冒険記録日誌
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2021年03月13日(土) 影の伝説 魔神バラコンダの謎(竹田明・草野直樹/勁文社) その3

(ネタバレ注意。プレイ予定の人は読まないでください。)

 後で読み返すと、大ガマの忍者戦で壺をもっていない場合は、一度逃げる選択肢を選び、追ってきたところを倒すのが正解だったらしい。戦闘は戦うだけがセオリーではないというのは、忍びが主人公だけのことはあるかも。
 再プレイでさっきのところまで進めるが、今回はガマ忍者がいるルートは避け、今度は最初の予定通り忍びの里に向かう。
 師匠が「東へ」と言っていたのは、しばらく東に進んだ場所にある菩提寺のことだと推測し後回しにしたのだ。
 忍びの里は主人公の故郷ということで、体力を回復したり、新たな忍者道具を入手したりできた。きわめつけは原作ゲームでもみたことのある仮面を入手したことだ。これは3本の矢に次ぐ、重要アイテムなのである。この安置場所は覚えていなかったのでこれでクリアに目途がついた。
 次は神隠しの洞窟(ワープトンネル)を抜けて、地図の西側中央にある戦国砦に到着。
 ここには露姫という若い姫が捕らわれていたが、敵の幻術にかかって間違って、露姫を斬り捨ててしまう。動揺しながら、敵との戦闘に入るが負けて、ENDとなった。

 3度目の挑戦では、戦国砦で無事に中ボスみたいな敵を倒し、南東の端にある洞窟で神矢を発見。3本目の神矢を目指して菩提寺へ向かう。
 しかし、ここで神矢を得る直前の2択に失敗して、移動時間2倍のペナルティを負ってしまった。実質ゲームオーバーではないかと思う程きついペナルティだ。最終目的地である妖魔教の本拠地まであと少しというところで時間切れEND。

 4度目の挑戦も基本的に同じルートだが、ここで師匠の庵の所へ行くときに、残り時間の選択ミスをしていたことにやっと気づく。(汗)
 すると以前は登場しなかった敵が登場。苦戦していると、師匠が健在な姿で現れる。なんでも敵は師匠の弟弟子だということらしい。
 「影は手をだすな!これは、わしらの戦いだ!」と師匠に一喝されて見守っていると、師匠は無事敵を倒してくれた。
 しかし、ここでは能力値が足りず、師匠から秘伝の“気合術”を授けてもらうことができなかった。
 その後は順調に進め、妖魔教の本拠地で無事バラコンダを倒したのだが、敵の首領と対峙する最終戦では“気合術”か“神剣”のどちらかを持っていないといけないらしい。どっちも無いので、ここで無念のゲームオーバー。
 後で読み返したら、通ったルートで“神剣”を入手していたのに、文章を読み飛ばして、気づいていなかったことが判明した。(汗)

 5度目の挑戦では、出発前の能力値を調整しなおして、師匠から無事に“気合術”を会得する。
 そして、その気合術で今度こそ敵の首領を滅することができたのだった。霧姫様より感謝の言葉をいただきながら、影は任務を完遂した幸せに浸るのだった。




 このゲームブックは、単調に戦闘が続くのではなく、神木のところの男女の忍者での悲劇や、師匠の兄弟弟子対決みたいに、各マスでちょっとしたエピソードを見ることが多い。
 原作ゲームに、剣豪小説のエッセンスをうまく混ぜたような世界観といったところです。
 ゲーム性は、時々ヒントのない2択で重いペナルティを受けることがあるのが納得できないし、2度同じマスに到着したときの処理を考えていないのは手抜きとは思うけど、双方向システムをうまく生かし、攻略ルートに幅をもたせているので何度も遊べます。
 子ども向けであるとはいえ、頸文社の初期のゲームブックに、こんな良作があったとは。発売当時に遊ばなかったのは勿体なかったというのが感想でした。


山口プリン |HomePage

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