冒険記録日誌
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2009年11月24日(火) 伊賀忍法 必殺!(スーパー頭脳集団アイデアファクトリー/桐原書店) その2

 まずサイコロをふって能力値を決定します。能力の決め方は技術(サイコロ1個+6)、体力(サイコロ2個+12)、奸知力(サイコロ1個+6)です。
 運点が奸知力に変わった以外は、FFシリーズの能力とほぼ同じですね。
 奸知力はどんな能力かというと、ずる賢さを表すと書かれていますが、よくわかりません。遊んでいればおいおいわかるでしょう。
 能力が決まりました。

技術点   7
体力点  14
奸知力点 11

 ひどい能力だな。今回はたけたろうが主人公じゃないんだがな……。数値の高い奸知力点は用途がよくわからないし。
 続いて忍術の選択です。10種類の忍術から技術点+3の数だけ、自由に選ぶことができます。一つの術を3つ・4つ選んでもいいし、まんべんなく広く選んでもいい。今回は初回だし、術がちょうど10回しか使えないので全部の術を一回ずつと決めましょう。
 忍術の内容は以下のとおり。

瞳幻の術……………相手に幻覚を見せる術。消費体力5。
隠形の術……………壁や石材に同化して姿を隠す術。消費体力4。
不死鳥の術…………死んでも生き返れるという凄い術。ただし復活したときは、体力と技術は原点の半分になっている。
鷲寄せの術…………鷲を呼び寄せる術。鷲にのって空を飛ぶことも可能。消費体力2。
蛸吸いの術…………壁や天井に吸いつくことのできる術。壁のぼりに便利。消費体力2。
百面相の術…………変身の術。ただしモデルとなった人が死んでいるか意識がないときにしか使えない。消費体力1。
遠話の術……………好きな場所から自分の声を発生させる術。消費体力1。
技術回復の術………技術点を半分の量だけ回復する術。体力は消費しない。
体力回復の術………体力点を半分の量だけ回復する術。
体力分配の術………自分の体力を減らして仲間の体力を回復する術。

 
 回復系の術が原点の半分回復とは、バルサスの要塞の魔法と似ているね。忍術の大半は体力まで消耗するから、体力の回復の術の回数は多い方がいいかも。体力分配の術が使えるかは、仲間の活躍の機会がどの程度用意されているかによると思う。
 瞳幻の術と隠形の術は、同じレーベルのゲームブック「忍法タイムチェイス」に登場する未来の忍者の末裔も使用してた。消費する体力点の量まで一緒。一般的なゲームブックだと幻影魔法はそんなに強力ではないが、「忍法タイムチェイス」ではどちらの術も一撃必殺の奥儀だったので使えると予想できます。
 ところで正綱の城には風魔一族という忍者集団が用心棒として雇われているらしいのですが、「忍法タイムチェイス」にも風魔一族が登場していました。もしかしてあちらはこの作品の続編?あっちの主人公はこっちの主人公の子孫かもしれませんね。
 
 最後に行動を共にする仲間を3人の中から1人選びます。自分の技術点が低いので戦闘力をフォローする意味で、もっとも技術点の高い<炎平九郎>を選択します。こいつは火薬の扱いは一流らしいですが、単細胞なので隠密行動は苦手とのこと。

<炎平九郎>
技術点   9
体力点  12
奸知力点  6

 残りの2人の部下に待機するように命じると、炎と城の西側の庭園に忍び込んだ。
 「やはりこれが一番手っとりばやいと存ずるが」
 炎が懐からいくつも火薬玉を取り出して並べ始めます。炎を仲間にしたときの最初の選択肢は景気よく門番をぶっぱなして潜入するか、鷲寄せの術を使って上空から潜入するかだそうな。
 いくらなんでも最初くらいは気付かれないように穏便に潜入したいです。短く口笛を吹いて、2羽の鷹を呼び寄せます。


続く


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