冒険記録日誌
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2009年09月07日(月) ゼビウス(古川尚美/創元推理文庫) その4

(ネタバレ注意!プレイ予定の方は読まないで下さい)

[2人目のP.J]

戦力点 9
体力点 17
超能力 サイコキネシス
所持品 食料(1食分)

 俺は再びゼビウス星に落りたった。ペットショップで殺されるとはこの星は油断がならない。慎重に行こう。
 アンドアジェネシスの神殿で、金貨1枚、衣服、石棒(武器ポイント2)を入手する。それから今回はさらに水瓶を発見したので、スタート地点近くまでもどって水瓶に水(2回分)を満たした。石棒と水瓶をかかえて歩く姿は少々間抜けだが、考えたら負けだ。気にしないようにしよう。

 今回は西の町から探索を始めることにする。西の町はさびれた町で、人影も少なくひっそりとしていた。
 乞食がねだってきたので、なけなしの金貨1枚をめぐんでやると、今度は飢えた自分に食料と水をめぐんでほしいと言い出した。食料と水を1回分ずつやると、今度は所持品を一つくれと言い出す。
 ……。これは……罠か?
 俺は遠い記憶の扉を開けて、カーレという都にあった某井戸を思い出した。くれくれというだけで、結局なにもしてくれないという腹の立つ井戸だ。いや、井戸と違って乞食は悪くない。ただ物乞いをしているだけで、自分が役に立つとは一言もいってない。言ってないが、ゲームブックの世界で生きる乞食たるもの、金貨1枚に大仰に喜び、どう考えても金貨以上の価値はある情報やアイテムをくれるのが、マナーではないのか。
 とりあえず、この乞食から情報は引き出せないと判断し、所持品は渡さなかった。今後どうにも攻略が詰まることがない限り、無視を決め込む。正しいかどうかはいずれわかるだろう。

 町中を歩いていくと袋が転がっていたので、拾うと毒蛇と金貨が出てきた。毒蛇にはかまれた(体力ポイント3を減らす)が、金貨5枚を得る。
 さらに町を歩いていくと、コロシアムあった廃墟で老婆がブツブツ独り言をいっていた。どうやらこの町には、ガンプに反旗を翻すレジスタンス軍が潜んでいるらしい。味方になりそうな存在だ。接触できればいいんだが……と思いつつ歩いていたら、男にESPガンで威嚇され、戦闘になる。勝利すると、男からESPガン(武器ポイント3)を奪いとれた。さらに男はレジスタンス軍のリーダーに会わせてくれると申し出てくれる。えらく簡単に接触できるな、オイ。
 レジスタンス軍のリーダーは歓迎してくれ、聖剣エクスカリバーの情報を教えてくれたうえで、食料2食分と3回分の水が入る水筒をプレゼントしてくれた。これはありがたい。

 西の町で得られるものは得たようだ。
 続いては南の町へ行き、前回と同じくミカン畑で日雇い労働に従事して、体力の完全回復と金貨4枚を得る。合わせて金貨9枚を握り締め、次は東の町へ行くと決めた。
 今度こそ、あのデパートにリベンジを果たすのだ。

 続く


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