冒険記録日誌
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| 2009年12月04日(金) |
学研の「学習」と「科学」が休刊 |
mixiニュースで見つけたタイトルのニュースですが、mixi日記の方は休止宣言をしたばかりなのでこちらに書きます。 あんまりゲームブックの話題とは関係ないけど、最後の方はちょっと関係します。
とにかく残念なニュースです。私は「科学」の方を読んでいましたが、学校より身近に、理科の面白さを知らせてくれた素晴らしい雑誌だったと思うだけに、休刊は信じられません。 理系離れっていわれてるこのご時世に拍車がかかりそう。いい教育雑誌だし、mixiのコメントも惜しむ声ばかりなのになぜ売れないんだ。 この雑誌は親が買ってくれるイメージなので、子どもが変わったというより、最近の親が変わったのかな。もちろん少子化という理由も大きいでしょうが。 いつかは形を変えて復活することを希望したいですね。もし全年齢対象の雑誌として復活したら定期購読したっていい。もちろん付録は「科学」のタイプで!(「科学」の付録は組み立てて動かしたり、実験をしたりできるものが多く、「学習」の付録は勾玉のレプリカや、開発されたばかりの新素材の見本など完成品が多かった)
ちなみに私は「科学」の方を買ってもらっていましたが、漫画も付録も楽しみでした。 どれも好きだけど特に宇宙関係の漫画や小説が大好きで、今のSF好きにつながっていったんだよな。 タイトルは忘れたけど、太陽系の各惑星を舞台に大泥棒と主人公が宝を取り合うドタバタ(でもしっかり毎回その惑星の特徴が勝敗に影響する)シリーズとか、爺ちゃんは宇宙人でハレー彗星と一緒に宇宙に帰っていったという幻想と交じり合いながら少年が家族の死と向き合うハートフルフトーリーとか、宇宙事故かなにかから2人だけ生き残った少年少女が謎の無人宇宙船に救助されたはいいが実は肉体乗っ取りを企てる異星人の船だったというSFホラーとか、もう一度読んでみたい。 付録は、ぶちっきょだったので機械系のものはよく製作を失敗していたけど大好きだった。カブトエビの卵は孵して結構長い間育てたし、中には食べられるミニハンバーガー製作セット、嘘発見機なんてのもあった。
ゲームブックがブームになったときも、しっかり影響されていて、ページを切りとってホッチキスで止めると、パラグラフ数33くらいのミニゲームブックが完成するようになる特集コーナーが記憶に残っている。 内容はタイムマシンパトローラーが主人公で、歴史の改ざんをたくらむ悪党を捕まえるお話し。この悪党はリンゴの木に潜んで、ニュートンが万有引力を発見する瞬間を邪魔しようとしていたけど、今考えるとまるで動機がわからない。(笑) 主人公が古代のローマ風呂に入っている間に、服を盗まれて風呂から出られなくなってENDというコミカルな展開があったかと思えば、自分の母親が事故死する直前の現場に出くわして、助けるか葛藤するシビアな選択肢もある。ちなみに母親を助ける選択肢を選ぶとパラドックスで主人公が消滅するのでせつない。 いずれ、東京にいく機会があれば、国立国会館でこの号を借りてコピーしてもいいなと思っているので、何年の何月号か特定できる方がいらっしゃったら、是非ご一報を!
さらに私よりもう少し後の学年の話しだが、高野富士雄ゲームブックでお馴染みだった、デブ猫こと“ねこまんまのポチ”がレギュラーで登場していた時期があったらしい。 ただ、ゲームブックでは自由奔放だったポチも、学研ではいたずらをしては怒られ反省する役どころでキャラが発揮しにくかったみたい。 これは是非見てみたかったが、未確認情報なので見たことある人はこちらも様子を教えて下さると嬉しいです。
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