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みんみん



 動物たち

仕事先のエレベーターの中でラット(の入ったケージをいくつも載せた台車を押した白衣の人)に遭遇した。ペットではなく実験用だが、普通あんまり会わないんじゃないかというような地点で会ったのでびっくりした。そもそもラットを見るのも初めてだったし。
ラットはけっこう大きかった。生まれたての子猫を「ねずみの子みたいに小さい」と言ったりしていたけど、ラットの大きさって2ヶ月くらいの子猫と変わらないんじゃないか。生まれたてだったら絶対ねずみに負けると思った。
実験のなごりか、腰のあたりに赤いぽっちが2つあった。君たちはこれからどこへ行くのか。


本日の雑誌。
現実逃避、もとい、自分を鼓舞ようシリーズ。
1.『Pooka』2003年03号(学習研究社)
# たぶん季刊の絵本雑誌。前号に引き続き購入。
2.『猫びより』(日本出版社)2003年夏号
# 『猫の手帖』が実用性に富んで雑多な楽しみのある雑誌だとしたら、こちらはすっきりときれいに読んだり眺めたりできる雑誌。このところ続けて購入。
3.『Esquire日本版』2003年8月号 特集「日本の美島へ、ハイダウェイ。」
# 『CREA Due TRAVELLER』(『CREA』の別冊)の最新号、スパリゾート特集もいいなと思ったけど、『Esquire』を見たらだんぜんこっちと思ってしまった。
今年の夏はばかんすっぽい旅行はしないと思うので、せめて眺めて目と心を楽しませよう。
というわけで沖縄部の皆様との旅、参加は来年以降になります。。。>Kさん

「なんか本増えとる」
と言いつつ「だらっぽーい」と言いつつ『猫びより』を手に取り眺めるりー氏。やっぱりな。
特集の「現代ハリガミ考」に紹介されていた(「探しています」貼り紙の中の)迷い猫たちは、その後ちゃんと家に帰ることができたんだろうか。気になる。


昨日の、大家さんちの納屋の猫、今日はいなかったらしい。
どこかで元気ならそれでいいんだよ。

2003年06月30日(月)



 梅の実 猫and/or大家さん

母が青梅を持ってきてくれた。
計ってみたら2.5kgくらいあった。先週はりー実家の梅を梅酒に漬けたが、それも同じくらいの量だった。昨年漬けた梅酒はまだ飲みきっていなくて(しかも去年は梅の実を買い足すなどして、やたらたくさん漬けてしまった)、だから大きな瓶が増えるばかりだ。
とりあえず手元にあった瓶にいっぱいいっぱい詰め込んで、1.5kgぶんを梅酒にした。残り1kgはどうしよう。梅酒にしてもいいが、梅シロップにしてもいい。どちらにしても瓶が足りないので、きれいに洗ってへたを取って冷蔵庫に入れた。


夕方。
縁側の窓を開け放っていたら、どこからか子猫の声が聞こえた。
声のする方に向かって歩いていったら、大家さんの家の納屋にたどりついた。下りているシャッターの向こうから声がする。
はてどうしたものか。
いったん家に戻って、りー氏と小会議をする。
どうしよう。大家さんに言ってみようか。
「でどうするっちゅーよ」
どうするって。
「毎年この季節になったら猫が増えていくってこと?」
それは・・・
猫に会えるのはうれしいけど、その猫がノラだとしたら増えるのはいいことではないだろう。
「あんたの好きなようにしられ(=しなさい)」

そして私は大家さんちに行った。
黒くてしっぽの長い猫が出入りしていたから、シャッターを開けておいたということだった。納屋の中にわらを積んだ場所があるらしく、そこで子を生んだのかも知れない。
大家さん(おばさんの方。昔、妹さんが猫好きだったらしく、家で飼っていたこともあるそうだが、おばさん@婿取り自身は動物が得意という風ではなさそうだった。特に犬は恐くて触れないそうだ)の口調からはすぐにどうこうされるということはないだろうと思ったが、一応、猫が好きなので声がするままに気になってきてみた、と言ってみた。

そんなわけで今日は猫の姿を確認してはいない。
また見せてあげるちゃ(=あげるね)、だって。
「どうせ忘れるとみた」
うちの大家さんはすごくゆるい人なのだ。富山風な言い方だと「らーく(楽)な人」と言おうか。店子としてはありがたい限り。
今日もじゃがいも1箱もらったし。

2003年06月29日(日)



 誕生日

今日は母の誕生日。おめでとう。
それからのいがひょっこりうちにやってきた日。だから私たちにとってはのいの誕生日でもある。
プレゼントとして猫草をたくさん持って行った。さっそくしゃくしゃく食べていた。



のいを獣医さんに連れて行った。
母の帰宅を待って2人で行くつもりだったのだけれど、急遽仕事が入ったとかで、私ひとりで連れて行った。お尻をこすりつけるようなしぐさが気になったのだ。

以下、食事中の方は失礼します。

ついでに検便もお願いした。虫さんの姿は確認されず。
1回だけの検便で虫の有無が完全に判断できるとは限らないけれど、2つある肛門線が両方とも少し腫れているのでそれが原因かも知れません、絞って(きゅーっとやってたまっている物を出して)おきましょう、と言われた。

猫のお尻の近くに「肛門線」というものがある。犬や猫の肛門の左右に2つの袋状のものが内蔵されている(ネット検索によれば、肛門線は人間にもあるらしいけどどんな形かは不明)。正常な状態ではその袋はぺったんこだ。しかし何らかの原因で細菌がたまり、うまく排出できないと袋は腫れてくるらしい。そんな状況に陥った猫はなんだかすっきりしないのでお尻をこすりつけてしまう、というわけである。
肛門線の腫れがひどくなると破裂してお尻に小さな穴があいてしまうこともあるという。こうなるとかなり痛いはずなんだけれど、人間と違って猫は痛くても言わないからわからない。
# まあ、のいの場合は暴れなかったら何かがおかしい、という判断基準がある。ばあちゃんパンツのゴム嚥下事件を思えば。

噛まれないよう、首の回りにカラーをつけて肛門を絞ってもらった。
のいは、ウゥーーー、と、何か尋常でない雰囲気を察して威嚇する。いつもの元気でのんきな生活の中ではあまり聞かない声だ(あ、甥っ子が来ると威嚇するな)。
肛門線の中にたまっていた排出物の匂いを私は嗅いでみた。別にこういうのが好きなわけではないけれど、こういうにおいなのだと覚えておいて下さい、と獣医さんに言われたので嗅いだ。便のにおいとはまた違った、いかにもお腹の中で発酵しましたというような、古漬けのようなマニアックなチーズのようなにおいがした。細菌感染はしていないようだったからそれは幸い。
犬や猫は肛門線のにおいでお互いを判別したりするらしいので、そういった意味でも日常的に大事な器官ではあるんだろう。

ところで、行ったのが週末の夕方ということもあってか、病院は比較的混んでいた。
いつもどちらかというと犬さんと会うことが多いのだけれど、今日は猫さんにも会った。他の犬猫さん家族とも初めてお話しする。
猫さん(アメリカンショートヘアー)の家族の方と、「うちもオス猫なんですよー」などと話をしているうちに、病状について聞かれた。
以下帰宅して後のりー氏との会話。

普通あんまり病院で人の病気について聞かないんじゃないかって気がするんだよねー。
「そういえばそうやな」
だって人間の場合だったらどうだろう? いや私は聞かれてもかまわないんだけど、聞かれたくない人もいるんじゃないかなーと思って。
「『いやーうちは急性肝炎なんですよー』とか」
あーうちは急性白血病なんですよー
「急性仲間ですねーハッハッハー」
とかいう話であんまり盛り上がりたくなくない? こんなこと言ってて本当にそんなになってしまったら嫌だから、冗談でもそんな会話をするのはやめよー。

というわけで話は終了。

ちなみにそのアメショー(省略形)猫ちゃんの家族の方は発情期のスプレーにお悩み中とのことだった。完全室内生活だが、手術をするのがかわいそうでのばしのばしにしているうちに発情してしまったとのこと。どっちがかわいそうなんだろうかという気もする。
まあそれはそれとして人様(他にも2、3人)と動物話をできたのはなかなか楽しかった。
皆さんにかわいいとか毛並みがきれい(実際、毛づくろいはまめにしているからね)をとかほめられて*私が*ほこらしげ。>猫ばか


そういえば今日のニュースで「セラピー犬」が市内の保育園児と交流をしたとの旨伝えていた。
セラピー犬を育成する団体があり、犬たちは人間を癒す(この言葉はやりすぎてどうにかならんものか)ための訓練を受けているらしい。人間に見捨てられた経験のある犬もいるとか。
セラピー犬じゃない犬、あるいはセラピー猫じゃない猫っていないと思うな。



肛門絞りおつかれさん、の意味をこめて、ヨーグルトを少しだけなめさせてやった。
病院で体重をはかったら5.78kgあった。やっぱりでかい。肛門線の腫れは運動不足や肥満気味の猫に多いということなので、注意しなくてはいけない。あまり太らせないようにして下さい、と先生にも言われたし(と、母にも伝えた)。
茶トラって巨大になるケースも少なくないらしい。
こないだ観た映画「ぼくんち」、猫婆と一緒にいた猫たちの中で、ひときわ大きかったのも茶トラだった。

みんな元気でいてください。

2003年06月27日(金)



 おつかい

昨夜は実家で晩ご飯を食べました。下の弟がはやい夏休みで帰省していたからです。
食卓に6脚の椅子が並びました。
のいは夜の9時頃になるともう眠いのですが、今日はどっかり座ってひと寝入り出来る椅子がどれもみんな占領されています。一瞬、私が席を立ったらその後に座っていました。
ちなみにのいの夜は早いですが、朝も早いです。4時半くらいにはもう両親の部屋の前で待機しているそうです。
週末は獣医さんに行く予定です。


さて、今日は、以下の品物を買ってくるよう、りー氏に頼まれていました。

1.ミネラルウォーター
2.地鉄バスチョロQ(観光バスバージョン)
3.プリティ

1はまあ、水です。たぶん家でいちばん消費されているソフトドリンクは水です。
ただの水道水をペットボトルに詰めて売るくらいに水がうまいとされている富山市に住んでいながら、お金を払って水を買うっていうのもどうかと思わなくはないですが、実際、うちの水はあんまりおいしくない。たぶん原因は水道局にはなく、家の設備の方にあるのだろうと想像しています。
もっともそれは実家と比較してであって、あくまで相対的な評価でしかありません。実家は井戸水なのだけれど、おいしいです。りー実家の水は飲んだことがないけれど、F町の水道かな。
これは買うのをうっかり忘れました。

2は地元の私鉄バスのチョロQで、路線バスに続くシリーズです。
11時頃、駅前の市内バス案内所に買いに行ったら、なんと窓口は昼食休憩中でした。10時40分から1時間ほどお休みなんだそうです。お昼休みにしてはものすごく早い。バスの朝は早い、バスの昼も早い、ということでしょうか。
そんなわけでこれは仕切り直し。

3については、むしろ婦女子の皆さんにはなじみのあるものかも知れません。不要な角質をクリームで包んでポロポロ落とします。季節柄か、昨日テレビで流れていたCMをみて、興味を持ったようでした。
これは近所のドラッグストアで買っておきました。

そして夜、早速プリティを試してみるりー氏。腕で試しています。ポロポロポロポロ・・・
ポロポロは別に身体のアカじゃないよ。
「つまらん」
そんなうまいこといかんよ(もしそうだったら恐いわ)。
「でもつるつるになったような気ぃする」
りー氏の場合は身づくろいというより遊びですね。

2003年06月26日(木)



 retrospective

高岡ピカデリーに「ぼくんち」を観に行く。どこかの媒体で紹介されていたのを見て、ちょっと観たいなと思って行った。
主演は観月ありさ。そのお母さんが鳳蘭。鳳蘭は初めての映画出演だそうな。
原作を読んだ人には物足りないということらしいが(某巨大掲示板の書き込みなどによれば)、最近観月ありさが気になっていたこともあり、なかなかいいんじゃないかと思った。鳳蘭も仰々しいんだけど(笑)存在感がある。舞台観てみたいなあ。妙に実験映画風な場面があったのはちょっとアレでしたが。
原作の西原理恵子本人もピンサロ嬢として出演(と、エンドロールで知った)。

ピカデリーには初めて行った。
これがなんというか古くさくて懐かしい。ロケーションも設備も。シネコン優勢な富山では、こんな映画館が却って新鮮だ。ここだけでしか観られない作品というのも上映している。それから成人映画も。
スタンプカードをもらった。5回行ったら1回タダで観られるらしい。○ーナーマイカルも1万5千円分の半券で1回タダ・サービスをやっているけれど、ピカデリーの方がお得だ。

R8を下りて、市内電車の線路沿いに車を走らせながら、昔、このへんを何度か電車に乗って行ったことを思い出した。大学の時の友達の実家があったりもして。
もうずいぶん時間が経った。

2003年06月25日(水)



 子供!

かつて第一子である私がいちばん嫌だったのは、大人の、「お姉ちゃんなんだからがまんしなさい」という類の言動だった。大人の見ていないところで弟たちは案外ずるかったりもし、私が必死に切り開いた道をいとも簡単に、しかも調子に乗りさえしながらスルーしていくことにしばしば腹立たしい思いをした。いつも、わかってほしい、真実を見てよ、という気持でいっぱいだった。

県立図書館で図書の検索をしていた。
検索端末は2種類あって、1つは古くからあるキーボード入力のもの、もう1つはタッチパネルorマウスで入力できるものである。キーボード入力の端末で私が検索していると、右隣りの端末でキーボードをたたきまくったあげくいつの間にか再起動しようとしている(もちろん本人は知るよしもなく)男の子がいた。たぶん保育園児くらい。キーボードが面白いらしくめちゃくちゃにカチャカチャとたたきまくっている。面白いのはわかるが、これはまずいんじゃないか。
あのね、きかいがこわれるから、やめようね。
と、見知らぬお姉ちゃん/おばちゃん(適当だと思う一方のみを選択して読み、他方は消去せよ)は言ってみた。
それでも男の子はモニターを見たままたたきまくっている。ちょっとピキピキッとなりつつ、堪えつつ。
このきかいね、いたずらするとこわれるの、だからやめようね。
ようやく男の子はコックリと頷いた。ああよかった。と思ったその矢先、モニタのスイッチを押した。
おんどりゃわれー、と思いつつ、左隣りでは別の男の子が、興味深げに拡大鏡を眺めている。
これなに? と尋ねるので、これは、ほんのじをおおきくしてよむためのきかいだよ。てれびみたいなところにおおきいじがうつるの、などとこたえた。自分で使ったことはないが、人が使っているのを見たことはあるので、そんなに妙な説明でもないだろう。彼もいじりたいようだったが、こちらは電源が入っていないので実害はなさそうだ。
しかしそのうち今度は左隣りの子が右隣りの検索端末をたたきだした。どうも彼らは兄弟らしく、最初お兄ちゃんがたたいていたのを見て面白そうに思ったらしく、一段落した後で今度は弟君の方がまねをしはじめたのだった。わー。今度は何かを察知した図書館員の人(私より若い感じの女性)がやってきて注意しはじめた。
最初彼女は比較的冷静にやんわりと注意していたのだが、それでも子供はキーをたたきまくるので、やめて、本当にこわれる、やめて、とほとんど泣きが入っている感じだった。しかも更には、弟が注意されているのに便乗した(尻馬にのる、というあれですな)兄が、図書館の絵本でバンバンと弟の頭をたたきだした。たたいちゃだめー! 図書館員の彼女にとっては端末に加え蔵書もが危害に逢い、まさに泣き面にハチといったところか。
暴力反対、蔵書を乱暴に扱うのも反対。しかしそれだけではない。兄に、

たたかないの、君だってさっき同じことしてたでしょ、

とつっこんでおいた。イヤな大人ー、と思いつつ。

そしてつっこんだ後で、下のきょうだいが自分の真似をして、とばっちりを被ることって、あったかもな、とちょっと思い出した。

ところで彼らの母さんといえば、くだんの端末のたった数台分だけお隣りの、タッチ式/マウス使用端末で「ひとまねこざる」シリーズを検索中だったのだけれど、この短くも長い顛末については全く視野に入っていなかったらしく、涼しい顔をして子供を呼び寄せてカウンターの方に向かっていった。

こんなことがあっても誰も注意しないんだな。いけないことだということは子供にはわからないのだから仕方がないことだろうと思う。キーボードをたたくのは楽しそうに見えるのだろうし。
子供に注意する勇気を持とう、という旨のCMがあるようだけれど、確かに今やけっこう勇気が要ることになってしまったようだ。でもなあ。

それに、大人は昔、子供だったけれど、いったん大人になってしまうと、最初から大人だったみたいな顔をしてたりするもんなあ。

色々たいへんだよなぁ(まとめてみる)。



ある日『綿の国星』をどうしても読みたくなって、自転車で本屋さんに買いに行って、すぐに封を開けて読んだ。ぽろぽろと涙が出てきた。
去年の6月はのいに出会って、今年の6月は大島さんに出会ったよ。
それだけじゃなくていろいろなことがあったけれど、たとえるなら猫が毛づくろいをするように過ごしていたら、そのうち落ち着いてきたりもした。いっぺんには無理にせよ。

もうじき出産を控えた友人から届いたメールを読む。よかった。
元気で赤さんに会えることを楽しみにしています。

2003年06月21日(土)



 風邪気味なので

おとなしくしていよう、と書いたくせに出かけている。
車は今日明日と車検に出している。今朝、ディーラーの人がやってきて、代車(バン)とひきかえに車を持って行ってくれた。
銀行に行く必要があったので代車を運転して出かけた。バンを運転したのは初めて。車幅にはさほど違和感を感じなかったけれど、いつもよりお尻が長いので、バックで駐車する時などはちょっと慎重になった。でも知らない車を運転するのは面白かった。


今日の@niftyデイリーポータルZ崎陽軒シウマイ工場見学。ひょうちゃん好きの方は必見。
デイリーポータルZの記事も面白いけれど、各曜日のライターさんの個人サイト(webやぎの目日々の凧あげ通信といったような)も面白いのでブックマークしている。りー氏は「webやぎの目」のもののみかたみたいなものにたいへん近しさを感ずるようだ。私はといえば、「日々の凧あげ通信」のコラムに、うわーわかるー、と思うときがある。
デイリーポータルZのライターさんは猫ずきな方がおおいのだろうか。ときどき「猫」という言葉をみかける。猫にとくべつ興味がなければ、「猫」という語を使うこともそんなにはないだろう。そんなふうにちらちらと猫の影が見えるところも、時にシュールでばかばかしいこのサイトが好きな理由のひとつかも。


昨日のこと。
いつもの火曜日のように、実家まで生協の配達物を取りに行った。夜は両親が留守なので、祖母(大正8年うまれ、現在83歳)と、のいだけ。久しぶりに自分の食べ物を自分で支度して、それはそれで楽しそうな祖母に、しっかり晩ご飯のおかず(ひき肉入り肉じゃが)をもらってしまった。
最近ダイニングになごみ用の椅子が1脚導入されて(主に祖母が座るため)、のいもちょっと気に入っているらしいのだが、ひょいと上がって、身体を伸ばして座って、その次の瞬間。
え?
と目を疑うような行動をした。ほんの数秒間、いや、数歩、というべきか、お尻で歩いていたのである。一瞬、立って歩いたのかと思った。
その姿はとてもおかしく、椅子に座ったのいを見て私は大笑いした。のいは何がおかしいのかと言わんばかりにまんまるの目でこちらをじっと見ていた。
祖母に「のいが変な歩き方をして」と言ったら、祖母も見たことがあるようで、おかしいよねえ、と言い合った。

しかし猫はあんまりお尻で歩いたりしないようだ。お尻がすっきりしないとか、虫がいる時にこすりつけたりするらしいから、笑ってばかりもいられないのかも知れない。あれがお尻をこすりつけている仕草なのかどうかも含めて、要観察だろう。

2003年06月18日(水)



 懸案事項

爆睡、という言葉は、一発で変換されない。>ATOK12
もちろん日本語としてはまだまだ新しくて、本当は使うことも躊躇しないわけではないのだけれど、しかし一方では、うまいこと言ったもんだな、という風にも思う。
というわけで今朝は場楠井、もとい、爆睡。正確にはいちどお手洗いに起きて、また寝て。目覚まし時計なしで起きる幸せ。
適当に起きてだらだら仕事をしていたらあっという間に夕方近くなっていてどうしたもんかと思う。

父の日だったので2つの実家行脚へ。
贈り物を準備するのは私。りー父さんにはサイの形をした鉢に入った多肉植物(背中から緑が生えている図となる)。実家の父には細いマルチストライプ柄のポロシャツ。
実家では日中バーベキューをしていたらしい。のいもお付き合いで起きていたらしく(寝ているはずがない)、いつもの昼寝が出来なかったのか、ちょっとねむたそうな顔をしている。
私の手はなめるのに、りー氏の手は噛んでいた。

神通川にほど近い萩野邸の前を通る。四大公害訴訟のひとつ、イタイイタイ病の発見と研究で知られる萩野病院の萩野さんちである。
道路に面した病院が移転したため、その後ろの邸宅の存在が目に付くようになった。大きなお屋敷だ。りー氏は早速車を停めて偵察に行く。こういうのは怪しまれてもおかしくはない行動だろう。
りー氏はすぐに写真を撮るけれど、勝手に撮られて嫌だと思う向きもあるのではなかろ(う)かね。難しいところだと思う。

夜は、2日連続で外食。ずっとりー氏が行きたいと言っていた○将へ、2つの実家での夕食の誘いを断って行く(親不孝ですな)。20分くらい待つ。
先週まる1週間、私は留守だったのだから、好きなだけ行けばよかったのに、残念ながら先週は忙しすぎて○将どころではなかったらしい。なんのための仮ひとり暮らし状態・・・といったところか。
ぎょうざ2皿・とりの唐揚げ・かた焼きそば、を注文する。プラス、りー氏はビール(クラゲをあてに)。
隣りに座った男子2名は、ぎょうざ2皿〜かた焼きそば、の他に、焼きめしとラーメンも注文していた。オーダーが聞こえてきて、途中まで、お、一緒だな、と思っていたのだけど、さすが若者というか。ひじをつきながらマイペースで食べていた。

2003年06月15日(日)



 2×2

午後、金沢に行って、帰ってきて、街に出て、父の日のプレゼントその2(りー父用)を買って、平和通り食堂へ。
友人夫妻と会食。臨月の妊婦(7月初旬に出産予定)はアルコール抜き、その他3名はビールとともに。
夫@友人曰く、出来ることなら自分も妊娠体験をしてみたい、と。
もし男性の出産が可能になったら「もーこれだからお父さんから生まれた子は!」とか言われたりするんだろうか、などと笑いあう。

越前町の交差点で2人と別れ、りー氏と私はさらに中央通りのはずれへ。
身体のなかの血がさらさらと流れる音が聞こえそうな野菜料理の後で、いっきに濁らせるような焼き鳥とか唐揚げだとかを食べる。
とりの唐揚げ(たっぷり)、ポテトコロッケ(2個、トマトソースがけ)、なんこつ焼き鳥(3本)、それから焼酎お湯割り+梅干し、チューハイ(レモン)でお会計はぴったり1,500円。安っ。
雰囲気としては肉屋の一角で飲むって感じ(実際たぶんそうなんですが)。

りー氏と語り合うこと(お酒が入っているので)。
大島弓子作品について。
世間の狭さだけをよりどころにしたような仕事をするのはやめようということについて。
その他のことについて。
話しているうちにだんだん眠くなってきた。

2003年06月14日(土)



 梅雨入り

降るような降らないような空。
雨が降ると土がやわらかくなるから、あまり力を入れずに草をむしることができる。でも乾いた土の方が手は汚れにくいし、草の根についた土も払いやすい。どっちもどっち。
今日の土はすこししめっている。家の中で作業して、飽きたら草をむしって、また作業して、むしって。

F氏が入院とのしらせ。
りー氏の友人でもあり、今は仕事相手でもある。
病気の原因は仕事上の過労とストレスだと思われる。電話の向こうのF氏は声が明るい、ともっぱらの噂。そりゃそうだろう。いや、実際に身体はbadなんだろうけれど。
りー氏も無理しすぎるなよー、仕事で身体壊すなんでばかばかしいよう、と言って(りー氏の)頭をぽんぽんと軽く叩いてみる。

りー伯母さん(りー母さんのお兄さんの奥さん)から電話。
従弟が神前結婚式を考えているらしく、情報提供者となる。しかし新郎はただいま沖縄で研修医生活、新婦も金沢でお勤め(しかも実家は山口県)。新婦の両親の希望でぜひ式は、ということになったのだが、本人たちは忙しく、でも時期的な希望もあるらしく、山口の親戚一同も富山行きを楽しみにしているらしく、それなら立山にもご案内しなくてはいけないかも(でもそれだと3泊コースになりますよ、山口なら、と一言添えてもみたり)云々。ちょっと周りが先走りしているのかなという印象(それに応じて写真など持参する私も私だが)。
まあそんなのも込みで楽しいことなんだろう。無責任にけしかけないで、事実だけを伝えようと考える。話を難しくしないで、希望を書き出して、出来ることと出来ないことと優先順位をつけて・・・(何でもそうだな。)

古書店より宅急便届く。
なるべく目立たないように置いておいたのだけど、冊数が多くてひと山成してしまった。
「本買ったん?」
・・・うん。
「○万(←結構な金額)くらい?」
まさか(それだともう1組欲しいのが買えるよ)。
「×万?(←○万の4分の1の値段。しかしこれも私には結構な額)」
いや、もうちょっとした。△万。・・・ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
「買えばいいねか(買えばいいじゃない、の意)。よかったね」
・・・うん。
確かに内容に比してとてもお値打ちだとは思うのだ。
「おれもそれくらいもりもり買おうーっと♪(ハナウタ)」
別に無理して買わんでいいわい。
「んー、ぎょうざ500個!」
結局それかい。

2003年06月13日(金)



 子供の生活

あるいは反応として(一部)。

富山にはツバメ調査というのがあります。
小学生(主に6年生)が調査員となって、各担当の地区の家々に「ツバメはいますか」とたずねてまわるという調査です。時期は5月上旬、ちょうど田植えが済んだ頃。かつて私も調査員(えへん)として参加しました。
調査項目は、それぞれの家にツバメの巣があるかどうか、また成鳥・幼鳥はいるかどうか、といったようなものです。たしか悉皆調査が基本のはずなのに、今の家になってからはいちどもたずねてきたことがないよ?>S谷小学校


飼っていたハムスターやセキセイインコが死んだ時、家の庭の片隅を掘って埋めてやりました。目印の大きな石を置きました。ばあちゃんが「成仏できるお経」というのをあげてくれました。泣きました。
昔は、埋めるということはしないで、川に流したようです。下水道がまだ整備されていなかったこともあるでしょう。幼なじみの家には三毛猫がいて、年配ながら毎年のようにお産をして、でもうまく育たなかったり、育てられなかったりして、その家のおじいちゃんだかおばあちゃんが近くの赤江川に流しに行ったという話をしばしば聞きました。幼なじみはその都度とても悲しんでいました。気が強い彼女のことを、私はちょっと苦手だったのだけれど。

飼ってやれない猫を川に捨てに行くという話も聞きました。同じ小学校の校区の、私の家から近くはないところにわりと大きな川があって、そこにはよく猫が捨てられているというのでした。
その川の近くに住んでいる同級生がいて、遊びに行った時、砂利道になっている川の土手を2人で歩きました。ふと足元を見ると、小さな白いものがありました。それは動物の頭蓋骨でした。たぶん猫の骨だったのだろうと思います。骨は完全に乾燥していました。それが魚と鶏(の足)以外の動物の骨を見た最初です。

実家のすぐそばに駅があるのですが、駅舎がまだ古かったころ、建物の角に猫がどこからかやってきて、そこで死にました。誰も猫を動かさなかったので、死んだ猫は少し腐乱していきました。どのように腐乱していったかは覚えていません。ただ、恐かった。駅に行かないわけにはいかないけれど、確実に猫の痕跡がなくなるまで(そのうち誰かが取り去ったのだと思う)、すぐそばの公衆電話にも、トイレにも、大きな柳の木にも、近寄ることは出来ませんでした。

河原も、駅も、誰にも所属しないトポスで、というのは、後付けの説明です。

猫を、かわいいとは思うのにどうしたらいいのかよくわからないまま大人になりました。
そして目を開かせてくれたのがのいだったりするわけですが。

2003年06月10日(火)



 おつかれ中

依然として。

いやー体力ないよなー。
いかに普段いいかげんに生活してるかってことだなー。
とりあえず今日はコンビニでドリンク剤なんか買って飲んでみたりした。

久しぶりに人に会うといろんなことを思う。たぶんもうほとんど考えすぎな感じ。やるべきことをやればふっとんでいく類の思い。
会社にもいろんな人がいるわけ? と思わずりー氏に聞いてしまったりする。
そりゃそうなんだそうです。へええ。子供並みの質問と感想。



私の留守中に弟夫婦と甥っ子が帰省していたらしい。
甥っ子も生長著しい。トイレが上手に出来るようになったとのこと。
彼の登場で不安を感ずる茶色い方(1)。
(おれのおかあさんなのに。。。)心中を代弁してみた。
今日は一同が帰っていないので安心してグウグウ寝ていたそう。

2003年06月09日(月)



 おつかれさん

5泊6日の旅より帰宅。
記憶が正しければ、結婚以来、5泊6日のあいだ家を空けたことは今回を含め3度ある。1回目は仕事がらみ(たぶん東京+どこか)、2回目は完全なオフ(沖縄行き)、そして今回(仕事がらみ)。
今回はほとんどホテル泊だったのでまた特別な感じ。
静かに得るものはあったけれど、緊張感もあった。それはしようがないことなのよねきっと。あまり考えすぎないほうがいいんだろうな。

空港までりー氏に迎えに来てもらってニュイカフェに行った。
営業時間が変更され(平日は14時より)メニューも一新、とてもよくなったと思う。
りー氏は鶏のフリカッセ+バターライスとスープ、私はジャンボン・フロマージュ(生ハムとカマンベールチーズを挟んだバゲットサンド)とエスプレッソ。
疲れていたので早々に帰る。本当におつかれさんって感じ。

りー氏へのおみやげをけっこうふんぱつした。まるで誕生日プレゼント(だってこんなちゃんとやらないけど)みたい。別にうしろめたさがあるわけではないのですが、なんとなく。
土曜日の午前中、本当は東博@上野に行くかーと思っていたのだけれど、ちょっとあほになりたかったので、神宮前のassist onに行き、それから恵比寿〜代官山とまわってみた。1時間半くらいのあいだのこと。
代官山で買ってきたしましまTシャツ、
「別に買わなくたっていいのに。どうせあんたのものになるんやろ」
などと言うのはかわいくない。
assist onで買った極小ライト(リチウム電池1個+αくらいの大きさ)も、値段を言ったら「たっかー!(=高い)」とのこと。りー氏の好きな黄色を選んだのにーぷんすかぷん。かわりにいつも鍵につけているマグライトをくれた(マグライトの方が大きいのに灯りは暗い)。

ところで私の留守中、りー氏の仕事はへびーだったらしい。

りー氏から、かわいいんだけどたぶんかわいそうだったりするのかも知れない話を聞く。
そのうち日記のネタになると思われるのでここで書くのは控えてあげよう。

2003年06月08日(日)



 松阪にて

長々シャープペンシルを握ったら、ペンだこの存在を実感。指の感覚がへん。

松阪には何度か来たことがあるけど、猫に会ったことはなかった。でも今朝初めて会えた。うれしい。
やせっぽっちの白黒猫。乳が目立っていた。写真を撮りたかった。でもお礼の食べ物も持ってないのに悪い気がした。明日も会えるかな。何か用意して行くからさ。
猫好きのおっちゃん2人組と話せたことも楽しかった。

夕方。お茶飲みながら手紙書いたりこまごま買ったり。
りー氏ややざさんが好きそーなうら寂れた成人映画館があった。さすがに私一人では入れない。

2003年06月04日(水)



 早起き

なぜか日曜日から連日4時半に起床しております。
日曜日は朔日饅頭を買いに行くために目覚まし時計をかけていたから特別ですが、昨日今日は特に何もしていません。夏の朝は早くてすがすがしくていい。三文以上の得です。
おかげで旅の準備がゆっくり出来てよかったです(もっと早くにやれい)。

そういえば。
>ぱぴさん
最も特別な日は今日でよかったはずですね?
おめでとうございます(^^)

ネットで発見。りー氏の好きなもの
# ベストワンのお店は出ていないようだ。

ところであさがおにちゃんと水をやってくださいよ。>りー氏

2003年06月03日(火)



 季節の風物詩

今シーズン初キンカン@金冠堂。
虫さされにはこれに限ります。においはちとがまんがまん。



夕方というか夜というか、某所にて富山市長に遭遇。
現在の市長さんは1期目、若手でフットワークも軽く、まあちょっとしたまちの名物というか顔であります。まめな方らしく、市報にエッセイも連載中です。



業務連絡。
明日から旅(またの名を出張という)に出ます。
PCは持って行きませんがメールチェックは出来るかも知れません(頻度は未定。そこにマンガ喫茶などがあれば)。お急ぎのかたは携帯にご連絡下さい。
あるいは、アオバラ掲示板は携帯からも見られますので、そちらにお知らせいただいても。
帰宅は8日(日)夜になります。


2003年06月02日(月)
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