解できるし、勉強にもなったのだけど、残りひとつに対しては議論する気にもならない。勝手に人のサイトの文を引用したり、失礼なことがこちらにあったが、他のことでもう特に言いたい事はない。
 それとは別に僕が例えば国に対してものを言うには、知識がなさ過ぎるなぁと実感しました。物言いも曖昧でした。どうせ書くのなら、もっと突っ込んで書かなくては。勉強になりました。

…ってな訳でこの『気付かない細道』も無事1周年を迎えることが出来ました!ご愛読して頂いた方々、本当に有難う御座います。変な2年目の突入になりましたが、これからもよろしくお願いします。

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2002年09月14日(土) Nothing's gonna change my world

 案の定、9/11付けの色んな人の日記には「9.11」に付いて書かれている。もちろん僕のその内のひとり。アメリカについて、世界について、自分の身近な周りについてなどが書かれていた。中には。『ぼくの世界は2001年9月11日以降、なにも変わっちゃいない。変わったのは、「9.11」に亡くなった被害者と、その関係者、死んだ実行犯のテロリスト、彼らの世界だけだ。去年の今頃、バイクに乗っていて事故にあった。ぼくにとってはこっちのほうがよっぽど大事件だ』(9/12日記参照)というのもあった。こう言うのを読むと、ただの意見の相違かもしれないけれど「幼いなぁ」と思えてしまう。事件の大小に関わりなく、その影響は必ずしも自分の身近に起きている、またはこれから起きることになるはずなのに…。「例え何が起こっても、僕の内包的な世界は変わらない」とこの「ぼくの世界は2001年9月11日以降、なにも変わっちゃいない」では訳が違う。少なくとも前の意味で彼が書いたとは思えない。自分の中で変わっていくもの、すでに変わっているもの、これから変わりゆくものになることに気付いていないだけである。

 60,70年代安保、ヒッピー、フラワームーブメント。本気で国を世界を言葉や行動、音楽で変えようとしていた時代があった。結果、多くの人が口を揃えて「世界は変わらなかった」と言う。確かに望んだ世界には変えられなかったかもしれない。しかし、その微々たる変化が世界や僕らを少しずつ揺らし、動かしている。
 僕はひとりの唄うたいによって、唄を歌い始め人生が変わった。それでも何気ない君の寝言に、ねじ伏せられる時もある。何も変わっちゃいない、気付かないなんて言わせない。

 アメリカにはまだ嘘の正義だと分かりながらも国益を含んだもので対イラクを考える人も多いが、イラクは違う。子供を初めとする教育で、心から自分たちが正しいと信じているのだ。アメリカは悪だが、本当に恐いのはどちらの国だろう。

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2002年09月12日(木) カレーライスの男

 久しぶりに夕飯でカレーライスを作る。夏場は腐りやすいので、多く作っても日にち持たないけど、もう大丈夫だろう。そしてEE JAMPのソニンに対抗するがの如く、裸にエプロンで調理。しかし味に変化があるわけでもなく、肉に下味をつけるのを忘れたり、エリンギを入れ忘れたり、損することはあっても何も得することはなかった(それは格好以前の問題!?)。
 ましてやその格好をIショットで撮り、日記に載せた所で誰も喜ばないよなぁなんて思う夜でした。

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2002年09月11日(水) それは

それは影を宿した光のようなもの
それは光を放つ影のようなもの

 去年と全く同じように夜はテレビを点けっぱなしで、なるべく多くの報道番組を観た。世界貿易センタービル上階から熱さに耐え切れず飛び降り、地面に叩きつけられた人の音をはじめて聞く。何事にも例えられないような大きく、鈍い音が1階のロビーに響いていた。
 誤爆を受けたアフガンの人々でも生活の支援を受けるために、アメリカが憎いとは口に出さない。表面上だけならまだいいが「お金をくれるからアメリカ大好き!」と言っていた子供はどこまで本気なのか判らない。そして目の前で親を失った子供らがPTSD(岡田美里の比じゃない)にかかっている現実。アメリカは誤爆を認めず、180円(アフガンの1ヶ月の労働賃金)を投げつけただけ。
 今は『September,11』を観ている。同時多発テロを題材に世界各国の映画監督が11分9秒01('01.9.11の逆)で作ったオムニバス映画。どれもドキュメントタッチのようで、各々の視点から鋭く描かれている。どれもその目に映った真実。

 それにしても全てを正当化しようとするアメリカの正義はまるで僕のようだ。

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2002年09月10日(火) ただいま!

 無事、北海道から帰ってきました。と言ってもツアーだったから、おんぶに抱っこで何も心配することはなかったんだけどね。
 出発の朝、妹からの電話で起こされまず一言「今、どこ?家!?バカッ!!」。時計を見ると待ち合わせの時間から30分が過ぎている。遅刻した…。ケータイで目覚ましをかけたのだけど、マナーモードになっていた。慣れないものを使うこと云々より、自分のだらしなさに厭きれる。飛行機の時間には間に合うものの、その前に駅で待ち合わせした祖母には本当に申し訳ないことをした。
 高校の修学旅行以来、約10年ぶりの北の大地。バスガイドが可愛かった以外殆ど覚えてない。トラピスチヌ修道院、元町散策など幾つか周り、ここに来てからはじめての食事。カニの食べ放題。皆、終始無言で食べ続ける。肉などの脂っこい食べ放題と違い、さっぱりしてるので後で凭れないのが良い。(どうせ肉でも食い続けるだろ!?と思ったあなたはするどい)食後、函館山で夜景鑑賞。高校生の時には「たいしたことないな」と思っていたのだけど、今回はとても心に沁みました。やっと僕も妖怪を経て、人間の心を手に入れたようです。っちゅうか単純に歳取ったのかな?


この異なる並びが1日目の思ひ出。


 2日目は北海道昆布館(本当に昆布だけ!)、昭和新山など周る。昭和新山を舞台にした『火の山』という手塚治虫のマンガがあるのを思い出す。戦時中、私財を投げ打ち身を挺して、噴火の記録と山の保存に奔走する男の話。札幌へ到着後、夕飯は寿司とジンギスカンの食べ放題。幾らなんでも欲張りすぎた。


昭和新山で熊に遭遇…と話したら笑われた。


 3か目、いよいよ念願の富良野。その前にラベンダーなどの花が咲く、色彩の丘など花畑を巡る。北の国からで言えば、玲子(いしだあゆみ)が五郎と正式に離婚するために、純と蛍に逢いに来たシーンなどで出てきた。しかし、今年のラベンダーは咲くのがかなり早かったらしく、もうすでに次の苗が植えられていた。それでもかなり色とりどりの鮮やかな花が咲き誇る。
 昼食後、いよいよ麓郷の森へ。行く途中に中畑木材や今回出てきた雪子おばさんの家など車中から観る。ドラマ放送直後と言うこともあり、かなりの観光客で賑わっていた。間近で観れないのがとても歯がゆい。それ以外にも町全体どこか観たことある風景ばかりで、居るだけで心が踊る。麓郷の森はあの全焼したはずの丸太小屋がある。実はあれは別のものを燃やしていたのだ。中へ入ると思ったよりも狭く、左程使われた形跡もない。今までのスチール写真が多く展示してある。ここでの自由時間はわずか20分なのだけど、時間を忘れて観賞に浸る。
 もうひとつは『'87初恋』『'89帰郷』で出てきた丸太小屋後の家。脇に草が生えた小道を抜けると、ひっそりとしたあの家が見えた。屋根には純が作った風力発電の風車。こちらは中へ入ることが出来ず残念だったけど、外見だけでも充分に堪能できた。しかし、見学は子の2箇所だけでお終い。もの足りない!時間も場所も。せっかく富良野に来ていると言うのに…。五郎の石の家も近くのあるらしいのだが、そこは残念ながらコース外。可愛げのないヒゲ面の27歳のおっさんが駄々を捏ねたところで、バスが連れて行ってくれるはずがない。「またきっと戻ってくるからね」とまるでドラマの中に入り切ったように心の中で約束をし、名残惜しげにバスに戻り富良野を後にした。そしてこの旅は終りを告げた。
 『北の国から』の名所だけを巡るツアーもあるらしい。誰か一緒に行ってくれませんこと?


邦衛と夕食…したかった。


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2002年09月06日(金) もちろん観ました

 今日は夜から野坂昭如@スタジオWuu。いやぁ〜面白かった…と、色々書きたいのだけど明日からの北海道旅行のため、今日は早く寝ます。とか何とか言っちゃっていつも通りの時間(今、AM2:50)。もちろん『北の国から2002遺言』は帰ってから観ました。でも、それを忘れるくらい野坂ライブは本当に楽しい時間だったのです。それでは、行って来ます!そして、おやすみ。

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2002年09月05日(木) あと何日?

あと何日?あと何日?あと何日?

君に 会えるまで
君に 会えるまで

一日中 君のことばかり
一日中 君のことばかり
一日中 胸が切ない
一日中 指が切ない

ハイポジ『あと何日?』

 最近、フジテレビではオリンピック、はたまたワールドカップ開催かのように「『北の国から〜遺言〜』あと○日」とCMが放送されている。その度「あ〜あ〜あああああ〜」と例のさだの唄声が流れる。この曲はさだが倉本聰に呼び出され、1,2話分の放送を観せられた後「いいだろ?」と聞かれ「はい」と答えたら、「じゃあ、おまえ今すぐ曲作れ」と命じられたそうである。しかし「最初から歌詞なしで行くつもりだった」のと「あ〜あ〜あああああ〜」しか浮かばなかったとエピソードが2通りある。後者はネタのような気もするが、本当のような気もする。このどうでもいいようなことをフリークは気にしてしまうのである。実際昨日、スーパーの靴売り場で靴を何気なく見ていたら、五郎が形、柄に関係なく一番安い980円の靴を選んだことを思い出してしまう。でも隣に居た矢ちゃんも同じことを考えていた。うむ、だんだんはまって来ているな。感心、感心。
 今日観た『悪い奴ほどよく眠る』(1960年黒澤明)にも五郎(邦衛)がチョイ役で出演してた。ヒットマンなのだけど「○○だな?」と名前を確認している途中で人が来てしまって殺し損ね、負け犬のように逃げると言う情けない役。僕も今日は悪い奴だったので早く寝ます。おやすみ。

 東京電話からマイライン解約のお知らせ。例え100円単位でも、身に覚えのない支払いはしたくない。で、これって自動的に解約されてどうなるの?NTTになるだけかなぁ。

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2002年09月03日(火) 秘密

 ケータイ買っちゃった〜♪ドコモのD251i。以前使っていたのは、オオサンショウオかイリオモテヤマネコ並の天然記念物もののドコモのシティフォンだったから、かなり飛躍的な進歩を遂げた。この日記でたまに載るケータイ写真は矢ちゃんに撮ってもらってたもの(お世話になりました)。カメラ付きで色々迷っていたのだけど、機能的にこれに落ちついた。Iアプリがないからゲームは出来ないのだけど、まぁいいのさ。
 しかし、帰りの電車の中でいじっていると、夢中になり周りが見えなくなる。メールを見ながらにやけていたり、鞄が他人の邪魔になっているのに気が付かない奴にはならないように気を付けないとね。

あなた秘密があるのね
それわたしにください
わたしそれが欲しいんです
とても良いものに違いないと思うから

 昨日BSでやってた『わが青春に悔いなし』(監督:黒澤明1946年)を観る。上記のは原節子の台詞の一節。まるですぐ唄にでもなりそうな名台詞だ。幾つか観た小津映画での”あの原節子”とは全く異なり、どんどん観ているうちに普段の原節子もこんな感じだったんではないかと、錯覚してしまうほど惹き込まれた。
 多少音声の聴き取りづらい所はあるものの、充分今観ても面白い内容だった。しかし、ここ最近は毎日黒澤特集なのでビデオが溜まる溜まる…。今日は他に『新・巨人の星』と昨日の『濱マイク』を観ました(相変わらずTVっ子)。『濱マイク』は今までの中で一番良かったんじゃないかな。浅野くんもクールながら表情結構豊かだったし。

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2002年09月02日(月) つきぬけた〜ゆらゆら帝国/ミラクルヤング@新宿リキッドルーム〜

 夕べはゆらゆら帝国/ミラクルヤング@新宿リキッドルーム。夕方『Dynamite!』を観て猪木の登場に大笑いし、ホイスvs吉田戦の途中で家を少し早めに出た。一緒に観るはずだった矢ちゃんが急遽ライブに行けなくなった為、チケットを他の人に譲る。リキッド前で待ち合わせし、無事に渡すことが出来た。チケットを譲ったAちゃんはエゾロックも観たんだそうな。いいなぁ。

 開演前、物悲しげにニール・ヤングの『ハーヴェスト』がエンドレスで流れていた。誰の選曲?
 ゆらゆら帝国は一番手に登場。1曲目。遅目のカウントで始まったモロGS歌謡曲調の新曲。彼らの中でありそでなかった曲調。さほど激しい曲でもないのに、バスドラとベースの低音がかなり腹に響いてくるリキッドならでの音作り。この何の素材で出来ているか分からない、ぐわんぐわん揺れる床も独特のもの。曲が終わり「ども、こんばんは。ゆらゆら帝国です」と割りとまともに聴こえたMC。
 続くも新曲。まるで終わってしまう日曜日を惜しむような、8分の6のゆったりとした曲。まぁ、まずそんな歌詞でないことは確かなのだけど。よく聴こえなかったが夜空とか星とかそんな言葉を歌っていた。後奏部分では千代さんのベースがリードを取るように、かなり目立っていた。
 『男は不安定』。フジロックで聴いた時よりも更に手が施されていて、終始同じリズムの中でもちゃんと聴かせるところを持っている。ギターソロがこれ以上ないくらいコードから外れているのだが、これがまたはまり過ぎる。サビの語尾にディレイも掛かって、スピード感が増す。

 『午前3時のファズギター』。エゾロックの時には実際に夜中の3時に、この曲から始るニクい演出だったそうだ。手をバレリーナのように上に掲げ「うぎゃぁぁぁあああ」と雄叫びを挙げ、踊るように爆音のギターソロ。意外とこういうベタな入り方は珍しい。しかし今日はそれでも見事に魅せられる。微かにベースとドラムが聴こえていたのだけど、次第にそれも聴こえなくなってくる。ギターの音量が上がっている訳ではない。狂ったギターの音に耳が浸蝕されて行っただけ。終わると同時に客席から「わー」「きゃー」「すげぇぞ!」とかなりの歓声。異様なまでのステージ上のテンションに客がやっと追いついて来たようだ。
 その興奮を冷ますように『少年は夢の中』。以前よりも浮遊感が増したように思う。『新曲(「行くなら〜♪」)』での後半のノイズ部分ではお馴染み!?ペンギン歩きのままステージ袖に消えて行った慎太郎。戻ってきたかと思ったら、千代さんの方へ近づき方向転換をし、ステージ中央に後ろ向きでのペンギン歩き。どんどん芸が細かくなってきている…。これでしっかり元に戻れるのだから、どう言う頭になっているのか、一度解剖してみたい。

 しばしの沈黙。そして『すべるバー』。今日はライブが始まってから、ずっとこれが聴きたかった。「来いっ!」と念じていたら、本当に来た(笑)。人は予測を繰り返すことで、未来を予知できたりするらしい…本当か!?千代さんのベースもうねりを挙げ、イチローさんのドラムもそれに答えるように手数が多くなってきた。
 続いてスネア一発で『発光体』。ベースが更にうねりを増す。以前なら間を作るところでもベースがそれを全く無視したプレイ。だいたいパターンは決めてはいるものの、殆ど即興に近い演奏だと思う。更に間髪入れずに『つきぬけた』。正直、この辺から覚えていない。ラストに『グレープフルーツちょうだい』をやるまで何度も慎太郎がモニターを使ったり、助走を付けての大ジャンプをしたことや、千代さんの頭にライトが当りそれが花みたいで奇麗だったことや、途中ギターを逆さにステージに付けて廻したり、はたまた自分がその周りを廻ってみたり…と断片的に覚えているものの、どれで何をやったかの記憶がない。とにかく凄まじかったことだけは覚えている。そして「どぉも」と言葉を残し、ギターを持ったまま去っていた。アンコールは勿論ないのだが、誰もが皆満足げな表情だった。

 今まで観たゆら帝ライブの中でも1、2位を争うほどの濃い内容だったと思う。まるで先日のエゾロックでの仕返しを果たすように、やること成すこと全てがはまっていて、多少ベタ的な部分もすべてOKだった。「け、だ、い、た、け、ぬ、き、つ」と歌っていてた3人が本当につきぬけてしまったライブだった。
 11月に発売されると言う限定シングル『凍ったギフト/貫通』はこれらの新曲のどれかなのか、それでもないのか。しばらくライブの予定がないだけに楽しみだ。

 ミラクルヤングはどうもリズムが単調で物足りなかった。町田康の唄だって面白い言葉を歌っているはずなのだけど、殆ど聴き取れない。佐藤タイジが好きなだけに残念だった。

ゆらゆら帝国セットリスト

1.新曲
2.新曲
3.男は不安定
4.午前3時のファズギター
5.少年は夢の中
6.針
7.新曲(「行くなら〜♪」)
8.すべるバー
9.発光体
10.つきぬけた
11.グレープフルーツちょうだい

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臨月 エイジ |お便り気付かない細道へ向かえ旧ぐっどないみゅうじっく

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