にっき。
 しゅ



  入院する事になった。

内科へ診察に。

熱が続いて2ヶ月以上、薬も効かないし、
あらゆる検査をしても原因がわからない。

とうとう逃げ続けていた入院をするしか残った方法はなくなった。
入院して骨髄を採取。つまりは検査入院。
他にもいくつかの検査をする。

入院も嫌だが、骨髄採取はもっともっと何倍も嫌だ。
かなーーーり痛いらしい。
それに骨髄採取をするための準備として、日を空けて何本か注射をしたり、前日は特別食しか食べちゃダメになったりと、面倒な事も多い。

下見として帰り際に内科の入院病棟を見に行った。
男性は中年位の人も結構いたが、女性は見事に全員おばあさん。
ああ…。
でも予定では4日間で退院の予定だ。ガマンしよう…。

なるべく早く入院した方がいいのだが、
検査の予約が来週はもう一杯との事で、
再来週の月曜に入院予定。

2004年07月29日(木)



  優しさの菓子パンとビタミン剤

今日、弟が仕事帰りに、頼みもしないのに
菓子パン1個とビタミン剤を私に買ってきてくれた。

昨日、知人に電話で泣きながら弱音を吐いたあと、居間にあったメモ帳に「元気になったら行きたい所」として、モスバーガー、スタバ、デパート、ホームセンターなどなど、思いつくままに書き出して、そのメモを居間に置きっぱなしにしたまま自分の部屋へ行ったので、今朝たぶん弟が見たんだと思う。もしかしたら、昨日の電話も弟に聞こえていたかもしれない。

普段は会話もなくぶっきらぼうな姉弟関係だけど、
弟は母によく似た性格で、根は物凄く優しい。

私が病気になった事で、弟の心にも大きな負担を与えてしまっているんだろう。

面と向かって優しい言葉をかけるなんてできないので、
「あれ、やるわ」とぶっきらぼうに言って
買ってきてくれた菓子パンとビタミン剤。

ありがとう。涙がこぼれそうだ。

今の私には懸賞で車や世界一周が当たるよりもずーっと嬉しい。
そんな物よりも何百倍も価値のある物だ。本当に。

今日も下がらない熱&その他諸々で鬱々だったけど
これで少し心が温まった。

弟がいてくれて、本当に良かった。

2004年07月26日(月)



  いつになれば治るの?

本音弱音を全て言える唯一の相手に、
さっきまでぐじぐじとした湿っぽい話を聞いて貰っていた。

熱のせいで、最近出かけられる一番の遠い場所が
近所の歩いてすぐのスーパー。

マクドやスタバといったファーストフード店にも
長い間行ってなくて、なんとなく惨めな気持ちになっていた。
元気な時には飽き飽きしてた位の場所なのに。

"普通の人"が"普通に行く"場所へ行けない。
足元がおぼつかなくなるようなお年寄りになった時には
そんな日も来るかもしれないと、ぼんやり思っていたけど
このトシでそんな日が来ようとは。

熱はまだ続いている。
マクドに行ったり、デパートをうろついたりできる日は一体いつになれば来るんだろうか。

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神経科で「がんばる為ではなく自分の為に使ってください」と処方されたリタリン(1錠/day)だが、洗濯や買い物などをしない訳にはいかないので、結局、"がんばる為"に飲んでいる。先生、ゴメンナサイ。

でもリタを飲んでも、ひとつ用事を済ませるごとに
いちいち休憩していて人並みに動くのはムリ。
まあ、熱のせいもあるんでしょうけど。

元々肺が弱い&鬱で神経科通いに加えて
原因不明の発熱が2ヶ月以上。
なんでこんな事になるの!と涙ぽろぽろ、余計に鬱が酷くなる。

2004年07月25日(日)



  おでかけしたい

新聞の折り込み広告を見ていたら、
ユニク□のチラシが入ってた。

値下げしてるしキャミやタンクトップが欲しい。
ユニク□までは自転車で10分弱。

元気だったらすぐに買いに走るところだけど
今の私は相変わらずの熱で、徒歩1分半のスーパーへさえも行けない日があるぐらい。

そういえば発熱の連続記録は2ヶ月を越した。
治る日は本当に来るんだろうか。

そんな状態なので、うちの狭い庭が、
私が出られる唯一の外の世界になりつつある。

いろんな植物が育っている庭は大好きな場所だけど、
でも、私もバーゲンやカフェにも行きたい。

"おでかけ"する事がこんなに困難な事になるなんて
勤めていた時には思いもしなかった。

そろそろ熱、下がってくれないかな。
でないと近いうちに心も体も本当に壊れちゃうよ。

2004年07月23日(金)



  

もう疲れたよ。
体も心も。

熱でどんなにしんどくても、私はひとり。
泣いても喚いても叫んでも、ひとりでいる事には変わりはない。

小さい頃、熱を出した私に母が優しく「大丈夫?」と
声を掛けてくれて、お粥を作ってくれていたのが幻のようだ。

過去に実際にあった出来事ではなくて、
私の頭の中で作られた夢想のような気がする。


世間はバーゲンや夏の旅行の計画ではしゃいでいるんだろうな。
私には無縁の話だ。
ひとりでぼんやりと天井を眺めながら、
薄暗い部屋で寝ているだけで夏を越すんだ。

いやだよ。

もういやだ。

サヨナラしようかどうか、何度も心も中で戦ってる。
でももう、繋ぎとめている最後の糸が切れそうだ。

2004年07月19日(月)



  診察(神経科)

ずっと体調が最悪だったので、一週間以上経ってから
この日の日記を書いています。
後々の為に、診察記録はなるべく残しておかなくては。

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10日以上も38℃の熱が続いている。
薬もとうになくなっているが、熱で病院へ行けない。

今日は37.7℃だったので、38℃よりはマシだろうと(実際は変わらずふらふらだったけど、マシだと自分に言い聞かせて)、バスと電車を乗り継いで病院へ行って来た。

猛暑のせいもあって、着いた時点でもうふらふら。
順番を聞くと、10番目だと言う。
10番目というと、この病院の場合、
最悪5時間以上待ちもあり得る。

いつもなら「そんなに待てん!」と薬だけ貰って帰るところだけど、今回は内科の方の病気や薬の説明もしなくてはいけないし、前回から無しになった薬で復活して欲しい物があったので、診察の順番を待つ事にした。

体が衰弱しきっているので、
隅っこの席で上体を隣のイスに倒して寝てた。

3時間強待って、順番が来たので診察室へ。
先生は一目で心身共に弱っているのがわかったようだ。

内科の診断結果や薬の資料を一応見せたけど、
こっち(神経科)の先生に話してもらった方が納得できた。
ここで内科もやっていたらいいのになあ。

リタリン1/2錠を復活して貰った。
但し先生からの注意付き。
「(家事や仕事等をしようと)がんばる為ではなく、自分の為に飲んでください」と。

言われた瞬間に、心の中にあったかい物が
じわっと広がった。

なんていい先生なんだろう。
普段からあったかい人でないと言えない温かさがあった。


帰りは通勤ラッシュの時間帯で、家に着いた時には倒れ込んだけど、それでも心の中にひさしぶりに充実感のような物がわいていた。

2004年07月15日(木)



  

今日も続く熱。加えてひさしぶりの胸の痛み。

昼から夜まで、8時間半程もの間、
天井をぼんやり眺めながら「しんどいよー」と泣いてた。

2ヶ月近くも熱が続くとほとんどの人がダメージを受けるんじゃないかと思うんだけど、加えて元々鬱持ちで、その鬱の薬が切れているもんだから、ひっくひっくと泣き続けで心身共に弱りまくって、「寝ている間に死んだらいいのに」と、いけない事を思ったりもした。

でも、もう本当に限界だよ。
38℃の熱がずっと続いているけど、私はひとり。
世話をしてくれる人は誰もいない。
ふらふらでも、自分で買い物に行かなければ餓死してしまう。
が、買い物に行ったら行ったで体力を消耗して余計に寝込んでしまう。悪循環。

どっちにしても熱が下がらない限りは弱る一方。

誰か助けて。

と、呟いてみる。
虚しいけど本音。叶わぬ本音。

2004年07月14日(水)



  

今日も38℃の熱。
頓服を飲むが、やはり効かない。

しんどい。気持ち悪い。



無意識のうちに、
お父さん、お母さん。とつぶやいていた。


ひとりは嫌だ。

2004年07月13日(火)



  このまま治らなかったら、

今日も熱は38℃到達。
更に身体からエネルギーを吸い取っていく。
もう力は残ってないよ。ふらふら。
5月から、仕事どころか家事さえまともにできていない。

ちゃんと病院行って検査もして、
薬もちゃんと飲んでいるのに、一向に治る気配なし。

収入はゼロなのに、病院代、食費、国保など、
出て行くお金は多い。

自分の口座はとうにゼロなので、
仕方なく父親の口座から最低限の支出分をおろしている。


治る気配のない病気。
自力で収入を得ていない私。
5月から続く熱で、ただ寝ているだけで時が過ぎる。
父親の貯金をどんどん食いつぶしていく。


「生きている」というだけでお金がかかるこの世の中。
病気で寝ているだけの私でも、生きていて良いのか?
親が苦労して貯めた財産を食い潰すだけの存在じゃないのか?


寝ながら真剣にそんな事を考える。
どうしても「自殺」という言葉が頭をかすめる。
理由はわからないが涙がぽろぽろこぼれる。

夜になり、自殺という考えを取り去る為に、
冷蔵庫まで這っていき、酒をとにかく大量に飲んだ。
今も飲みながらキーを打っている。
なんでもいいから、とにかく私の頭から自殺という考えをとっぱらってくれ。

2004年07月09日(金)



  とりあえず病状記録

ひさしぶりに体調がマシな方なので体調記録を。

もう一ヶ月半以上37℃台の熱が続いているが、
今週に入ってからかなり酷く、38℃が連日出ている。
耐えられなくて頓服を飲むが、何故か全く効かない。
下がってもせいぜい37.7℃位だ。

熱があっても世話をしてくれる人なぞいないので、
ふらふらしながら食料調達に出たり家事をする。
が、今週は動く事もできない状態で、腹をすかせながら鬱な気分になって泣きそうになってた。

様々な検査をしたけど、これだ!と断定できる病名がないのだ。
現在は「アレルギー性喘息」が一番それっぽいという理由で、アレルギーを抑える薬を貰って入院はせずにいるが、熱が下がるどころか酷くなっている気がする現状では、薬の効果はないんじゃないかと思ってしまう。今まで喘息にかかった事もないし。

「薬が効いてません」と医者に言いに行きたいけど、
近所のスーパーにさえ行けない状態なので
病院なんてとてもじゃないけど辿りつけない。

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37.7℃ほどの熱を出しながらキーを打っているので
文章がおかしいかもしれない。
でも、後々この病状記録が役立つかもしれないので
書いておく。

2004年07月08日(木)
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