冒険記録日誌
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先日買ったラノベ「けんぷファー10・2分の1巻」を読んでいたら、この作品で数少ない男キャラである東田がめずらしく良いことを言っていたので印象に残った。正確なセリフは覚えてないがこんな感じ。
女の子はすべからく可愛い。これは真理だ。 美少女と可愛いは別なんだ。可愛いがあって、その中に美少女が存在する。 美少女は至高だ。しかし、だからといって可愛いをないがしろにしていいわけじゃない。
東田は、主人公の友人で女好きなアホキャラという、いかにもラノベにありがちなベタキャラなんだが、主人公によると、「東田は女の子の話題をよくするが、誰がブスとか言ったことがない。ベストランキングを作ってもワーストは作らない」らしく、アホなりに愛のある男のようだ。 なんでこれが印象に残ったのかというと、この考え方が自分にとても合っているから。言葉を置き換えてみよう。
ゲームブックはすべからく面白い。これは真理だ。 面白いと名作は別なんだ。面白いがあって、その中に名作が存在する。 名作は至高だ。しかし、だからといって面白いをないがしろにしていいわけじゃない。
自分がゲームブックに対して抱いていた漠然とした考え方が、この言葉でピッタリと表現できたのでスッキリした。冒険記録日誌も一応はこの考え方で書いてきたつもりだ。 (ま、東田ほど達観していないので、たまには悪く書いた作品もあるかもしれないが、心底嫌いなわけじゃない。ほんとに嫌な作品というのはそもそも遊ぶ気にならないのでこの日誌に登場しない) つまらない作品を褒めたたえる必要はありませんが、それを許容できる世の中でないと、遊び心のある作品がなくなっちゃいますよ。ゲームブックに限らない話しですけどね。
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