冒険記録日誌
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2006年12月06日(水) 山口プリン東京へ行く その5

5日目

 東京をたつ最後の日、約束した喫茶店で酒井さんとしばし歓談。
 私が一番聞きたかったのは、鈴木直人先生にまつわるetcで、そこは自分にとって「ドルアーガの塔シリーズ」が最高のゲームブックを思っていると仰る酒井さん。興味深い話しをいろいろ教えてもらいました。ここで書いても問題ないだろうという点だけを書き出してみると、

・鈴木先生を探すのは相当苦労したらしい。創元推理文庫に問い合わせても、はっきりした情報はわからず、最後には電話帳片手にかたっぱしから電話をかけ探して回ったとか。
・鈴木先生は親分肌で酒好き。
・ゲームブックブーム末期に、ブラックサバス(だったかな?)なるタイトルの宇宙を舞台にしたゲームブックを製作する案があり、イラストレーターの虎井安夫氏が数点イラストを書き下ろしていた。主人公が宇宙船で宇宙をまわって、各惑星に仲間を数人つれて着地しては探索していくという内容だったようだ。(それってジャクソンの”さまよえる宇宙船”になるような・・・)
・が、当の鈴木先生はそんな企画をしたこと自体覚えていないらしい。

んで、酒井さんの方からの私への質問。

・新刊のゲームブック「魔人竜生誕」の感想は?・・・・・・・すいません。読んでいません。買っているし、いつか読もうとは考えているけど、なんだかルールが重たいので、いざやろうという気が出なくて。昔はあのキャラクタ管理が異常にめんどいウルフヘッドシリーズだって遊んでいたのにね。現代にルールが重たい作品が合うのか?とか、設定がファンタジーでないと受け入れにくいのでは?とか語る気はありません。ただ自分は遊んでないので感想をいえないだけです。酒井さんの説明を聞くと、この作品が短編SFゲームブックの「フォボス内乱」の影響を受けているのかな?とも思ったが、これも想像だけ。
・同人誌企画はどうなった?・・・・・・・・うぅ、これもすいません。現世でゴタゴタがあったあげく、こっちに余力がなくなってしまい放置してしましました。このときは今年の夏頃には当初の計画より規模を小さくして、なんとか復活せますー。と、酒井さんに宣言したもののその後の再入院でまたも不履行。Orz

 他にもマイナー作品ながら、一部ゲームブッカーに強い支持のある鳥居加奈子さんに執筆を依頼してみたいとか、ミニゲームブックを公募してオムニバスな短編ゲームブック集を企画してみようかなー、など興味深い話しなども言っておりました。どこまで実現性があるかわかりませんが、本当になったら嬉しいですな。
 あと私が復刊してほしいブラッドソードシリーズを酒井さんに強く推薦しておきましたよ。酒井さんにとって、このシリーズは「復刊のリクエストは多いけど、自分は読んだことがないため、TRPG教習本なのか純粋なゲームブックなのかよくわからない作品」だったようなので、余分に持っていた1・2巻を東京から帰ったあと、プレゼントしておきました。これで未訳だったシリーズ5巻が読めるかもしれないと思えば、安い投資ですよ。
 そんなわけであっという間に会談は終わり。私は帰りの新幹線へ。なかなかマニアな東京旅行でありました。


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