冒険記録日誌
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| 2008年01月07日(月) |
ウォーロック 第6号 1987年 5月 |
今号の特集内容は、モンスター特集。 最初のドラゴンやグールなどについての説明は、オーソドックスすぎて少々退屈。 続いてあの社会思想社から発売されている「モンスター辞典」の番外編として追加モンスターが6体紹介されているコーナーがあります。その中の一体の“キラー・ダイズ”は馬鹿でっかいサイコロの姿をしており、冒険者は迷信深いほどこのモンスターを恐れるらしい。本当にFFのゲームブックに登場してきたら爆笑だろうな。 他にあのゲームブックに登場するモンスターを、他のゲームブックの能力値に換算して登場させてみようというコラムもあり。こういった妄想を繰り広げるタイプのコラムは大好きだ。
あと、4号の1986年に発売されたゲームブックの全リストから、漏れていた17冊の情報が追加掲載されていた。つまり1986年は、ゲームブックが200冊以上発売されていたことになるようだ。改めて凄い話しだね。 世界文化社のハーレークイーンゲームブックシリーズも、追加リストの中にあった。やはり、当時でも相当にマイナーな存在だったらしい。(苦笑) 私は粗製濫造でもいいから、新作ゲームブックをばんばん発売して欲しい(買うかどうかは別問題だけど)という考えなので、当時がうらやましい限り。ゲームブックブームの最盛期をリアルタイムで実感できなかったのは残念だなと思った。
この号に収録されている短編ゲームブックは、山本弘のオリジナル「モンスターの逆襲 最終回」と、海外オリジナル作品の「浮遊する都市」の2編。 「モンスターの逆襲」は、良くできていたな。ウォーロック掲載作品に限って言えば、海外作品は一作品を除けば、危険なダンジョンや建物を探索するタイプの作品ばかりで、文章表現もそっけないことが物足りなく感じるので、対比して日本の作品の方が良く見えてしまう。 「浮遊する都市」は、2005年10月15日の冒険記録日誌に感想を書いているので、興味があればそちらを見てください。
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