冒険記録日誌
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| 2005年06月28日(火) |
ゲームブックの思い出 (復帰編) |
私がゲームブックへの関心を取り戻したのは、社会人になって数年たってから。きっかけはインターネットだった。 まだパソコンなぞ持っていなかったが、知り合いがHPを作っていると聞き、いつか私も自分のHPが欲しいとぼんやりと考えていた。でも、作るなら何のテーマにしようかな。TVゲームには詳しいが、たぶんもっと詳しい人がいくらでもその手のHPを作っているだろう。 ネットカフェとやらに入って始めてインターネットに挑戦してみたとき、地元の名前をいれて検索したり、知り合いの作ったHPを眺めると、もうすることがなくなった。なにか他に検索する単語はないだろうか、と考える。 思いついて“ゲームブック”と検索してみた。 このころはまだゲームブックサイトは発見できなかった。わずかに数パラグラフで構成された童話風Webゲームブックを、発見しただけだ。 このとき私はゲームブックをテーマにしたサイトを作ることを考えた。かつてゲームブックというジャンルが流行っていた事を、みんなに知ってもらうような記念碑みたいなHPを作ろうと。*1
それから古本屋に行く機会があれば、かつて手放したゲームブック達を再び買い戻しはじめた。 しばらくして、知り合いに品揃えの充実した古本屋を紹介してもらう。薄暗い店内に200冊以上のゲームブックが置いてあって狂喜乱舞。シーラカンスの群れのようだと、その場で50冊くらいを購入する。ここで創元推理文庫と社会思想社のゲームブックの大半は買い戻すのに成功したのであった。*2 そこには双葉文庫のゲームブックも大量に置いてあったが買わなかった。その時の私にとっては、双葉はやはり子供向けであって関心がなかったのだ。ペパーミントゲームブックの存在をここで初めて知って「こんなの読む人がいたの?」と思った記憶がある。(笑) 後日には別の古本屋で「ギャランスハート」を発見して狂喜乱舞。ええっ、俺の知らない創元推理文庫のゲームブックがまだあったの!?って感じ。 しかし、あいかわらずパソコンはもっていない。ネットカフェも地元にはなかったので、自由にインターネットができるのはそれからさらに数年後くらい後になってしまうのだった。 やっとパソコンを購入し、インターネットの環境が整って、久しぶりに見たネットはすでに「さいろす民芸資料館」という老舗のサイトがあり、ゲームブック復刊同盟を中心に沢山のゲームブックサイトが存在している状態だった。 嬉しい反面、「う、浦島太郎・・・」とうめいたのはここだけの話だ。
続く
*1 このころの構想は、ゲームブックの解説とコラムを数点書いて、創元推理文庫と社会思想社のゲームブックを中心に発売年表を作ることを考えていただけ。まさかこうゆうHPになるとはまったく想像できなかったな。
*2 余談だがこの古本屋はもう店頭販売はしておらずネット専門となっている。 参考:ふるほん文庫屋さんhttp://www.bunkoyasan.jp/
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