冒険記録日誌
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2009年11月05日(木) たけたろうの冒険 ──FF22・ロボットコマンドゥ編 その5──

(ネタバレ注意!プレイ予定の人は読まないで下さい)

 知識市から産業市を経由して、タロス国の重要な軍事拠点であるガーディアン市に到着します。
 さすがに、この都市の軍事機密は厳重に管理と防衛がされているようです。住民が眠りこんでいても、ガーディアン市のコンピュータと防衛機能は自動で休まず動き、私が市内で自由に動き回ることを許可してくれませんでした。
 でも、それでもかまいません。私がここにきたのは、タロス国で最強とされる最新鋭の戦争用ロボットに乗り越えることでしたから。目的は十分達せられるのです。
 選んだのはキャタピラ戦車の土台に大魔神のような人型の上半身が合体した、ビルのように巨大なロボット。そのコクピットに乗り込んでモニタの画面を見ると思わず感嘆の声が出ました。見下ろした街で人々がちっぽけに見え自分が偉くなった錯覚すら覚えたのです。

戦車ロボット
装甲点:18
速度:低速
戦闘用ボーナス:+2
特殊能力:各戦闘ラウンド毎に1発ずつ使用可能な特殊音波砲を3発内蔵。通常の戦闘結果とは別にロボット相手ならサイコロ1つ分、恐竜相手ならサイコロ2つ分のダメージを負わせることができる。

 これで無敵です。我ながら後で怖気づいたら困るので、気分が高揚している今のうちに占領したカロシアン軍の本拠地が設置されているタロス国の首都まで攻め込むことにします。
 意気揚揚と私はガーディアン市を後にすると、嵐市から宗教市を素通りして首都に向かいます。そのままよそ見をせずに、キャタピラの音も高らかに本陣を据えている野球場へつっこみます。
 カロシアン人からの合言葉の問いかけにも律儀に返事を返して、ごまかせるだけごまかしながら進みましたが、将校クラスの専用区域まで差し掛かると、敵軍もさすがに異常を感じとったようです。
 私のロボットに負けず劣らず巨大なロボットが1体立ちはだかって、静止を呼び掛けてきました。えーい!私もやるときはやるんですよ!ここまで来たらどのみちもう逃げることは不可能です。もうメチャクチャに暴れてやりましょう!

クラッシャー・ロボット 装甲点:14 速度:低速 技術点:8
特殊能力:攻撃に成功するたびに4点のダメージを与えられる。

 2回も敵の攻撃が命中したのは痛かったですが、私はかまわずこいつを粉砕しました。巨大ロボット同士のすさまじい戦闘の影響で、周囲のカロシアン人や敵軍のロボットまで大混乱に陥っています。
 何機もの戦闘機が飛び立ち、頭上から攻撃しようとしてきます。用意していた「妨害フィールド」を作動させるとバランスを崩して、次々とゴミのように落下していきます。緊張を通り越して興奮状態になった私は声を出して笑いながら暴れまわります。今なら「人がゴミのようだ」のセリフを言った人の気分が少し理解できますよ!
 そのとき、地面が振動したかと思うと超ド級クラスの戦車がこちらに向かってきました。正面には据え付けられたバカでかい大砲と、その周囲に無数に生えた小砲がこちらを見据えています。
「タロス人よ!こちらはミノスだ!さあ、わしの怒りを思い知れ!」
 無線機から怒りの声が響いてきます。ミノスとはカロシアン人の首領の名前。ついにボスが登場したのです。

スーパー戦車 装甲点:16 速度:低速 技術点:12
特殊能力:小砲の攻撃により、攻撃に成否に関わらず毎ラウンド1点のダメージを与えられる。

 先ほどのクラッシャー・ロボットとの戦闘で装甲点を8点失っているのでこちらの残り装甲点は10。技術点でも負けているので、長期戦は明らかに不利です。

1ラウンド目
 今まで温存してきた自動追尾式小型ミサイルをぶっぱなし、10点のダメージを与える。戦闘には負けたのでこちらは計3点のダメージ。

2ラウンド目
 特殊音波砲で攻撃。3点のダメージを与える。戦闘にも勝ったのでさらに2点の追加ダメ。こちらは1点のダメージ。

3ラウンド目
 特殊音波砲で攻撃。2点のダメージを与える。戦闘には負けたのでこちらは計3点のダメージ。

 3ラウンド目の攻撃で、スーパー戦車が大音響とともに爆散しました。 
 終わった…。
 雑魚のカロシアン人と戦闘機はパニックを起こして逃げ出していきます。もう安心です。もう何日もすれば仲間のタロス人も自然に目が覚めることでしょう。きっと私はヒーロー扱いされるはずです。いい気分です。こんないい役は久し振りじゃないですか。 
 でも、興奮状態が収まると、今まで溜まっていた疲労が一気に襲ってきました。とりあえず、ともみが呑気に寝ている我が家に帰りましょう。
 今は休憩しても誰も文句を言う人はいないはず。みんなも寝ていますし…なんといっても今日の私は勝者なんですから…。



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