冒険記録日誌
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| 2008年07月10日(木) |
天才バカボンの華麗なる登校 その4 |
(赤塚不二夫劇場のプレイレポートです。ネタバレ有りなので遊ぶ予定がある人は読まないことをお勧めします)
「遅れちゃうよー」 突然の声にバカボンは目を覚ました。いけない、いつの間にか寝てしまったらしい。 声の主は大きな目覚まし時計をかついだ、地獄耳ウサギだった。 「おーい、今何時か教えてくれよー」 あせったバカボンが地獄耳ウサギを追いかけると、ウサギと一緒に木の根っこの穴に落ちていってしまった。ミクロの決死戦にエクソシストのあとは、不思議な国のアリスネタですかぁぁああ!!! バカボンは落下のショックで気を失い、続いて意識を取り戻すと、キセルをふかした猫が腹のうえに座ってアグラをかいていた。ニャロメだ。 「ここはどこなの」 「ここは、ナンセンス童話で有名なルイス・キャロルの不思議の国……にナンセンス漫画で有名な赤塚不二夫ワールドが混ざったド不思議の国だニャロメ!」 うーむ。よくわかんないけど、大変な世界に来てしまったらしい。 バカボンが立ち上がってみると、立て札があり、そこを起点に2本の道が延びていた。キノコの森とタマゴの里。キノコの森を選択して歩く。 歩いているうちにお腹がすいてきた。おそ松くんの家でも結局朝食は食べそこねたので無理はない。しかし、森にはキノコが大量にはえていた。これは食べろってことですね。 「はー、ぽっくん、ぽっくん」 バカボンの姿はたちまちタヌキの姿をした、ココロのボスに変身した。ひー、やっぱり罠だった。別のキノコを食べると、便器の形をした顔の東洋便器に変身した。 「やあ、みんなベンキしてる?」 あー、もう嫌だぁぁああああ!!!! (長くなるので中略) やっとの思いで元の姿にもどったバカボンの目の前を、一人の少女が明るく話しかけてきた。 「こんにちは。私、エメラルド・シティへ行きたいんだけど、道、知らない?」 「ごめん、ぼくの方が道を尋ねたいくらいだから。でも、エメラルド・シティって聞いたことあるなー。君の名前は?」 「私はオズの魔法使いに登場するドロシーよ。ほらここに仲間たちもいるもの」 ドロシーの仲間って、ライオンとブリキマンとかかしだよなー。 バカボンはドロシーと名乗った女の子の背後をそっと見た。 「ノーテンキー!」 「クスクス、クスノキ」 「特別出演してやってるだけニャわい」 ウメボシ仮面と、キノピオ(ピノキオではない)と、菊千代(赤塚不二夫の飼っている猫)じゃないか。 「どう、あなたも仲間にならない?」 「遠慮します」 ドロシーが去っていったあと、バカボンはまた別の女の子に出会った。 「こんにちは、私はドロシー」 「えぇ!?さっき、ドロシーにはあったばかりだよ」 「さっきのは分家ドロシー。私が本家ドロシーよ。ほら、ちゃんとした仲間もいるし」 本家ドロシーと名乗る女の子はニッコリと笑った。バカボンは女の子の背後をそっと見た。 鉄カブトのことしか話さない、たたえよ鉄カブト!こと熊田に、やたら難しいことしか話さない学者先生、それに赤塚不二夫の願望が具現化したマンガ家狼(漫画描きのアシスタントをしてくれる便利な獣なのだ)がそこにいた。 「どう、あなたも仲間にならない?」 「やっぱり遠慮します」 本家ドロシーがさった後も、またもや楽しそうな歌声とともに新たなドロシーが現れた。元祖ドロシー、老舗ドロシー、五号店ドロシー、東中野店ドロシー……。 「つきあいきれないよー」 バカボンがさらに先に進むと、筋肉ムキムキの男たちが並木になっているボディビルダーの並木道に、相撲とりたちが並んでいる並木道、それに人生の並木道の3本が延びていた。
疲れたのでまた中略して続く
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