冒険記録日誌
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| 2005年11月18日(金) |
たけたろうの冒険 ──FF13・フリーウェイの戦士編 その6── |
(ネタバレ注意。プレイ予定の人は読まないで下さい)
どんどん車を走らせると、またしても道端に車の整備工場らしきものが見えてきました。停車して降りてみると、おじさんが一人、車の下から這い出てきて汗をぬぐいます。 「やあ、暑いなぁ。暑い中、こんな所で営業をしているのもバカバカしいと我ながら思うよ。でも俺にはこれしか能がないんだ。あんたの車もずいぶん傷ついているが、200クレジットで修繕してやるよ。どうだい」 え、200クレジットですか。困りました、手元には100クレジットしか残っていません。せっかくの装甲点回復のチャンスなのに。 拝んでも、治療薬との交換でも駄目みたいで、泣く泣く修理を断って先に進みます。こんなことならさっきの「火の玉ピートの整備場」なんかで頼むんじゃなかったです。
さらに進むと、道路はトンネルに続いていました。が、トンネルの入り口がバスで塞がれているではないですか。 ノロノロとバスに車を近づけると、男が一人バスのドアを開けて出てきました。太いフレームの眼鏡をかけた金髪の男とで、ちょっと変な感じの奴です。 「ようこそ!ここを通りたいなら200クレジットを通行料として払うか、私と決闘をする必要があります。どちらになさいますか?」 男は変な提案をしてきます。もちろん所持金が足りないから、この場合は決闘しかありません。 男が決闘のルールを説明します。まずお互いが背中を密着して立ち、ゆっくりと数を数えながら離れて歩いていく。そして10カウント目を数えた瞬間、振り返って一回だけ撃ち合えばいいそうです。あー、つまりこの人は西部劇のファンなのですね。まあ、いいでしょう。この世界では一回撃たれたくらいでは、死ぬことがありませんから安心できますもん。(考えてみれば凄い世界ですね) 私が了解すると、彼と背中を密着して立ち、カウントと共に離れていきます。慎重にカウントを始めます。背中越しには男のカウントする声も聞こえてきます。 「イィチ…、ニィイ…、サン…、シィイ…、…、ゴゥロクシチハチクゥジュウ!」 ええっ!ちょっとカウントが急に早くなっていません!? あわてて銃を向けると撃ちあいますが一瞬遅く、弾丸が肩に当たりました!(体力点−3点) 「あなたと決闘ができて光栄だった。感謝します。トンネルの先は崖崩れがよく発生しますから用心して下さい」 痛さにしゃがみ込んだ私に、男はそう告げるとバスに乗り込みます。そしてバスを動かしてトンネルの入り口を開け、さっさと立ち去ってしまいました。
呆然と見送る私。 いったい、なんだったのでしょうか。
続く
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