冒険記録日誌
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2006年12月03日(日) 山口プリン東京へ行く その2

2日目

 この日はこの秋葉原で夕方から人と待ち合わせる予定があったので、遠出はさけて秋葉原と隣の古書店街をぶらぶらと物色することにします。この日のために用意しておいた、フーゴハルデザインの14Tシャツとオリジナル帽子をかぶった姿で。
 駅前にいくと、いたいた。メイドさんの姿をした女の子が何人もいて、お店のチラシらしきものを配布していた。でも、みんな髪染めてるし、なんとなくメイドっぽい雰囲気が感じられん。ティッシュ配りのバイトをする女子高生に、メイドのコスプレをさせただけのような。とはいえ、秋葉原ならではの面白い光景には違いないです。
 再び秋葉原にあるイエサブにいってみます。ここはゲームブックの古本も販売されていると聞くし、この機会にフーゴハルのオリジナルゲームを購入しようかとも思ったのだ。残念ながらゲームブックのコーナーはあるにはあったが、10冊程度しかない。所有していないゲームブックを1冊発見したが、あまり面白そうではなかったので購入を見送る。フーゴハルのオリジナルゲームも店員に尋ねると「今は品切れですが木曜日に再入荷します」とのこと。明後日に出直すか…。
 古書店街の方も軽く物色したが、ゲームブック、小説にかかわらず特に収穫なし。まあ、これは予想通りかな。

 夕方、ちょっと早めに人との待ち合わせ場所になっているデパート内の小さな本屋にいく。
 待つこと30分。きたきた、きましたよ。待ち合わせ場所にやってきたのは、フーゴハルこと奥谷さん。14Tシャツとオリジナル帽子をかぶった私の姿は、待ち合わせの目印でもあったのでした。
 喫茶店に入ってしばらく歓談させていただきました。しかも奥谷さんのオゴリ(笑)。
実物の奥谷さんはとっても柔和な印象の方で、ゲームブック製作同時の面白い話しをいくつも聞かせてもらえました。
 「グーニーズ」のゲームブックを製作していたときは、実際の映画を見てはおらず、簡単な話しの粗筋しか知らされていない状態で、かなり想像力を働かせてあの内容にしたのだとか。その状態でグーニーズ以上にグーニーズらしい内容の、あの作品によく仕上げたものだと感心しますな。
 「魔城の迷宮」の制作秘話は以前に“マーリンの呼び声”というサイトの掲示板に奥谷さんが書かれていましたが、その後日談のような話しも聞きました。共同執筆者の刀根さん、あれからもいろいろやっていたようです。ここで書いていいのかどうかわからない内容なので書きませんが、なんというか行動力はある方のようです。刀根さんが一人で執筆されたという「SF・環状世界」というゲームブックを、明後日に国会図書館まで閲覧しにいく予定であることを私が言うと、当初刀根さんが編集部にもちこんできた「魔城の迷宮」の原案となる“迷路のゲームブック“という企画の内容も「SF・環状世界」みたいなものだったと教えてくれました。あの本は…(とここで奥谷さん、ニヤリ)まあ、見てみてくださいとのこと。これはますます閲覧が楽しみになってきたなー。
 それからパズル誌に連載していた「はみ出しゲームシリーズ」が単行本化されるという話し。この話し自体は以前からメールでこっそり教えてもらっていたのですが、本に載せるはみ出しゲーム作品のセレクトについては、私やMANATさん(“マナティの浜辺“の管理人さん)の意見も反映させてもらいました。
 奥谷さん、お土産もいっぱいくれました。英語のゲームブック数冊に、ゲームブックブームのはしりに雑誌に掲載したという奥谷さんのゲームブックについての記事のコピー。これにはミニゲームブック作品もついていて、奥谷さん曰く「これはHPに掲載しても、同人誌を作ってそれに載せても好きにしていいよー」とのこと。嬉しいですねぇ。
 そんなこんなであっという間に時間はすぎて、解散。しかし、充実した内容でした。

 そしてつい、そのあと宇宙刑事のゲームソフト(PS2)を購入。ああ、やはり俺はばかだ…。

続く


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