冒険記録日誌
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2005年06月08日(水) 続・悪夢のマンダラ郷奇譚 その5

(ネタバレ注意。プレイ予定の方は読まないで下さい)

 意識がだんだん戻ってくる。すっかり見飽きた、草でできた動物の巣のような場所で私は真っ裸で寝ていた。傍らにはゴリラが幸せそうに寝ている。
 バナナをムシャムシャと食べてから巣から抜け出し、原住民らしい男達にトーテムはヘビと答えてみる。
 男達に酒やら蒸した芋やら豚肉を振る舞われ、勇者の剣とついでに腰蓑をもらった私は、魔女ランダのところへ行った。勇者の剣で脅して媚薬を剥ぎ取ると、意気揚揚と森を抜ける。

 道はやがて、霧につつまれた墨絵のような山岳地帯に入りこんできた。裸の身には霧が寒くてこたえる。
 途中で行商の太ったおばさんが道の向こう側からやってきたが、無視してどんどん進む。 
 仙人ところでご機嫌をとって、浮遊の術を教えてもらい、別れて山を下っていく。草原地帯で羊飼いの少年に媚薬を渡し、毛皮の服を手に入れ、氷の海をわたって、海の女神にゴールドサーモンをもらう。
 ここでスフィンクスの言ったとおり、氷の割れる危険を冒しながら違うルートを通って凍った海を渡った。
 幸い氷は割れなかったが、同じパラグラフの陸上に帰ってきてしまった。なにか特殊なルートでもあるのだろうか。
 歩いていくといつものアラブ風の町にたどり着いた。残念ながらスフィンクスの言っていた神殿の呪文はもう手に入らないようだ。
 毛皮を金貨2枚で売って、羊(金貨1枚)を購入する。
 羊は町を出るとジグザグに草原を走り回る。オオカミのいる付近を察知してうまく避けていたのかもしれない。いつの間にか私は草原地帯を抜けだしていた。
 どっしりと座り込んで動かなくなった羊に感謝して、1人で先に進む。

 古代遺跡の発掘現場のような場所でディッグ博士にヒントをもらったあと、ドラゴンに出会う。ゴールドサーモンを欲しがるので、素直にあげて金貨11枚をもらう。
 スフィンクスの所までもどったが、どうせ神殿の呪文は手に入れていないのだ。今回は無視をしてしまおう。
 とりあえず、道は西、東、南へと伸びている。
 東へ進むと、灼熱の砂漠が延々と続いていた。うだるような気持ちで歩いていくと、ラクダに乗った行商隊がやってきて、声をかけてきた。
「いい買い物がある。金貨がたった20枚だ。買わないか」
 金貨20枚か。手持ちの金貨では足りないが、何を売っているかちょっと見てみようかと、立ち止まることにした。
「お客さん。お目が高いよ。最先端ハイテクの粋を集めた潜水服が、たった金貨20枚だ。悪くはない取引だろ」
 うーむ。なぜ砂漠で潜水服を売ってるのだろうか。理解に苦しむ。
 しかし、いつぞや仙人が水中でも平気な服も必要だと言っていたな。
 今回の冒険では無理だが、次回はもっと金貨を手に入れる方法を探さなくてはいけないらしい。
 さらに進むと珊瑚礁の美しい南の海へ出た。白い砂浜にやさしく波が打ち寄せている。
 うーむ。この脈絡のなさは、さすがはマンダラ郷だ。
 海の向こうに椰子の実がぽつんと一本立っている小島が見える。
 海へ入る選択肢があったが、潜水服がないと無理だろうと思う。引き返そうと北へ歩き始めると、急にあたりが熱くなってきた。駄目だ。これは灼熱地獄へいくパターンだ。耐熱服がないかぎり先には進めない。
 しかたなくまた浜辺に戻って、海の中へダイビングを試みる。
 たちまち高層ビルの高さほどの大波が、ザブンと私を飲み込んだ。235へ進む。


235

「あーあ、やられてしまったのか。やれやれ、時間を巻き戻さねばならん。そなたは、まったく救いがたい奴じゃのう」
 意識を取り戻すと、暗闇の中で、あのゴミ捨て場で出会った阿弥陀様がぼやいていた。
 阿弥陀様の指示どおり、もう一度パラグラフ1へと進んでやり直す。


続く


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