冒険記録日誌
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2016年06月18日(土) 眠れる竜ラヴァンス( 滝日省三/創元推理文庫) その4

(ネタバレ注意!プレイ予定の人は読まないでください。)

 まだ旅は始まったばかりということで、狩りなどで何度か訪れたことのある道を足取りも強く歩いていく。他の人間を見かけることもなく、風の吹き抜ける草原地帯の光景が心地よい。
 日が昇った頃に盲目の老人と道ですれ違った。話しかけてみると、山賊に襲われてわずかな所持品以外洗いざらい奪われてしまったとの話しである。
 老人に残されたものは、ロータスの実一つと象牙の腕輪1個だけだそうで、「金貨3枚で買ってやるか?」という選択肢を迷わず選んだ。
 冒険が始まった直後に、魔法の触媒アイテムが2つも手に入ったわけだ。(旅立つ前にそれくらい用意しておけよって気もするが、それはソーサリーも同じだ。)
 しかも、老人は感謝の印に、回復薬2服分までおまけにつけてくれた。金貨3枚でいやに気前がいい。どう考えても老人の方が損をしている気がする。
(この老人は老師オルセンが化けている姿ではないかと、山口プリンは睨んでいたのだが、作者以外には真相は永遠にわからずじまいである。)

 さらにテクテク歩いて、道が分岐したところでは山越えルートを選んだ。
 冒険初日は何もトラブルなく夜を迎え、今夜は野宿となった。火を起こし、食料を食って寝る。深夜にナイトウルフに襲撃され、初戦闘となったものの、ファイヤーボールを飛ばして、剣でとどめを刺した。ナイトウルフの牙を入手。
 翌朝、再び山道を歩き始めるとまた道が分岐している。どこがどうだったか、昔の冒険の記憶はほとんど残っていないので、ここは最初の選択肢になっている道を選ぶことにした。
(ちなみにゲームブックで、特に当てもなく道の分岐等の選択肢に出会った場合、最初の選択肢が安全ルートになっている可能性が比較的高いと山口プリンは思っているので、様子見をしたい時はよくこの法則に従ってプレイしているのだ。)

 道はやがて大小2つの洞窟の前で行き止まりになっていた。どちらかの洞窟に入るか、崖を登るかの3択だが、やはり最初の選択肢になっている大きい洞窟を進むことにした。トンネルがあるのに崖を登る奴は、よほど性格が捻じれている奴に違いない。
 トンネルでは無数の虫に襲われて、金貨を5枚も落としてしまった。その後登場した巨大クモにファイヤーボールをぶつけると、クモの巣にも引火してあたりは火の海に!火傷しつつも、全速力で走って洞窟の出口で一息ついた。無事脱出したのはいいが、クモがもっていたかもしれないお宝を取りそびれたな。

 道は再び分岐。選んだ道に沿いにあった一軒家に立ち寄り、刀鍛冶をしている偏屈な爺さんの出す謎かけに答えると、ザロスの剣なる名剣を譲り受けた。これは攻撃力が1増加する優れものだ。偏屈な爺さんとはいえ、やけに気前のよい話しである。
 この日はそれ以上の事件もなく、街道の村につくと宿についた。金が残り少ないが飯はちゃんと食べることにしよう。(食事を抜くと体力が余分に減らされるルールがソーサリーにあったが、ラヴァンスも1日の最後には消耗点として、2点ほど体力を減らされる地味にきついルールがある。これで行き倒れになったとか、アドベンチャラーズインでも報告されてたな。)
 野ブタのシチューを食べ終え、地元民に酒をふるまって情報収集をした後は、節約のため馬小屋の傍で野宿。違うゲームならマジックポイントだけ回復しそうな雰囲気だ。
 こうして冒険3日目は終了。今のところ平穏そのものであるが、明日は老師オルセンが指定した場所にたどり着ける見込みになっている。
 果たしてオルセンに無事会って、善の竜ラヴァンスの秘密を教えてもらう事はできるのだろうか。


続く


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