冒険記録日誌
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| 2016年03月20日(日) |
秘密諜報大作戦(若桜木虔/光文社文庫) その2 |
(ネタバレ注意!プレイ予定の方は読まないでください。)
岡村は尾行されているとも知らずにデパートに入った。エレベーターが閉まる寸前に岡村が飛び乗ったが、俺はあわてなかった。 夏美に入り口で見張るように指示すると、俺は岡村の姿を求めて他の階を探し回った。
ここでデパートを舞台にした迷路ゲームが発生。ここは最初の迷路だけあって、デパートの階を階段かエスカレーターを使って移動するだけで簡単に岡村を発見しました。 あと、どうでもいいけど相棒の夏美とはポケベルで連絡を取り合っているそうです。当時としては最先端だけど懐かしいな。
岡村はレストランで休憩を始めた。 しばらくして浅黒い顔の外国人が岡村の席の近くに座った。ウェイトレスが悲鳴をあげて皿を落とす。コーヒーが客の服にかかって、ちょっとした騒動になる。 周囲の注意がそちらに向いている間に、俺はそいつが岡村のアタッシュケースと自分のものとをすり替えたのをしっかりと見た。 おそらく岡村の荷物にはIC情報が、外国人の荷物には謝礼(ただしニセ札の束)が入っていたのだろう。 俺は外国人の後を尾行し、あるマンションに入っていくのを確認した。どんな小国でも大使館情報は全て記憶に入っている俺は、それが南米のセネガルタ共和国の大使館のものとすぐに気づく。これで第一関門は突破のようだ。 その後、受け渡しをした外国人の身元を調べると、セネガルタ共和国の二等書記官サンチェス・ロドリゲスとすぐに判明した。奴は翌日、本国に帰国している。 俺と夏美はセネガンタ共和国に飛び、あたりをつけた4つの島のいずれかにニセ札の工場があると睨んだ。 A,B,C,Dの4つの島だが、夏美も「どの島を選ぶか、一種の賭けね?」という通り、どの島も似ている。どれにする?
この選択にはヒントがない。間違えると島選びからやり直せるのか?直ぐにゲームオーバーならまだいいが、無限ループかもしれないと思うと恐ろしい。
選んだ島に、ウェットスーツを着て水上スクーターで潜入しようとするが、サンゴ礁が天然の要塞のように島を巡っているうえ、波も荒くてなかなか難しい。 水上スクーターを乗り捨て、赤外線ゴーグルを除いた装備品の全ても捨てて、やっとの思いで島に上陸する。 島は森に覆われていた。おそらくこの中心部に目的地の工場があるはずだ。 島を歩き始めると、歩き始めたばかりなのに夏美が不吉なセリフを言った。 「さっきから同じ場所ばかり、グルグルと回っているような気がして……」
Σヽ(゚Д゚○)ノ
気のせいだと言いつつ、道なき道を切り開きながら歩くと、迷路のように道は入り組んでいくのがわかった。しばらく右往左往していると、また夏美が言った。 「さっきから同じ場所ばかり、グルグルと回っているような気がして……」
ヾ(。 ̄□ ̄)ツ
今度は違う道を進もうと、意識しながら先に進むと、触れると投網が落ちてくるトラップを回避。しばらく右往左往していると、また夏美が言った。 「さっきから同じ場所ばかり、グルグルと回っているような気がして……」
・゚・(゚`Д´゚)・゚・
小さい島だから一周しただけさと、あらゆる脇道を探索しながら先に進むと、また触れると投網が落ちてくるトラップを発見。おろおろと右往左往していると、とどめの一言を夏美が言った。 「さっきから同じ場所ばかり、グルグルと回っているような気がして……」
どうみても無限ループです。本当にありがとうございました。
続く
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