風紋

もくじ / この前 / この後


2004年05月27日(木) 不手際悪循環、次は軽やかに

仕事に行った。

不手際をたくさんやらかしてしまった。忘れ物をしたし、機材はうまく動かないし、必要なものを一時的に忘れて借りに走ったし。

もっとよくなかったのは、不手際をしてしまったということそのものに動転してしまって、完璧な方向に戻そう戻そうとしてますますあせり、落ち着きを失って、ますますあせってということを繰り返したこと。悪循環ループに陥ってしまった結果、どんどん状態を悪化させ、伝えたいことの半分も伝わらなかった。

その場ではふさわしくない行為だとは思ったが、仕事の後に泣いてしまって、いったん涙腺がゆるむとあとからあとから涙が出てきてどうしようもなかった。

「だめだね。失格だよね」と言ったら「そんなことないよ。よく頑張ってると思う。ただ、それを受け容れられる人と、そういうのが嫌いな人がいるということだけじゃないかな」と言ってくれたあなたに感謝。「頑張ろう頑張ろうとしてるけど、そんなことしなくていい。失敗あってもいい。完璧じゃなくても、何とかなるから、落ち着いていいと思う」と言ってくれたあなたに感謝。

それで、涙が、また、どわーと。

結局、動く気になれない状態がしばらく続いたので、しばらく休んで落ち着いてから帰途についた。その間、ずっと隣にいてくれたあなたにも感謝。

次は、今日のフォローができればいいなと思うけれど、「フォローしなくてはいけない!!」と思うのではなくて、軽やかに軽やかにいってみよう。

うん。そうしよう。

とはいえ、やっぱり疲れたわ…。ぐったり。


2004年05月21日(金) 夜風 / 食器洗いの音 / ここから / 種明かし / おまけ(BGM)

さわさわと吹き込んでくる夜風が、とても気持ちよい。


夕食後、食器を洗っていた。ふと、かすかに、ちりちりという可愛らしい音が聴こえたので、何かな?テレビの音?携帯?と思ってよくよく周囲を見回していると、こぼれ落ちる水と、下に置いてある食器と食器とがちょうどよいバランスに位置していて、水によって、食器と食器とが可愛らしい音を立てているのだった。

あぁ、いいなぁ、幸せだなぁ、と思う一瞬。

水の季節が近づきつつある。

食器洗い乾燥機を買えば食器洗いの手間は省けるというのが、今の世の中の通念なんだろうなとは思いつつ。


「私って、私なんて、なーんにもできないんだ」と、一瞬思う。今まで、何にもできてこなかったし、今も何にもできていないし、これからも何にもできないだろう…と。

冷静に考えればそんなことはないはずなのだが、「どうせ何にもできないんだよ、私は」と思い、とてつもない寂寥感と無力感のようなものにとらわれる。

で、「私なんて、なーんにもできないんだ」ということをここに書きたい気分になっているということは、どこかで「そんなことないよ」との言葉を求めているのかもしれないと思うと、さらに沈む。ずぶずぶ。

誰に何と言われようと、私自身が「私には何にもできない」と思ってしまっているので、どうにもこうにも…。

ただ、私の人生は私だけのものであるし、私は他の誰でもない私だぞ、とは思う。私と同じに人生を辿ってきた人は他にいないし、同じものを見ても、同じ出来事にあっても、そこで何をどう思うかどう感じるかは、人それぞれで、私とそっくりそのまま同じように受けとめている人はいない。

…ということだけは、言える。だから、何もできないと思っても、実際に成果がゼロであったとしても、ここから私は私を生きていく。


種明かし。

今日の日記は3つの話題からなっているが、書こうと思った順序は実際に書いた順序とは違う。最初書こうと思ったのは、「私は何にもできない話」で、次が「夜風の話」、その次が「水音の話」だったのだ。実際に書く段階で、この順序じゃまずいだろうと思って、順序を入れかえてみた。


おまけ。

BGM:「呪文と踊り」(J.B.チャンス作曲)(Invocation and Dance / John Barnes Chance)

割と「ひと聴き惚れ」した曲。実際に演奏もしたことがあったが、確かすごく拍が数えにくいところがあったようななかったような。

明日、できれば、楽器屋さんに楽器をメンテナンスに出しに行く予定。予定は未定。


2004年05月13日(木) 書きたいままにまとまらないままいくつか。

何かを誰かに対して書きたいという気持ちがあるから、いま、こうしてパソコンに向かって文字を綴っているが、それが「何」なのかわからない。わからないままに、こうして書いてみている。それがいいことなのか悪いことなのか、よくわからないけれど。

何かが、私の中にあるような気がして、それをどうにかしたいような気はするのだけれど、それをどう扱えばよいか、私自身にもわからない感じがする。今は、じっと待って自分自身と向き合う時なのかもしれない。


雨だった。

所用を済ませてから仕事に行ったが、私としては反省の多いことになってしまった。後味が悪いというか、もっとここをこうすればよかったのにという箇所がいくつもあったりとか。私のした些細な言動を後悔したり。いろいろな点で気配りや配慮が足りなかったことを後悔したり。

おまけに雨の時は、私は知らず知らずのうちに自分勝手になりがちで、良くない。急いでしまって自分のことしか見えなくなってしまって、歩いていても自転車に乗っていても電車に乗っていても、他の人の通行の妨げになるようなことをしてしまっている。

誰かとすれ違う時にさりげなく傘を傾けるような、そんな優しさを持ちたい。


単に「今日は気持ちが明るくなかった」と訴えたかっただけのような気もするし、それにとどまらない何かを伝えたかったような気もする。

とりあえず「今日の日記」としてのまとめをすると、落ち込み気味の1日だった。どのように落ち込んでいるのかわからないほど落ち込み気味の1日だった。反省の多い1日だった。そんな日もあるさと余裕をもってにっこり笑うことは、今の私にはできなくて。

こんな1日でも、未来につながる大切な1日。


2004年05月08日(土) 1行だけ記述(あとで書き足すかも)

書こうと思うことはあるが、今は不可能そうなので、また落ち着いたら書こうと思います(2004/05/09,14:10記)。


2004年05月04日(火) この日

他の人にとってはどうということのない日であっても、その人にとっては大切な日である、という日を、誰でもひとつは持っていると思う。「その人にとっての記念日」と呼ぶと、一番意味がわかりやすくて手っ取り早いのかもしれないが、「記念日」という言葉で呼ぶにはしっくりこない思いで迎える日もあるだろう。

私にもそういう日が、1年のうちに何回かあって、そのうちのひとつが、この日だ。

どういう意味で大切な日なのか、ここでは書けないけれど。

数年前から、毎年、この日になると、この日1日をどう過ごそうかと考える。迷う。

考えるけれど、結局、いつもと同じように過ごすことが多い。毎年この日は休日なので、普通に起きて、食事を取って、用事があれば外に出向いて、と。今日は外出しなかったし、結局外出しない年の方が多いような気がする。

そして、いろいろと考える。これまでのこと、今のこと、これからのこと。

いつもは、考えるたびに落ち着かない気持ちでいた。もどかしさや寂しさがあった。けれど今年のこの日は、いつもよりも少し穏やかな気持ちで過ごしたような気がする。

1年前から今まで、いろいろなことがあった。様々な出会いがあった。ちなみに日記も何とか続いた(書く頻度は初期よりも減ったが…)。その中で、少しずつではあるけれど、大切なものを得ているように思う。物理的にも、精神的にも。

来年も、再来年も、そのまた次の年も、ずっと、私の周りの人たちには生きていてほしいし、私は周りの人を大切にしたい。1回1回の出会いを大切にしたい。そして私も、生きていたい。

そう思う気持ちは、毎年変わらず持っているように思う。…本当は毎日思っていたいけれど、忘れてしまうこともあって、でも、この日は、思い出す日。

今年は、あぁやっと私はここまで来たんだ…と思う。でもまだ先に行きたいし、絶対に行く。その「先」が具体的に何なのかは、私自身にも漠然としたイメージでしか捉えられていないけれど、とにかく先に行きたい(でもあせらない)。


2004年05月02日(日) 少し、弱音(だるい) / 近況報告 / で、写真(シロツメクサ)。

今日は少し、弱音の日記。

結論から言うと、だるい。

どのようにだるいかというと…、
起き上がる→仕事をする(パソコンに向かってするのが主な仕事。たまに資料を探したりもする)→それなりに進む→そのうちだるくなってくる→耐え切れずベッドに倒れ込んで横になる→起き上がれない→でも起き上がらなくては仕事が進まない→無理に起き上がる(→はじめに戻る。以下繰り返し)。

ええっと……。そのぅ…。

適当にバランスを取りながらやっていくしかないなぁと思いながらも、ひとくぎりつくまでは気が休まらないのも、私にとっては事実である。なるようになるか…。

こうやってパソコンに向かっていると少し調子が良いような気もするけれど(本当に調子が悪いとパソコンにも向かえないから)、お腹が痛くなってすぐ横になったりもしていた。


弱音で終わるのもどうかしら、と思うのだが、他に書けるようなこともない。風が強い日だったのだなということくらいしか印象に残っていない。あとは、お客様がたくさんいらっしゃったので、それなりにお茶を出したり片付けをしたりということをしなければならなかったのだが、どうしてもだるかったので、少ししか手伝えなかった。…すごく罪悪感。

空を見上げる余裕もなかった。窓から外を見れば、草木がいつもより大きく揺れているのが目に入って、風が強い日なのだなということが窺える、というその程度。

連休だからと言って特に大きな予定もなく、仕事を整理していくといった感じだけれど、今日はこんな感じなので、「荒れ放題だった部屋」は昨日一時的に片付いたのだが、再び荒れ放題になってしまっている。

連休の後半は、いいお天気だったらいいのになと思う。


というわけで、突然写真(4月30日に撮ったうちの1枚。シロツメクサ。夕暮れに撮ったので何だか寂しい…)。



もくじ / この前 / この後
浜梨 |MAIL“そよ風”(メモ程度のものを書くところ)“風向計”(はてなダイアリー。趣味、生活、その他)