冒険記録日誌
DiaryINDEX|past|will
| 2005年05月16日(月) |
たけたろうの冒険 ──FF5・盗賊都市編 その3── |
私がシルバートンの市長さんからの伝言を伝えると、ニコデマスさんは顔をしかめながらも家の中に入れてくれました。 ニコデマスさんは態度はぶっきらぼうでしたが、親切にサンバー・ボーンを倒す方法を教えてくれました。なんでもサンバー・ボーンの催眠術に対抗する為に“額にユニコーンの刺青”をして、“銀の矢”で心臓を打ち抜いて麻痺させ、“黒真珠”と“魔女の髪の毛”と“ハスの花”を混ぜて潰した粉を、奴の眼にすり込むと退治できるそうです。 おまけにサンバー・ボーンの塔まで行く地図まで書いてもらい、ガッチリと私に握手をして、幸運を祈って戸口まで送り出してくれました。見かけによらず親切ですね。
……。
……。
……。
ま、待って下さい! サンバー・ボーンを退治するのは、ニコデマスさんでしょ! 私はそのお願いに訪ねただけなんですから! 「わしは年をとった。これ以上の冒険はしたくない。だが、旧友のオウエン(シルバートンの市長の名前)は助けてやりたい。あとは頼んだぞ」 ニコデマスさんはそう言い残すと、バタンと扉を閉めました。 鬼!人でなし!役立たず! 私が一所懸命に叫ぶと、扉がチラリと開いてニコデマスさんがこちらをギロリと見ました。あははっはははっはは・・・・。サンバー・ボーンを退治しに行ってきます・・・。いろいろ助言をありがとうございました・・・。(涙目で)
とんでもないことになりました。しかたないので、ニコデマスさんの言っていた必要な品々を捜すことにします。でもどこから捜せばいいのやら。 あてもなく港通りを歩いていると、乞食がいたので金貨を一枚投げてあげます。 乞食は帽子をちょっと持ち上げてお礼を言います。(運点+1) それだけですか。そうですか。 ちょっと路地が見えたので、探索してみます。ゴミあさりをしていた野犬が2匹襲ってきました。
野犬 技術点4 体力点4 野犬 技術点4 体力点3
いくら私でも犬ころ相手には負けません。一度傷を負っただけで退治しました。とくに何もないようなので、港通りに戻ります。 さらに歩いていると轟音とともに馬車がやってきました。馬車はもの凄い勢いでこちらに向かって走りながら、御者がつっ立っている私を見て怒鳴り、ムチを振りました。 「どけどけ!アズール卿のお通りだ!」 ピシィ! 痛いです!(体力−1)慌てて避けたのに、ムチが当たりました。私はミミズ腫れになった首筋をさすりながら、遠ざかっていく馬車を見送ります。本当に嫌な町です。
港通りをさらに下っていくと、家並みが終わって突堤に一隻の古びた船が停泊しているのが見えました。マストにはためく髑髏の旗を見る限り、海賊船のようです。船には特に人影はないようです。 このまま通りを歩いていても、何も手に入らない気がします。ここは思い切って、海賊船によじ登ってみることにしました。
続く
|