冒険記録日誌
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| 2005年10月10日(月) |
ウェイレスの大魔術師(テリー・フィリップ/富士見書房) その1 |
主人公はあの有名ファンタジー小説「ドラゴンランス戦記」に登場する魔法使いレイストリン。その彼が若い頃のお話しです。 っていっても私は小説を読んでいないので、よく設定がわかっていないのですけどね。レイストリンについて、知らずに妙なことを書いていたらすいません。 このゲームブックでは、レイストリンが「大審問」と呼ばれる魔術師の試験に挑戦するというストーリー。その「大審問」の舞台と思われる謎めいた森の入り口に立ったところからスタートです。レイストリンの傍らは、逞しい戦士であり双子の兄でもあるキャラモンが同行しています。
本書の後書きによると、小説でこの「大審問」での出来事がよく話題になるわりに、具体的にどんなことがあったのかは小説内では触れられていないそうです。この作品はその空白部分を埋める重要なもので、「ドラゴンランス戦記」ファンにとって非常に興味深い内容となっているらしいです。 このゲームブックにおけるレイストリンの能力値は、生命点、判断力、機敏度、沈着度、経験値の4つ。生命点の数値はサイコロで決定させますが、技術点、判断力、沈着度の3つは、3つの合計が9点になるように自由に振り分けることができます。そいうえば、注釈に「沈着度は3つの能力の中で最低値にしなければならない」と書いてあるのですが、レイストリンって小説でもすごく怒りっぽいキャラということなのでしょうかね。経験値は6点という固定値でスタート。他の能力値のチェックのときに必要と判断すれば、経験値を消耗してサイコロの目を補正することができるようです。 使える魔法は15種類もあって、総パラグラフ226のゲームブックにしては良く詰め込んでいます。 ちょっと遊んでみました。
1回目。 スタート直後に、双子の兄が「お前にこんな危ない試練は受けさせられん」とか言い始めます。必死で説得しますが嘘を見破られ(沈着度チェック失敗)、押さえつけられて(機敏度チェック失敗)、無理矢理お家まで強制送還させられてEND。
2回目。 また兄貴の説得に失敗。機敏度チェックには成功して、なんとか魔法を使うものの、丈夫な兄貴には通用せずに押さえつけられて、無理矢理お家まで強制送還させられてEND。
3回目。 また兄貴の説得に失敗。無理矢理お家まで強制送還させられてEND。
兄貴、強すぎ。冒険すら始まらないよ…。
続く
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