冒険記録日誌
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| 2009年09月08日(火) |
ゼビウス(古川尚美/創元推理文庫) その5 |
(ネタバレ注意!プレイ予定の方は読まないで下さい)
東の町へ到着した俺は、まっすぐに高層ビルに向わず、町の散策を始めた。 「バキュラ研究所」という建物が気になったが、軍人以外は駄目だと中に入れてもらえなかった。どこかで軍服を手に入れる必要があるらしい。 町外れまで行くと有人戦闘機タルケンが、俺を不審に思ったのか浮遊しながら近づいてきた。まずいな。こいつと戦うにはESPガンを持っているうえ、サイコキネスの能力がないといけない・・・って条件が揃っているな。じゃあ、逃げずに戦うか。 戦闘の判定はあっさり負け。タルケンから発射された弾は俺のESPガンを弾き飛ばした。(ESPガンを失う) 銃一つで戦闘機と戦う俺も我ながら凄いと思うが、上空に浮かぶ戦闘機から、俺のかまえた小さな銃を撃ちぬくという離れ業を、わざわざ披露してくれたタルケンの操縦者の射撃センスもすげぇ。いさぎよく完敗を認めてここは逃走しよう。
デパートのある高層ビルに入ると、衣料品売り場に向った。 「バキュラ研究所」のことだけではなく、デパートの商品も軍人は税金が免除されるらしく3分の2程の価格で買えるのだ。ぜひとも軍服が欲しい。 軍服は金貨5枚で売っていたが、店の親父が平民には売れるものかと怒鳴ってきた。選択肢によると、金貨10枚があればなんとかなりそうな様子だったが、手持ちは金貨9枚。あきらめざる得ない。 前回の悲劇の舞台となったペットショップはスルー。一回勝負の戦闘に負けると即死するような強敵ロボット犬を倒すことなど、ゲームバランス的に考えてクリアの必須条件にはしないだろう。つまり、無視しても問題ないと判断したわけだ。まあ、海外産のゲームブックなど一部にはそうゆう不条理な作品もあるがな。 地下食堂街も行ってみたが、体力が満タンだったので特に用はないと引き返した。武器屋での買い物も軍服を手に入れてからの方がいいだろう。 残るは最上階の酒場だ。金貨2枚を支払って店に入ると、ここでは3種類のギャンブルをやっているようだった。公営カジノ場のようなものらしい。 おもしろい。ここで金貨を稼いで軍服と武器の購入資金にしよう。 まずはヘキサゴンに挑戦する。4人用スゴロクのようなもので、金貨6枚を獲得。出だしは好調だ。 次はヘキサクロスト。これは失敗だった。なんとこのゲームは要するにロシアンルーレットなのだ。1発だけ弾の入ったリボルバー式の拳銃をこめかみに押し当てて引き金を引く。当たれば当然ながら即死である。なんとも恐ろしいデパートだな! 幸いにもこの賭けには勝ったが、命をかけたわりに金貨5枚しか手に入らない。 最後はヘキサカードというカードゲームに参加。これはトランプのページワンみたいなものらしい。ここで金貨10枚の大負け。 このままではいかんと、もう一度ヘキサゴンで金貨6枚を勝ち取る。この時点で所持金は金貨14枚。今やめても軍服を買えないことはないが、もう一度ヘキサカードに挑戦。また金貨10枚の負け!むきになってもう一度、ヘキサカード。トドメになった3回目の金貨10枚の負け!うっはぁ! 破産した俺は、掛け金を支払うことができない。袋叩きにあったうえ(体力ポイント3を減らす)、所持品を2つ(石棒と水瓶)を没収され、町の外に叩き出されてしまった。くっ、ギャンブルは怖いぜ…。
続く
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