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みんみん



 ムズムズする

同じ作者の小説を2冊読んで、次の1冊に移ったら、なんだか様子が違う。
フォントが違うのだと気づいた。
最初に読んだ2冊は文藝春秋から出ていて、3冊目は集英社から出ている。確かに文藝春秋から出ている本のフォントって独特かも(知識がないので「独特」という言い方になってしまう)。集英社の方は、なんだか家でプリントアウトしたみたいな感じ。文藝春秋の本を2冊読んだ後ではすっきりしすぎているような気がする。目に。

面白いと思う作者に(おくればせながら)遭遇した、しかも装画が大島弓子だ、と、とても期待してページを開いただけに、拍子抜けというか、困惑した気持。
装幀は榎本了壱だけど、本文のフォントまで指定するものなんだろうか。ちょっと想像できないけど(と想像)。

と、ぶつぶつりー氏に言っていたら、「見せてみて」というので、見せてみた。
こんなフォントで(出版物としてしかるべきお金を取って)売ってるなんてちょっとあんまりじゃない?
「うん」
やっぱそう思うか。

最初に読んだ2冊は、長嶋有『猛スピードで母は』(2002)、同『タンノイのエジンバラ』(同)。ひっかかった1冊が『ジャージの二人』(2003)。フォントと内容はまた別。
この調子だと、今週中には現在4冊出ている長嶋氏の小説を全部読んでしまうだろう。もったいない。でも読みたい。

***

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ほんっとあたまにくるですよエロメール。


2005年01月30日(日)



 思い出であったりなかったりするマガジン

タイムスリップグリコ〈思い出のマガジン〉
そのラインナップ。

▼月刊平凡/1972年7月号/平凡出版(現マガジンハウス)
1971年生まれなのでこの号はもちろんリアルタイムではありませんが、子供の頃、歌番組全盛期を経験しておりますので、友人のを見せてもらったことはあります。特定のアイドルのファンであったというより、たしなみ(この言葉いいな)として、といったところでしょうか。
当時のヒットソングなんかも当然歌えます。たしなみにていどには。

▼POPEYE/1976年創刊号/平凡出版(現マガジンハウス)
高校の時分、Oliveを購読するかたわらチェックしていました。たまに購入。

▼少年画報/1965年1月号/少年画報社
ご縁がありませんでした。

▼CAR GRAPHIC/1976年2月号/二玄社
車雑誌の中では見るほうかも。
カーグラよりNAVIの方がより好み。

▼花とゆめ/1985年9月5日号/白泉社
イラスト描くのが上手な友達が買ってました。私は雑誌よりむしろ単行本化された作品で慣れ親しみました。
かくいう私はLaLa派でした(この後「ぶ〜け」への道をたどる)。

▼Olive/1985年1/3・18号/マガジンハウス
中学2年の冬くらいから大学に入るくらいまで毎号買っていました。
というわけで当然この号も覚えています&持っていました。

▼ARENA37℃/1983年5月号/音楽専科社
ありーなさーてぃせぶん、って読むんですよね確か。
音楽専科って別冊か何かでJAPANのマンガ出してたところ?

▼4年の学習/1977年12月号/学習研究社(学研)
購読者でした。
「科学」の方が附録が面白いのが難(科学雑誌だと「子供の科学」の方により親しみが)。

▼鉄道ファン/1984年4月号/交友社
ははは、りー氏が時々チェックしているようです。今。

これにシークレットバージョン(何だろう?)がつくそうです。

2005年01月24日(月)



 面白い小説/小説の面白さ

江國香織『東京タワー』、映画化されましたね。「王様のブランチ」で紹介していました。
いっとき、江國香織をまとめて読んでみた時期がありました。独特の比喩や表記(の、少し病んでいるような微細な感覚)には確かに魅力があるのかも知れない、と思いながら読みました。しかし『東京タワー』は、つまらなくて途中で放り出してしまったのでした。
しかもヒロインが黒木瞳。ある意味納得というか。
私は、黒木瞳という女優さんには色気と知性を感じません。その両方を感じさせる女優として人気があるようですけれども(お好きな方がいらっしゃったらすみません)、たまたま聞いた朝のラジオ番組(かつて担当していた)の話しぶりが「お口アングリ」@(c)田中康夫 でしたし。
もっとも、女優は素の人となりが魅力的である必要はないのかも知れませんし(もちろん反対に、魅力的でなければならないという考えもありましょう)、であればこそ、見事に女優であるとも言えるのかも知れません。

じゃあ誰がいいんだよ、と聞かれたら、麻生祐未などが好きです、と答えましょうかね。

どんな小説をつまらないと思うのか、面白いと思うのか、その理由について考えてみると面白いかも。
たぶん「東京タワー」は、ちょっとかっこよさげーな感じで読まれていたりするんだろうなあ、とか。
でも願望みたいなこと(恋愛とか)は、小説で読むんじゃなくて、まあありきたりな感慨ではありますが、実際にやった方がいいような気がするんですが。誰にも言わずに。我ながらミもフタもないことです。
(例えば、恋愛)小説の面白さというのは、自分もやってみたいけどやれないことをやってる主人公の物語、の中にあるとは限らない、と思うのです。

といった話と関連して、最近読んでおもしろかった本として、橋本治の短編小説集『蝶のゆくえ』(新潮社、2004)を挙げます。いろいろなところで話題になっているようですね。
ものすごく救いがないストーリー。でも、主人公に救いはある、そういう小説だと思います。

2005年01月15日(土)
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