冒険記録日誌
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2016年11月19日(土) たけたろうの冒険 ──FF25・ナイトメアキャッスル編 その8──

(ネタバレ注意。プレイ予定の人は読まないでください。)

 寺院を出て城に向かう。荒れ果てた城の中庭で前とは違うところを捜索すると、ゴミ山の中から緑色のガラス球を発見した。
 あった、これこれ。
 ちょっとしたことで大爆発する超危険物なんだけど、私の実力でザカーズ戦に勝つにはこれが必須なのよね。慎重にザックにしまい込む。
 さらにオーガを倒して、むっつりしたドワーフお爺さんを助けて、また地下道への道を教えてもらって、そこに行く。
 地下道をしばらく歩くと、道の途中で楔を打ち込まれて塞がれた扉に遭遇した。分岐点だ。
 以前は扉を無視してワイン倉庫まで行ったけど、このまま進んでも兵士に捕まるのはわかっている。なので今度は楔を苦労して外すと、扉を開け、この新しい枝道に挑戦してみることにした。
 だんだん道の前方から耳障りなキーキー音が聞こえてきたが、引き返さずに進むと、人とコウモリのあいのこみたいな変な化け物が襲ってきた。

バック・ルマン 技術点7 体力点9

 バック・ルマンの発する不快な音波のせいで、この戦闘では私の技術点−2のペナルティだそう。これは厳しい!さっそく狂戦士の薬を飲んでなんとか倒した。
 次の道の分岐も適当に選んで前進すると、階段にぶつかったのでそこを上がっていく。さらに通路をさ迷っていると、鍵がささったままの扉を発見。
 気になるので開けてみると、そこは地下牢だった。男女の2人が鎖でつながれ、口輪をはめられていた。二人はこちらを見た。

 男から解放するか?女から解放するか?
 いやいや、ここは無視して扉を閉めて立ち去りたいんですけど。なぜそんな選択肢がないの?
 扉の裏にぶら下がっていた鍵束を使って、しぶしぶ男の方の鎖と口輪を外してやる。男はもごもごと礼を言いながら、姉の方のいましめも解いてくれと頼んできた。
 ここで部屋を出ていくの選択肢が出たので、迷わずそれを選ぶ。部屋の出口に向かおうとすると、男の口が開いて、その中から無数の舌が蠢いているのが見えて、ぞっとした。(なんとなく気づいていたけど、)この二人は病気に感染していたのだ!
 慌てて、部屋を飛び出すと外から鍵をかけた。(病気に感染してしまったかの運試し───吉。助かった!)

 その後も人気のない城内を慎重に捜索していく。幸いにも誰とも遭遇しなかった。壁など立派な装飾になってきて、だんだん城の中心部に近づいているようだ。
 やがて、左右に通路が分岐した。T字路だ。
 通路の影から頭だけをだして、左をそっと覗き見る。
 はるか先に両開きの扉で突き当たっているが、開いていて室内が丸見えだ。人の気配はないが、なにやら色とりどりの料理がならんでいるように見える。パーティ会場の準備中だろうか?
 通路の影から頭だけをだして、右をそっと覗き見る。
 こちらもはるか先で両開きの扉で突き当たっている。扉は閉まっていて、見張りらしき兵士の姿が2人見えた。重要人物のいる部屋だろうか?

 どうしよう。
 互いの扉はかなり距離があるので、左に行く場合は兵士に見とがめられる心配はなさそうだ。でもいきなりご馳走とか、胡散臭い。
 右の扉に行くべきと思うけど、兵士2人相手で技術点6点の私の手に負えるだろうか?
 悩んだ挙句、とりあえずは戦闘を回避できるご馳走のある部屋に進むことにした。
 扉に近づいた途端、背後で物音が聞こえたので振り向く。
 なんと炎が柱のように立ち上って、壁や天井を燃やし、嘗め尽くしながら火が迫っている!

 炎を突っ切って戻るか?このまま部屋に入るか?
 炎は唐突過ぎて幻影かもしれない。この部屋に追い込むための罠という気がした。部屋の中の料理もやっぱり怪しい。そもそもゲームブックで、ご馳走や財宝の山が登場したら、たいていそれも幻影だ。
 よーし、通路を引き返そう。

 果たして炎は幻影だった。
 炎に近づいても、火炎地獄に足を踏み入れてもまったく熱くない。
 だけど、幻影に隠れるように開いていた通路の落とし穴から落ちてしまう。
 穴を落ちながら、通路を見上げると通路の穴がパチンと音をたてて塞がるのがみえ、周囲は真っ暗になった。私はさらに急降下中。どこまで落ちるのよ、これ〜!


END


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