冒険記録日誌
DiaryINDEXpastwill


2016年08月28日(日) たったひとりのサバイバル・ゲーム!灼熱砂漠を脱出せよ(トレイシー・ターナー/角川書店)

 たったひとりのサバイバル・ゲーム!のもう一冊、砂漠編です。
 今回はサハラ砂漠のツアー中に、砂嵐に巻き込まれて、一人はぐれてしまった主人公。砂漠の真ん中からゲームがスタートします。
 基本的な内容はジャングル編と同じで、シンプルな分岐小説タイプのゲームブックで、砂漠に関するコラムが沢山挿入されています。先に読んでと書かれているコラムもありますが、ゲームの答え同然のことが書かれているので、最初は読まずにゲームを楽しんだ方がいいかもしれません。
 狭い日本で窮屈な生活をしている山口プリンとしては、同じさ迷うならアマゾンのジャングルより、広大な砂漠の方がいいな。実際はアマゾンのジャングル以上に生存が厳しい環境だと思いますけどね。
 ただ、ジャングル編と違って、本作には通常のゲームクリア(街のあるオアシスにたどり着く)以外にもう一つのゲームクリアのパターンが用意されています。
 それは確保した水場の周囲でひたすら救助を待って、数週間後に発見されるというもの。自力で砂漠を横断したらおもしろい経験ができたかも、などと主人公は、ぼやいていますが、まあこれが現実には一番正しい選択肢なのでしょうね。でも、水と塩だけで数週間一人で救助を待つという体験も、結構な冒険だと思うぞ。

 あと、ゲームブック本編の話しではないのですが、水がないから尿を飲むのは本当に駄目なのでしょうか。コラムに登場した男性の例では、尿を飲んで実際に生還していますが、「これは絶対にオススメできない」と書かれています。山口プリンが読んだいくつかのサバイバル指南書でも、非常時に尿を飲むことについて、可と不可で意見が違っていました。
 これは前からちょっと気になっているんですよね。他に海水はどこまで飲んで良いかも、指南書によって意見が分かれやすいところです。

 今後もこのシリーズが日本で続いてほしいのですが、売り上げ次第でしょう。応援する意味でも、2冊の本に入っていたアンケートハガキは、出版社に送ってみようかと思っています。
 どんなアンケートなんだろう?なになに?今度はどんなサバイバルに挑戦したいか?
 そうだなぁ。定番中の定番は、やはり無人島でサバイバルでしょうか。あとは豪雪地帯とか山岳地帯とか、船が難破して漂流生活とか。変わり種では廃墟都市でサバイバルとかいいなぁ。
 そんな風にいろんな冒険が楽しめるよう、よかったら皆様も本シリーズを応援してあげてくださいな。


山口プリン |HomePage

My追加