冒険記録日誌
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| 2008年01月08日(火) |
ウォーロック 第7号 1987年 7月 |
この号で目を引くのは、スティーブ・ジャクソンとイアン・リビングストンの対談記事かな。「蘇る妖術使い」などについてのコメントや、小説などの他の執筆活動について二人が語っている。 他は山本弘の漫画をはじめとして、T&TなどのTRPGの記事が多い。 スティーブ・ジャクソン作のマップを利用したTRPGの簡易シナリオ「マンギーの黄金を求めて」なんてものが収録されていますが、ボンバの実や、どんぐりを投げるエルヴィンなど、ソーサリーを連想させる要素が含まれています。 マンギーって中型のサルのことだったんですね。「モンスター誕生」でマンギーの脳を移植された人という文章がありますが、マンギーって何?とずっと疑問だったのですよ。あー、すっきり。
読者コーナーで面白い投稿がひとつ。原技術点12・原体力点24・原運点12の勇者と、お姫様のイラストで、以下のセリフが書かれています。
勇者「姫、大王は倒しました。さあ、一緒に帰りましょう!!」 姫 「原点数をごまかすような人に助けてもらいたくありません!!」
そういえば第5号のウォーロックの編集後記でも、原点数を勝手に決めて遊ぶ人がいるが、苦労して進むのも楽しさではないかと批判的な書かれ方をしていました。 まあ、ゲームブックは一人遊びなので、読者がどう遊ぼうと自由なのですがね。私個人の気持ちとしては、せめて最初くらいはそのゲームブックの作者に敬意を示す意味でも、ちゃんとサイコロも使ってルール通りに遊んであげてほしいなー、とは思います。
さて、この号に収録されている短編ゲームブックは、海外オリジナル作品「スロンガード砦」の一編です。 主人公はある主人に仕える従者で、さらわれて幽閉されている主人を救出するために自らスロンガード砦へ赴くという話です。ルールは普通のFFシリーズと同じ。 中盤までしか遊んでいませんが、海外作品では珍しく双方向システムを採用しているので、地図を書いたほうが良いかもしれません。もっとも、砦内はそれほど複雑な構造ではないので、私は脳内マッピングで遊びましたが。
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