冒険記録日誌
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| 2008年07月05日(土) |
傭兵剣士(新紀元社) |
その昔、社会思想社から発売されていたT&Tが出版社を変えて復活! そしてなんと、T&Tソロアドベンチャーの第一弾として名高い、「傭兵剣士」がでたぞー!って、もう二年近くも前の話しを書くのは、我ながら自分がいかにゲームブックとそのネット界から離れていたか、わかりますな。 正直T&Tソロアドベンチャーシリーズは、あんまり自分は好きじゃなかったけど、それでも復活すると聞くと嬉しいです。
余談ですが、私が現在やっているオンラインゲーム「リネージュ2」で、T&Tを知っている人には有名な名前、「無敵の万太郎」を名前にしてキャラクターを作ろうかと思いましたが、残念ながらその名前は、すでに使用されていてできませんでした。結局、そのゲーム中でその名前の人物に出会ったことは一度もなかったのですがねぇ。かわりに「ピップ」って名前の人は見かけましたが。ドラゴンファンタジーの話題を振るとちゃんと反応がありましたよ。w
話しを戻しますと、この新紀元社の「傭兵剣士」は社会思想社版の焼き直しではなく、もう一作収録されていたソロアドベンチャーをカットして、そのかわり傭兵剣士を舞台にしたリプレイを収録しています。 装丁がちょっと凝っていて、なんと表カバーが2重に重ねてあります。リプレイ部分(縦書き)を読むときは右開きで、わりと今風なイラストがカバーに描かれているのですが、一枚目のカバーをはがせば、そのカバーの裏は冒険記録用紙になっていて、新たに見える二枚目のカバーには以前のとおりの洋風ティストいっぱいのイラストもでっかく載っており、左開きでソロアドベンチャー(横書き)を始めるようになっているのです。 ソロアドベンチャー部分はほとんど以前のままで(多少改定しているところもあるらしいですが)久しぶりにT&Tに触れた人はきっと懐かしい感じに浸れるでしょう。
そして面白かったのはリプレイ部分。これはゲームマスターをたてたうえで、6人パーティの冒険者達が傭兵剣士をプレイするというもの。 あのガチガチ理不尽洋風ゲームだった傭兵剣士が、こんなにも楽しくプレイできるのか、と驚くほど笑って読むことができます。とくにナックルという盗賊のキャラクターが、T&Tソロシナリオ特有の罠の犠牲になって、元のキャラクター原型がなくなっていくまで変わり果てるのには、爆笑ものでした。 でもこれって、6人(+NPCで仲間になる岩悪魔)でやってちょうどいいくらいの難易度の冒険なんだなぁ。ソロだとしょっちゅう惨殺されるのも納得できますわい。(ーー;
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