冒険記録日誌
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2016年05月21日(土) |
Doする!?パラダイス(1)(2)(3)(玉越 博幸/講談社) |
全3巻のシリーズなんですが、どの巻も同じ感想になっちゃうので、まとめて紹介します。 「Doする!?パラダイス」というのは簡単に言うとオムニバス形式のラブコメとなっている漫画ゲームブックです。 オムニバスということで、何話も収録されており、毎回物語のシュチエーションが違っていますが、主人公の男の子には、気になる女の子がいて、事件やトラブルをキッカケにラストは両想いになるという展開はほぼ同じ。 ただ、その相手の女の子が、学校のクラスメイトだったり、幼馴染だったり、部活仲間だったり、近所のお姉ちゃんだったりとバリエーションが毎回違うんですよね。シリーズ後半ではマンネリ防止なのか、はたまたネタが尽きたのか、ヒロインが実は幽霊だったとか、体がヒロインと入れ替わる「おれがあいつであいつがおれで」状態になっちゃうなどファンタジー展開もでてきます。
ゲームブックとしては、単純な分岐しかしないのは当然として、どの選択肢も正解以外のルートを選ぶと即ゲームオーバーという極めてシンプルな一本道ストーリー。 しかも、大抵はどっちでも間違っていないような行動の2択・3択で、外れるとヒロインに嫌われたり、邪魔者に阻止されENDという理不尽展開です。まともにシナリオが分岐したのはダブルヒロインが登場する回で、どっちの娘を選ぶかにつながる選択肢くらいじゃないだろうか。 これではゲームブックの意味がないような気もしますが、無理に言えばゲームブックは基本的に感情移入が強い二人称(地の文の人称が「あなた」や「君」になるような作品)なので、この甘酸っぱい世界をより味わってもらう為のゲームブック形式なのかも知れません。
ちなみに絵柄はギャルゲーの絵を低年齢向けにしたような印象。とりあえず、女の子はよくパンチラしてます。スカート履いているヒロインの回なら、ほぼ確実にパンチラ。パンチラは正義という方にはお勧めします。
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