冒険記録日誌
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2009年08月17日(月) ローンウルフシリーズ(ジョー・デバー&ガリー・チョーク/ボビージャパン) 2巻「水上の炎」

(ネタバレ注意!プレイ予定の人は読まないで下さい)

 王様に報告をすませたローンウルフは、敵軍に対抗できる唯一の剣、ソマースウォードの探索に出発する。これがローンウルフシリーズ第二巻「水上の炎」の目的です。
 最初の冒険は、乗っていた船を沈められ、漁師達に身ぐるみはがされ宿代もなくなって、しかたなく馬小屋に寝ているところを、暗殺されて終わりという悲惨な展開でした。
 そのかわり二回目の挑戦では、危なげなくクリアできました。今度は350のパラグラフ数相当にはストーリーが長いので、第一巻で感じた手軽さは感じなくなりましたが、それでも面白いです。

 ちなみに私は戦闘力と体力を最低値に設定した「たけたろうモード」で遊んでいたのですが、このゲームの戦闘ルールでは戦闘力が劣っていても、一方的にダメージを負うわけではないので、体力さえ万全なら意外に戦えます。さらにこのゲームでは、ゲーム開始前に10の中から選択できるカイ戦士の特殊能力のうち一部を習得することが出来るのですが、戦闘時に役立つ特殊能力を捨てて、回復術と危険感知能力系に全て振り分ける作戦が的中したみたいで、多くの戦闘は避けることができました。

 今回の冒険中に一番悩んだのは、馬車の中にいた乗客の中から、スパイを見つけるシーン。
 ヒントらしいヒント(のパラグラフ)を見つけることができなかったのに、「君は犯人の正体がわかった。それは誰だ?」なんて、急に選択を迫られるのですから。
 もっともここは「一番、スパイと無縁そうな人物を選ぶ」という、ミステリーのお約束にしたがって選ぶと正解しました。(笑)

 またこの冒険で登場する宝であるソマースウォードは実に強力。たけたろうでもこの剣があれば無敵の戦士に変身してしまいます。その効果は戦闘点に8点のボーナスを加えたうえでダメージ2倍という、とんでもないものです。
 ファイティングファンタジーのゲームブックに換算するなら、戦闘時の技術点に+4の補正のうえ攻撃に成功すれば4点のダメージを負わせることができる、とでもいえばその強力さがわかるでしょうか?さらに敵の魔法を吸い込む能力なども備わっており、単純な戦闘以外のシーンでも役に立つのです。
 このソマースウォードは今後の冒険にも携えることができるようなので、ゲームバランスが悪くならないかと余計な心配をしてしまいます。


山口プリン |HomePage

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