冒険記録日誌
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2009年09月09日(水) ゼビウス(古川尚美/創元推理文庫) その6

(ネタバレ注意!プレイ予定の方は読まないで下さい)

 町を無一文で放り出された俺は、アンドアジェネシスの神殿まで戻って態勢を立て直すことにした。神殿の中で食事を取って休憩しながら、今後の対策を考える。
 軍服を入手する件はまた考えればいい。なんなら南の町でミカンもぎの仕事を10回も繰り返せば、金貨40枚は稼げるのだ。パラグラフ移動がメンドイが、双方向システムのメリットである。
 とりあえずは、他の場所を探索しよう。まだ行っていないところは、北の山岳地帯と南西の砂漠の2箇所。
 どちらでも良かったが、レジスタンス軍のリーダーから砂漠にエクスカリバーがあるという情報を聞いているので、砂漠に向うことにする。石棒に水筒(3回分の水入り)だけでは、装備に若干の不安はあるが、そこは双方向システム。砂漠の入口で様子を見て、やばそうなら引き返せばいい。

 俺は砂漠に1歩足を踏み入れる。
 すると、突然沸き起こった砂嵐によって、どこへともしれない砂漠の中央までいきなり運ばれてしまった。なんだそりゃあ!
 こうなると状況は厳しい。出口がわからないうえ、砂漠の大半はパラグラフを移動するたびに、水か体力ポイントを1ずつ減らしていくようになっているのだ。
 途中で行き倒れの寸前の男に遭遇したのでなけなしの水をやると、エクスカリバーの在りかを言ってから息絶えた。ふーむ、ゲームブック世界の遭難者の鏡みたいな奴だな。先ほどの乞食にも見習ってほしいわい。
 エクスカリバーはそれからあっさり見つかった。武器ポイントが6もある名剣だ。これは素晴らしい。剣の強さにものをいわせ、その後襲ってきたゾンビどもも打ち倒してしまう。
 だが、この砂漠の暑さには武器も何にも役に立たない。しばらく彷徨ったあげくに俺は衰弱死してしまった。

END


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