冒険記録日誌
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2005年05月09日(月) たけたろうの冒険 ──FF3・運命の森編 その1──

(一応ネタバレ注意です。ネタバレになるほど進めるかわかりませんが・・・)

 たけたろうです。私にはゆっくり休憩する時間ももらえないらしいです。
 すぐに次の冒険に出るように、山口プリンさんから指令がまいりました。まったく、人の気も知らないで・・・。
 今度の冒険は、ドワーフの王国ストーンブリッジの秘宝である“戦いのハンマー”を取り戻す旅だそうです。
 戦いのハンマーは敵の手で盗まれてしまったのです。しかしその敵もハンマーを運ぶ最中にトラブルにあって失なってしまい、悪名高いダークウッドの森のどこかにハンマーが埋もれているらしいのです。
 まあ、バルサスの要塞に行くよりはマシかもしれませんねぇ。ファイティングファンタジーシリーズの中では“運命の森”が一番簡単だった気がしますし、これなら私にもなんとかなりそうです。
 さっそく旅支度を整えます。

技術点  7
体力点 14
運点   7
荷物:剣、皮鎧、ツキ薬(2服分)、食料(10食分)、金貨(30枚)

 あいかわらず弱いですが、魔法の薬が2服分というのは心強いですね。ツキ薬を選んだ理由は、“運命の森”ではハンマーが見つけられないまま終点についてしまっても、運試しに成功すればアイテムを持ったまま最初からやり直せるシステムになっているからです。体力の方は食料があるからなんとかなるでしょう。
 それではまずダークウッドの森の入り口付近に住んでいる、魔術師ヤズトロモの住処に訪ねて見ます。
 魔術師ヤズトロモは不機嫌そうにプリプリしていましたが、魔法の品々を売ってくれ、ハンマーの現状についてヒントさえ教えてくれました。
 何でもダークウッドの森に住む2匹のコブリンがハンマーを拾った後、それぞれ柄と頭を持ってどこかに行ってしまったそうです。探し物が2倍に増えたわけですか、これは大変そうですね。
 それからヤズトロモから、万能薬、植物封じの薬、静けさの薬、虫封じの薬、毒消しの薬、聖なる水、光の指輪、とび跳ねブーツ、するするロープ、からみ網、力の腕輪、と購入しました。合計金貨29枚分の買い物です。
 森の中がどうだったか思い出せないので、アイテムの選び方にはこだわりませんでした。単純に商品リストの最初から買えるだけ買っただけです。
 こんなもんでいいでしょう。そろそろヤズトロモの家からおいとまして、森の中へ出発しましょう。

 北へ続く森の小道に入ると、とたんに森の密生した下ばえの中にのみこまれてしまいました。あたりは薄暗くて、空気も湿っぽくて嫌な感じです。
 巨大な老木の前で小道は東西に分かれていました。この森の道は迷路状になっているらしいです。そういえば山口プリンさんも、構造の同じ“サソリ沼の迷路”をよく知っているから迷路の大体の形はわかるが、そこに何がいるのかはもう全然覚えていないとか言っていましたねぇ。
 適当に選んでまず西の道に進み、途中から北へ進路を変えてみました。
 すると丸太小屋のある空き地にたどり着きました。煙突から煙が出ているところを見ると誰かが住んでいるようです。
 そっと小窓を覗いて見ると、しわくちゃ婆さんと付き人が、本を読んだり運んだりしています。魔女でしょうか?
 好奇心が出たので、小屋に入って話し掛けてみます。

───老女は頭をそらして大きな笑い声をあげる。彼女は邪悪な魔女なのだ。運点を1失い、君は剣を抜く。

 邪悪な人とは話し掛けただけで、運点がマイナスになるのですか?
 平和主義の私としては邪悪な人とだって心を開く努力をしないと、本当の相互理解は生まれないと思うのですが。いやですねぇ。
 そんなことを考えている間に魔女は、枯れた花を取り出して手でこすり始めました。甘い香りと共に意識が遠くなってきます。
 “集中力のバンド”があれば良かったみたいですが、あいにく持っていません。
ふらふらと倒れて気絶してしまいます。

 気がつくと、小屋の外で寝ていました。小屋の中はもう誰もいないようです。
 酷い目にあいました。幸い怪我はないようですが、荷物をあらためると・・・・・・うわっ。貴重な食料が全てなくなっていますよ!
 弱くて体力の消耗の激しい私にとって、これは辛すぎます。せめて何か良いものがないかと、小屋を捜索してみると“こはくの眼”という宝石のついたネックレスを発見しました。食料10食分の埋め合わせにはなりませんが、これは持って行きましょう。
 最初から大変なことになってしまいました。この先には暗雲が漂っている気がしてきましたよ。


続く


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