冒険記録日誌
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| 2009年11月20日(金) |
たけたろうの冒険番外編 ──天界の迷宮編 その5── |
(ネタバレ注意!プレイ予定の人は読まないでください)
見知らぬナシクさんの助言にしたがって、分岐は左を優先して通路をどんどん進んでいきます。 時間ポイントはその間も経過して、55まで消費してしまいました。60になったらゲームオ−バーですよ。今回の冒険はもう絶望的なのでしょうか? 不安のあまりキョロキョロしているうちに、豪華な内装を施された部屋に到着しました。そこにいた人影に思わず目をこすります。そこには、ともみ(シータ)とムスカがいるじゃないですか!2人は私にも気付かず激しい言い争いをしているようです。
「鬼ごっこは終わりだ!終点が玉座の間とは、上出来じゃないか」 「これが玉座の間ですって!ここはお墓よ、私とあなたの。あなたには石は渡さない!」
えーと。何か主人公を無視して勝手にクライマックスになってますねぇ。 なんとなく居心地が悪い思いをしながら見ていると、ともみが飛行石のペンダントを振り上げました。まさか! 「ともみ!待って」 私の制止も気付かずともみは滅びの呪文を唱えました。 「バルス!」 あたりは光に包まれ、大崩壊が始まります。私は悲鳴をあげながら、無我夢中で飛び交う瓦礫から逃げ回ります。 崩れた石壁に体に叩きつけられた衝撃に意識が遠くなってきました……。
気がついたときは一人でした。気を失う前になんとか建物部分よりは安全な、木の根の中に飛びこめたようで、おかげで命だけは助かったようです。運よく無傷で残っていた凧を発見すると、上昇を続けるラピュタを脱出し空に飛び出します。 助かりましたけど、気分はどん底でした。ともみを見殺しにしてしまうとは何とも後味の悪い終わり方です。 「兄貴!」 空耳?いや、違います。声の先には、ドーラおばさんたち空中海賊のフラップターが、浮いていました。そこに仲間たちと一緒に、ともみがこちらに向かって手を振っているのが見えるじゃないですか。思わず涙が出そうになるのを堪えて手を振り返します。 これでハッピーエンド。よかった、よかった。 ただね。今回の冒険で、私って何も役に立っていなかったような気がします……。
END
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