冒険記録日誌
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2006年03月13日(月) たけたろうの冒険 ──FF番外・王子の対決編 その8──

(ネタバレ注意!プレイ予定の人は読まないで下さい)

 戦士の書─たけたろう─

 痛む体をいたわりながら何日も荒野を歩き続けますと、やがて天候が悪くなって今にも雨が降り出しそうになってきました。
 うへぇ、雨にうたれて風邪でもひいたら最低ですよ、これは。
 必死に雨宿りができるところを探すと、嬉しいことに山の洞窟を発見します。大粒の雨が降り出すのと、私が洞窟に飛び込むのは同じタイミングでした。
 洞窟の中は天然の鍾乳洞で、他の生き物の気配はありませんが、広くて奥深くまで続いているようです。一息ついて食事(体力点2回復)をすませると、洞窟探検をしてみます。
 洞窟内にわいている水たまりの上を、飛び石沿いにジャンプしながら(運試し……成功)進むと、穴が左右に分かれていたのに遭遇します。
 左の穴を進んでみるとあきらかに人口の階段があらわれます。息を呑んで剣を握り締めると、階段を下りていきました。階段の途中に扉があったのでそっと中を覗いてみますが、アイスピックを手に握った一体の骸骨が、木の椅子に座っていました。アイスピックを取りに行く選択肢もありますが、怖いので扉を閉めて階段を先に進みます。
 階段はどこまでもどこまでも下へ続き、だんだん空気も寒くなってきました。
 ついに階段が床についたとき、あたり一面が氷に覆われた巨大な部屋に立っているのに気がつきました。
 壁の一つに赤ひげの大男が氷づけになっているのが見えました。いかつい顔をして、手には巨大なウォーハンマーを握っていかにも怖そうです。
 えーと、ここでの選択肢は…(持っていれば)アイスピックで氷をかき割るか、(持っていれば)ランタンで氷を溶かすか、さもなくば剣で氷を割らねばならない……って、なんですか。このまま戻って階段をあがる選択肢がどこにもありませんよ。なにが悲しくて、こんなごつい大男を掘り出さなきゃいけないのでしょうか。
 仕方なく剣で氷を割っていると、いきなり大男が生き返って襲ってきました。
 アワワワワワ、やっぱりです!今の私は技術点5なんですよ!早く、逃げ、逃げなきゃ!
 慌てて階段に向かって走り始めましたが(運試し……失敗)、非情にも大男のハンマーが私の脳天に命中して、永遠に気を失ってしまいました。

END


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 魔法使いの書─ともみ─
 
 邸宅の中の廊下を進んで扉を開けるとギョッとします。
 何十人といういろんな人々が、座り込んだ格好のまま宙に浮いて目をつむり瞑想しているの。はっきりいって不気味。
 試しに傍に浮いている、太った女の人を起こしてみる。その女の人は目を覚まして一瞬、きょとんとした様子で私を見たけど、指で聖なる印を作るとすぐにただよって行ってしまった。(魔力点が5回復する)
 魔力が回復したのはありがたいけど、怪しいわ。ほっといて先に進みましょ。
 次に扉をあけた先の大広間は豪華な宴会場だった。そこにはたくさんの奴隷の姿と、頭にターバンを巻いて水ギセルを吸っている裕福そうな何人かの男たちが笑っているのが見えた。そしてここにこの邸宅の主人もいた。そいつは巨大なジンで、奴隷の人間たちをいたぶって殺したりして遊んでいた。
 なんてこと、早く止めさせないと!でもジンなんかと戦っても、私じゃ勝てっこないわ。
 すぐ傍に飲み物をのせた魔法の絨毯があるのに気がついた。急いでそれに飛び乗ると、私の魔力でコントロールできるか挑戦してみる。
 絨毯は私の指示通りに私をのせたまま、宴会場の中央に飛んでいった、そして助けられるだけの奴隷を絨毯にのせると、急いで宴会場から脱出する。
 ターバンを巻いた男たちは大騒ぎで逃げ出す。ジンは怒って私を追いかけて飛び出してきた。
 一足早く、窓から脱出しようとすると、そこは屋根つきの中庭だった。急いで絨毯を廊下に向かせると、低空飛行で屋敷中を飛び回った。ジンが雷を飛ばしてきて、絨毯のすぐ近くで爆発する。衝撃で頭がクラクラするわ!(体力点を2減らす)
 それでもなんとか外に抜け出す窓を発見して、私は脱出に成功した。数キロ飛んで隠れ家になりそうな谷間に絨毯を着陸させると、私が救い出した奴隷たちが泣いて喜んで口々に私へ感謝の言葉を言った。いいことしたあとは、気持ちがいいわぁ。
 そのうちの一人が別れ際に、私に8という字を彫った指輪をくれた。彼がジンの隙をみて盗んだものだそうだ。
 以前、妖精の女王にもらったのと似ているわ。大切に持っていましょ。
 私はみんなと別れた後、魔法の絨毯を巻いてしまうと、一人丘へ向かって歩き始めました。
 でも、一人旅もちょっとあきたかも。そろそろ、たけたろう兄貴と合流してもいいわね。

続く


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