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みんみん



 野菜を描く

父の誕生日。Googleのトップページに7個のケーキが描かれていて、あらここでもお祝いしてくれているのかしらと思ったが、違った(あたりまえ)。
ちょっと思うところがあり、きちんと贈り物をしたいと思っていた。そのわりに準備がいまひとつであった。買い物は好きな店でしたい。
とりあえず、父の好きなカレーせんべいを買い、パッケージに直接お誕生日メッセージを書いておくり、ひとまずつなぎとすることにした。小学生だってもっとまともなプレゼントをするだろう、という代物である。

まず、お誕生日おめでとう云々の一文をしたためた。
次に、文字だけではさみしいような気がしたので、お花を描くことにした。ついでに、とらねこの絵も描いてみた。
そして父といえば畑、と思い立ち、大根を描いた。まず根っこ部分を描き、上に葉っぱをくっつけた。のだが、根っこはともかく、葉っぱがなかなか難しい。なんといっても、黒いサインペン一色で全てを表現しなくてはならない。日常には、色でごまかされている部分がきっと多くあるだろうと思った(大げさ)。葉っぱのはずが細いわかめがくっついているみたいに見える。もっと、ギザギザと、豊かに茂る葉っぱを表現したい。
葉っぱはあきらめて、根っこ方面を充実させることにした。短所を克服するのではなく、長所(かどうかはわからねど)を伸ばす作戦だ。根っこに短いひげを生やしてみたら、なんとなくそれらしくなった。
畑を愛する父だから、大根以外にももっと何か野菜を描こうと思った。せっかくだから季節感あふれるものがいい。というわけでさつまいもを描くことにした。さつまいもなら簡単だ。ややカーブしたアーモンド形を描く。そして、何といっても欠かせないのはひげ。
……なんだか、大根の根っこ部分と同じ質感だ。
墓穴を掘らないようにこれでやめる。

毎週、生協に食品をお願いしているのだが、りー氏にもチラシを見せて、食べたいものの絵を描かせている。絵で注文の意志は表明されるのだ。
それで今回、改めて自ら食べ物の絵を描いてみた結果、あの方はやはりなんだかんだ言ってかなり絵がうまいということがわかった。むかつく。

2005年09月27日(火)



 買ったもの・買わなかったもの

昨日入手できなかったねこめしは、その後、隣町(ランド町)で買うことが出来た。
やっぱ楽天かなー、などと思いつつ検索していて良さそうなお店があったので見てみると、どうも県内の業者さんらしいことがわかった。早速問い合わせてみると直接販売にも応じてくださるとのことだったので、買いに行った次第。


ところで、昨日行ったペットショップでこんなものを売っていた。
グビー@グビー哺乳器本舗
http://www.rakuten.co.jp/dogandcat/515601/616864/
販売店のキャッチコピーによれば、

「犬、猫、小動物はもちろん、トラやヒョウの赤ちゃんにもお使いいただけます♪」

だそうである。トラやヒョウの赤ちゃんを育てることはないと思うが(たぶん)、ベストセラーで、なんだかすごくよく出来た商品らしい。
なぜ棚の片隅のこの商品に目がいったか。
Googleで見つけた箱の写真↓
http://pds.exblog.jp/pds/1/200507/21/11/d0067111_8571082.jpg
さまざまの新しげな商品にまざってひとつだけ時間が止まったみたいな、言ってしまえば売れ残りみたいな風情のパッケージ、及び、そのすてきなイラスト。
用途をダイレクトに示す明快な名前。
# もしかしたら何か別の語意があるのかも知れないけれど。>グビー
以上が理由である。すんでのところで衝動買いするところだった。
買えるお値段だからといって買うのはどうか、と今までの経験に基づいてやめたけれど。

富山に帰ってきたばかりの頃、猫の子を拾ったことがある。実家のすぐそばの駅(無人駅)にいた。
ある男の子の家の前に捨てられていたのだが、駅なら誰かがなんとかしてくれるんじゃないかと思って持ってきたらしい。今思えば本当に生まれたばっかりで、目も開いていなくて、ねずみの子みたいな、白が多めな三毛猫ちゃんだった。
猫紀元前だった私は自ら先を切り開く根性がなく(まだネットもやっておらず)、結局、高校時代のピアノの先生のお宅に預けてきた。その家には猫が十数匹いたので(今から思えばなんてうっとりする家だったんだろう)、なんとかしてもらえるのではないかと思ったのだ。なんといい加減なことか。
大泣きしたあげく(泣いて何か変わるもんじゃなし)、母に頼んで先生の家まで送ってもらった。父が作った野菜を手みやげに。
先生のお母様は「うまく育てられないかも知れないけど、それでもよければ」と言って預かってくださった。
その後どうなったかは知らない。知ったところでそれは猫の運命だけれど、連絡を取っていないところで全くだめである。

今ならもちろん他人にうっちゃったりはしないだろう(それはそれでナンギだけど)。そしたらすぐにグビーを買いに行くのだ。

買いたいような、買いたくないような。

2005年09月21日(水)



 ミケネコさん

とあるねこめしが気になり、地元のペットショップに売っていないか、探しに行った。
しかし(他のお店同様)犬用のはあるけれど猫用のはないようだ。む。
とりあえず目的とは別のねこめしの、小さめの袋をひとつ買うことにする。

そのお店では生体販売も行っている。
レジを待つ間、ガラス窓の向こうの犬猫たちを見た。猫は、アメリカンショートヘア、チンチラ、スコティッシュフォールドなどがいるようだ。値引きされているのを見るとなんだか心が痛む。
落ち着きがないわけではなく、みなひたすら眠っていたように見えたので、少しは心が安らぐ。

ふと見ると奥の方に大きな三毛猫が寝ていた。
あまり、ペットショップにはいないタイプの猫だと思う。もしかして、もしかして、と胸騒ぎがし、思わずお店の人に聞いてしまう。

あの、上の方にいる三毛さんは、どういう。

どういう、だったか、なんなんですか、だったか、聞き方は忘れたけれど、私が知る限り、あの立派な猫さんは、アメショーにもチンチラにもスコさんにも見えないのですが、むしろあの、そのへんにいたりするような(というのは、あれですけれど)、しかもあのでかさは、とても女の子とは思えないんですが、というニュアンスである。
最初、お店の人は私の質問の趣意がわからなかったようだ。一所懸命、「あの白い猫ですか?」などと答えてくれようとしていた。そりゃそうだろう。というのも、事の次第は「ああ、あの子は預かりものの日本猫(まあ、雑種でしょう)です」というわけだったので。
「もの」かい! と小さくツッコミを入れつつ、そっか、ちゃんとお家ががあるんだね、とそこで想像力たくましい、勝手な取り越し苦労は消えた。
それはそれは堂々とした三毛さんでありました。

どういうわけか(茶)トラ猫およびオス猫にもっぱら引きの強い私は、女の子猫と見ると、それだけでちょっと憧れてしまう。サビとか三毛なんて特に。
たぶん、私の知る女の子猫(さびことみけこ)がみなさん賢いせいもあろう。

# 遺伝の関係で、三毛猫とサビ猫(茶と黒の毛を両方持つ猫)というのは、メスということになっている。ごくごくまれにオスの三毛猫というのも生まれることはあるけれど、生殖能力がなかったりするらしい。

2005年09月20日(火)



 モア・ベター

のらりんさんのところで知った風太くんペーパークラフト
風太くんへの関心は人並みだけれど、ペーパークラフトは作ってみたいような。
猫ならまず作るだろう。

実家にも茶色いのがいるけれど、流行りはじめの頃、父が「うちのレッサー」と言っていた。あまりうれしかないよねえ。>のい
どうせならマッチ・ベターとでも呼ばれたい(モア・ベターとか。笑)。ただし、体重はこれ以上マッチにならないように。



ためしに、買った本や雑誌を記録してみようかという話をする(いや、どうなるかわからないけど)。

書店に、『CONFORT(コンフォルト)』『Studio Voice』『猫の手帖』を取りに行く。定期購読分。
前者2点は定期購読をやめる予定。『Studio Voice』は、以前の方が好みの特集が多かった。

『子供の科学』(誠文堂新光社)を立ち読み。
巻末綴じ込み附録に紙飛行機。誠文堂新光社といえば紙飛行機!

しかし、『子科』(って今でも言うのかな)の社会科版みたいなのって、ないのかな。
りー氏「それだ! それ」

『少年朝日年鑑』あたりがそれに相当するのだろうか。
「テレビがあるしね。『週刊こどもニュース』とか」
確かによく出来ているし。>NHK週刊こどもニュース

そんなことを思ったのは、四方田犬彦『見ることの塩−−パレスチナ・セルビア紀行−−』(作品社、2005)を読みながら、ええと、私のイスラエル・パレスチナ理解はこれでよかったか、と不安になったからなのだけれども。


選挙には行った(期日前投票)。
裁判官の国民審査も、資料を読んで。
人それぞれ、いろいろな考え方があると思うけれど、私は、自分がやらない(立候補しない)なら、理由のポジティブさ・ネガティブさは不問にして、とにかく、他の誰かに*投票*する、という立場である。

2005年09月13日(火)



 メール生活、その変遷(個人的な)

すごくだらだらしている。怠慢だ。


ふと思い立って昔のメールボックスをのぞいてみた。
メールアドレスを取得したのは1996年か1997年頃ではないかと思う。のぞいたのはNiftyManager時代の末期、家がふたつあった(ひとりの家と4人の家と)、だいたい1998年頃のメール。

受信ボックスのは、読むとてれくさい。
送信ボックスのは、いちいち長い。これは手紙を書く習慣があった(ある)からだと思う。
その節は、お送りくださいまして、また、長いのをお送りして(あるいは、お読み頂いて)失礼いたしました(ありがとうございました)。>該当者各位

ネットに移行して、Outlook時代のメールボックスというのもある。だいたい1年くらい使った。結婚するまで。
久しぶりに見たらどう思うだろう。

いまはBecky!を使っているが、先日、メーラー移行以後の送受信メール(約5年ぶん)が全て入っていたPCのハードディスクが「しもてかれた」(注)。いろいろのおめでとうとか、お疲れ様とか、そういうメールが飛んでいってしまった(嫌なメールというのもあったかも知れないが、そういうのはあんまり記憶に残らない)。
近年は別のPCでも作業をしていたので、それ以降の分については残っているものもある。しかし記念になるようなものが「しもてかれた」方にしか入っていなかったり。
って、そんなこと思い出すつもりはなかったのに。きー!(知人にサルベージをお願いしたのだが(以下略))


(注)しもてかれた:終(う)+て+行か+れ〔尊敬〕+た〔過去〕。
ついこの間伯父が携帯電話で「K子(伯母)がしもうた」と彼らの叔父に伝えているのを聞いたばかりだ。普通は尊敬語を伴う言い方だと思う。何か違和感がある。

2005年09月12日(月)
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