冒険記録日誌
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2009年12月15日(火) ブラッドソード ネタプレイ

(一部攻略のネタバレあり。プレイ予定の人は注意して下さい)

 ゲームブックは浅く広く楽しんでいる私にとって、好きなゲームブックは?と聞かれると軽く300冊くらい出てきます。(ファミ通のゲームレビューに例えて10点満点でいうと6点以上)
 かなり好きなゲームブック、という風に絞ると100冊くらいかな。(8点以上)
 しかし最も好きな、と形容するくらいの作品になると、ほんの数作しかありません。(10点満点)
 このうちの一つが、富士見文庫から出ていたブラッドソードシリーズです。
 ゲームシステムといいゲームバランスといい世界観といいストーリーといい細かな作り込みといい、どれをとっても最高です。
 最終巻の5巻が未訳というのは、英語がまったくできない私にとってかなりの悲劇ですが、もし今後も翻訳されることがなくても、死ぬまでにこの5巻だけは自力で読むつもりです。
 もう少し英語力がついたらプレイを再開して、このHPで何年も中断している「英語なんて大嫌い」コーナーも更新したいものです。

 ところでこのシリーズは、主人公のパーティ構成と選択肢によって、非常に幅のある展開になるので、一度クリアした後も1〜4巻は相当繰り返して遊んでました。
 しかし、さすがに今では大体の内容がわかってしまっているので、最近はちょっと違った目標設定で遊ぶようにしています。
 もともと私はやりこみプレイが好きなんですよ。
 過去の冒険記録日誌でも、ソーサリーで「神々の頭を持つヒドラ」に勝つ方法を探ったり、FFシリーズで最低能力値でのクリアを目指したり、「パンタクル」で魔法の最少使用クリアや「スーパーブラックオニキス」で最速日数プレイをした、なんてものを書いているのがいい例です。TVゲームのRPGでも「店で一切買い物をしないプレイ」とか制限つきで遊んでいたこともありました。
 ブラッドソードの場合、たとえば魔法使い1人で冒険をスタートし、1巻で登場するイムラガーンを、そのまま強引にレベル2の戦士扱いで仲間にし続けるプレイをしたことがあります。
 魔法使いとレベル6差の凸凹コンビで冒険を続けることになり、最初はまるで役立たずでただの荷物持ちだったイムラガーンが、巻を追うごとにレベルアップして頼もしくなってくるという、「イムラガーン成長物語」っぽい展開に脳内でなっていたので、結構楽しめました。
 他に挑戦しているのは、次のとおりです。
 そんな展開になったことあるよ、という凄腕のプレイヤーの方がもしいらっしゃいましたら、是非体験談をお聞かせ下さい。


・1巻「勝利の紋章を奪え!」で巨人スクリミールを通常の戦闘で倒す。

 これは結構きついです。スクリミールはシリーズの後半に登場する強敵達に比べれば、ありえない強さのモンスターではないですが、1巻の時点での主人公のレベルではかなり不利な戦いでしょう。
 純粋な戦闘力の高い戦士一人で挑戦してみたり、「盲目的服従」の魔法を狙ってみたり、魔法の笏を温存して使ったりしてみたものの、今のところ成功していません。
 しかし、うまくいけば成功しそうな感じのバランスがなんとも挑戦意欲を掻き立てます。


・2巻「魔術王を倒せ!」で悪い方のエンディングを目指す。

 悪い方のエンディングとは、対ワーロック王戦で鉄の鈴を使用せずに最後まで戦い続けるやり方です。
 報酬の経験値が800点しかもらえないくせに、1000点もらえるパターンより余計な戦闘が加わるぶん、はるかに難しいです。
 特にクモの巣でワーロック王が繰り出す衝撃波がかなりの曲者。空中浮遊で衝撃波を回避できる僧侶と、丈夫な戦士のコンビがいいだろうかと考えていますが、なかなかうまくいきません。


・3巻「悪魔の爪を折れ!」でジニーに金持ちにしてもらう。

 魔人のジニーにお願いできる3つの願い事。これで余分な願い事を一つでもすると、生命の若木を奪回するイベントに進めなくなり、終盤に登場する強敵セブン・イン・ワンとまともに戦う羽目になります。
 神々の影ほどじゃあないですが、こいつはまず勝てない敵です。唯一の勝てる望みは、前巻で入手できる火の球をここで使用することですが、そうすると前巻でのクラーケン戦が厳しい。クラーケンから逃げるには、透明になれる薬を使用すればいいですが、薬がどこで手に入るかわからない(わかる人がいたら教えて下さい)、などという面倒くさい事態になります。
 これは戦士のみが進めるルートを使うことで、クラーケンとの遭遇を回避して火の球を温存することができ、成功しました。余裕のできた2つ分の願いで、ジミーに大金持ちにしてもらったうえ、能力値も大幅増強してもらいます。
 これなら4巻の冒険が終わっても無一文にはならないし、能力増強は5巻でも役に立つはずです。ただ、生命の若木を奪還していたかどうかの有無が、5巻のストーリーに絡んでいないか心配ですが……。


・4巻「死者の国から還れ!」でトビアスを叩きのめす。

 カペラーズ騎士団の総司令官であるトビアス。邪悪な人間ではないが、法を全ての正義として、異教徒を弾圧する狂信者という、ゲームブックには珍しいキャラです。
 主人公の冒険の目的と直接関係する人間ではないので、展開によっては登場すらしないし、出会っても敵対する可能性は低いのですが、一旦敵にまわってしまうとかなりの強敵のうえ嫌な奴になります。
 本筋からは脱線するストーリーですが、トビアス絡みのエピソードは好きですねー。こいつに投獄されたときは、戦闘で叩きのめしてスカッとしたいと思ったものですが、逆に叩きのめされたことしかありません。
 黄泉の国で、さらにもう一度再戦してトドメを刺したプレイヤーなんているのでしょうか?


山口プリン |HomePage

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