冒険記録日誌
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| 2009年11月01日(日) |
たけたろうの冒険 ──FF22・ロボットコマンドゥ編 その1── |
(ネタバレ注意!プレイ予定の人は読まないで下さい)
ここは地球やタイタンとはまったく別の世界にあるタロスという国です。 凶暴な恐竜たちが我がもの顔に徘徊するこの世界の危険に対して、タロス国民は各種の大型ロボットを道具として操ることで国を開拓してきました。今では荒れた土地のいくつかには大きな町が建設され、恐竜の一部も家畜化されて平和に利用されています。 またタロス国民はすべからく、移動の手段や野生の恐竜への対処のために、武装された大型ロボットに乗り込むことが多いのでした。それは恐竜だけでなく、隣国すむ恐ろしいカロシアン人に対する軍事的な牽制手段でもあるからなのですね。 さてこんな世界で、私ことたけたろうは牧場で「カウボーイ」と呼ばれる人型ロボットに乗り込んで、家畜にしている恐竜たちの世話をする仕事をしているのでした。
その日の朝。私はいつものとおりキッチンで朝食をとっていました。 そのとき、2階からまだパジャマ姿のままの妹のともみが、ヨタヨタとした足取りで階段を下りてきます。何か様子が変です。 「ともみ?そんなにふらついてて、まだ寝ぼけているのですか?」 「眠い!」 ともみは一言そうつぶやくと私に抱きついて倒れかかります。その勢いに私も押し倒されて椅子からともみごと床に転がり落ちてしまい、気がつくと私の上にともみがのしかかっている格好になっていました。 え?えっ?ど、どうしたのです。いきなりの展開についていけません。こんなことをしてはまずいですよ。私たち腹違いとはいえ、きょ、兄妹なんですから。ああっ、お願い、息を吹きかけないで。ももも、もしここで「おにいちゃん…大好き…」とか耳元で囁かれたら理性がふきとぶかもしれません。ここで二人が星になったら困ります。ああ、どうしましょう。 などとしばらく妄想まじりの混乱した頭で悶絶していましたが、ともみが完全に寝ていることに気づきました。は、ははっ…、息を吹きかけられたと思ったら、ただの寝息でしたか。しかし、急にどうしたのでしょう。ゆすっても鼻をつまんでも、いっこうに目を覚ましません。 ともみに毛布をかけてやってから、椅子に座りなおし、テレビをつけてみると臨時ニュースが中継されていました。アナウンサーも非常に眠そうな顔をしています。 「カロシアン人の攻撃…みんな眠っています…わたしも限界…」 そこまで言ってアナウンサーも突っ伏して寝てしまいました。慌てて椅子から飛び上がり、外に出てみると通行人も全員道に転がって眠っています。いきつけの店の店員もそのお客もお隣の家の住民も建物の中でみんな眠っています。どうやら起きているのは私1人だけのようです。 騒音がしたので上空を見上げると、カロシアン人の使用する型のロボットが、何機も飛行していくのが見えました。 どうやらカロシアン人による特殊な催眠攻撃によって、タロス国中の国民が寝てしまったみたいです。このままではみんな目が覚めるころには、各主要都市の蹂躙に成功したカロシアン人たちを前に手も足も出なくなってしまうでしょう。しかたがないです。唯一目が覚めているタロス人として、私が1人でカロシアン人どもと戦うしかないみたいです。でも、どうやって?
不安を感じつつも、家の中から護身用の剣と医療キット5箱を取り出すと、牧場にあるロボット格納庫に向かいます。この世界で最もオーソドックスな人型ロボット「カウボーイ」と、飛行型軽量タイプのトンボ型ロボット「ドラゴンフライ・モデルD」の2機を私は所有しているのです。戦闘はなるべく避けたいので、耐久力に不安があるものの高速移動ができる「ドラゴンフライ・モデルD」に乗り込むことにしました。 とりあえず、この状況に対処できる方法や情報がないかを求めて、大都市に向かうことを決意します。 しかしなぜ私に睡眠攻撃が効かなかったのでしょう。こんな大変なことをするくらいなら、私も一緒に眠り込んでいたかったくらいですよ…。 でも、今回の冒険は楽な方かもですね。山口プリンさん自身も以前「貧弱コマンドゥ」(2002年4月の冒険記録日誌参照のこと)という企画で低能力値クリアをしてますし。同じようにやればいいわけです。
「何甘いことぬかしてるかぁ!かぁ!かぁ!ぁぁ!ぁぁ!…!…」
はっ、天から響いてくるその声は山口プリンさん!
「同じ展開を繰り返すなぞ、つまらんことはさせぬ。幸いこのゲームは3つの方法でクリアすることができる。お前は必ずわしと違う手段を選ぶのだぁ!だぁ!だぁ!ぁぁ!ぁぁ!…!…」
鬼!悪魔!自分が一番楽な方法でクリアしているじゃないですか!
技術点 7 体力点 14 運点 7 持ち物:剣、医療キット(5箱)
「ドラゴンフライ・モデルD」 装甲点:5 速度:超高速 戦闘ボーナス:0 特殊能力:非常に操作性がいいので、逃亡できると書いてある場面では必ず逃亡できる。
続く
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