冒険記録日誌
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| 2009年12月16日(水) |
今年を振り返るのはチト早いけど |
まだ年末というには少々早いですが、今年を振り返ったゲームブック業界の感想でもつらづらと書いてみます。 まず今年発売されたゲームブックは自分の知る限り次の4冊でした。某対戦ゲームブックシリーズは除いています。なんとなく。
・ 夢幻の双刃(創土社) ・ サムライ・ソード(HJG文庫) ・ 名探偵コナン 「嗤う黒猫」殺人事件(メディアファクトリー) ・ ハヤテのごとく!SS 超アンソロジー大作戦!!(ガガガ文庫)
創土社出現前のゲームブック氷河期に比べれば、4冊でも十分沢山でたという印象です。 最近の近況を聞かない創土社ですが、「夢幻の双刃」って今年の発売だったのですね。もう2年くらい出ていない気分になってました。ドルアーガの塔の最終巻が待ち遠しい! 旧来のファンに賛否のあった、ラノベ化ファイティングファンタジーは、「サムライ・ソード」で今のところ打ち止め状態ですが、もともとHJG文庫の出版頻度自体が少ないので気長に待ちましょう。 私としてはこのシリーズは、本来のファイティングファンタジーとは別物として楽しんでいます。なので仮に「サソリ沼のメイド」や「モンスターたん誕生」が出てもそれはそれで嬉しいのですが、本音をいうと、萌えの概念とは程遠いファイティングファンタジーシリーズを無理矢理リメイクしなくてもいいのでは?という疑問も持っています。むしろ、HJ文庫で出ている日本人の書いたライトノベル作品を、番外編と称してゲームブック化した方が自然な気がするのですが、どんなもんでしょ。 「名探偵コナン」と「ハヤテのごとく!」は、まったく違うアプローチですが、どちらも人気作品をゲームブック化したもので、これからもこの手のものはポツポツと忘れた頃に出てきそうな感じです。こういったタイアップものは、ゲームブックがブームの頃から定番でしたから、案外こういった作品達がゲームブックの血脈を残していくのかもしれませんね。 他にも把握しきれないのであえて除いていましたが、洋書と同人誌と携帯アプリ系だってゲームブック的なものが次々と登場しています。 FT書房のようなしっかりとした製作集団の出版物も徐々に目立ってきていますし、低空飛行ながらゲームブックという存在は生き残っていきそうだと安心感は残る一年でした。
それから自分自身の今年のゲームブック戦歴はというと、今年の冒険記録日誌に書いてきたとおりです。 日記に書いていない作品だと、「ティーンズパンタクル」を最低能力値で挑戦とか、エニックス文庫版「ドラゴンクエスト1」で竹槍担いで冒険とか、ちょこまか数作品をやっていましたが、いずれもクリアまで行ってません。 実は今年の私は、萌えの概念やら最近の人気作品を理解するために、元旦に「ライトノベルを10シリーズ読破しよう」なる目標をたてて、それを実践していたので、そちらの方に重点がいっていました。(駄目人間ぶりがわかる新年の抱負ですね) ライトノベルって難点をいいだせばキリがないですが、その設定はありえねーだろとか脳内でつっこみを入れたり、何も考えずに笑ったり、時には予想外の面白い展開に引き込まれたり、純粋に本を楽しむにはいいですね。 ただ、当たり外れも多いので、一巻だけ購入して放置状態になるパターンも多かったので、本屋で吟味する時間が増えました。ライトノベルに限らないですが、数多くの作品の中から、自力で当たりを引き当てると嬉しいものですよ。
さて、これからしばらくの間は、年末に予定している数年ぶりのHP更新に向けての作業に入りますので、また冒険記録日誌の更新が控えめになります。 ネタはいくつか考えていますが、例えばアニメ化されるほど大人気の某対戦ゲームブックシリーズを「エロゲームブックを語ろう」のコーナーで取り上げようかと考えています。 他には以前mixi日記の方でやってた罰当たりなソーサリーネタとか、某氏から提供していただいたオリジナルゲームブックの掲載とかです。余裕があればゲームブックの入門編になるようなコーナーも作りたいところ。 作業ペースが遅いのとネットする時間が足りないせいで、予告する割にあんまり大したことはできないかもですが、あまり期待せずにお待ちください。
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