冒険記録日誌
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| 2005年05月07日(土) |
たけたろうの冒険 ──FF2・バルサスの要塞編 その3── |
短い通路を進むと、螺旋階段につきあたりました。階段を登ります。 登った先に扉が二つあるので、適当に一つ選んで入ってみます。 ちょっとたてつけの悪い扉を開いて中に入ると、誰かの部屋みたいです。床にはふかふかの毛皮の敷き物。テーブルと椅子、棚、壁には動物の頭の剥製がいくつかかかっています。 「こんばんは。誰かいませんかぁ」 私は遠慮がちに声をかけました。すると剥製の頭が吠え声をあげました。敷き物がふんわりと浮かび上がって、私の頭をはたきます!椅子の一つがゆがんで男の姿に変わりました。 「ここになんのようだ」 太い声でその男がいいました。やっぱり歓迎されていないようです。 「すいません。ちょっと通りかかったもので。いや、別にあなたがたの生活を邪魔するわけではありませんよ。なかなか立派な部屋ですねー」 男は慌ててしゃべる私を無視して、また姿を歪めると蛇になってシューシューと声を鳴らしながら近寄ってきました。剥製の頭もフワフワと近寄ってきます。 あわわわわわっ、私の技術点は6しかないのですよ。ここは平和的に解決しましょうよ。金貨を差し上げますから許して下さい! ありったけの金貨を差し出すと、急に部屋が静かになりました。贈り物に感謝する、と言って私の幸運を祈ってくれます。文字通り現金な人ですね。とにかくここを通してくれるようなので、先の扉を進みましょう。
扉の外はまた螺旋階段です。登っていくと、扉が一つ。開けると真っ暗な部屋でした。なんだか不気味ですよ。嘲笑ともしかないような笑い声が部屋のあっちこっちから聞こえてきます。 「愚かな冒険者よ!ガンジーの住処へようこそ!気の毒だがここがお前の目にする最後の部屋だ。いや、お前には真っ暗で何も見えまいが」 また嘲ったような笑い声がいくつも聞こえてきます。突然亡霊みたいな青白い顔がこちらを掠めて飛んできました。 きゃああああぁぁぁぁぁ!あんまり苛めないで下さい。私は平和主義者のたけたろうですよ。怖さのあまり技術点−1、体力点−2、運点−1になってしまったじゃないですか。ぶるぶる震えながら、塗り薬の壷を差し出します。 どうかこれでご勘弁を。通してくれなきゃ、この壷割っちゃいますよ。 「それは魔法の膏薬だな。・・・取引に応じよう」 ガンジーがそう言うと、奥のほうで扉がぼぅ、と光ります。よかったぁ。 緊張しながら出口まで歩いていくと、去りぎわに壷を置いて、逃げるように立ち去りました。
さらに螺旋階段が続き、また扉につきあたりました。今度の部屋は6つの頭のヒドラです。死体の山の上を這いずりながら、私の方へ近づいてきます。 私は勇気を振り絞りました。ここです。妖怪うつしの術を使うのは! 術を唱えると、ヒドラの胴体だけ生まれました。ヒドラの体が大きすぎて、1回の術じゃ完成しません。魔法の回復薬を2回飲んで、3回妖怪うつしの術を使ってヒドラの複製を完成させます。 ヒドラ対複製ヒドラの戦いです。ギャアオオォ!シャーーー!と2匹の巨体が戦いを開始します。
ヒドラ 技術点10 体力点17 複製ヒドラ 技術点10 体力点17
戦いはどっちも体力が1点になるまでもつれましたが、ギリギリで複製ヒドラが勝ちました。安堵のあまり腰が砕けました。 しばらく休憩した後にさらに進みます。短い通路の後にまた階段を登りました。
<止まれ!バルサス・ダイアの許可なき者の立ち入りを禁ず>
と壁に書いています。 ガンジーやヒドラの部屋の後にこんな警告を書いたって遅いですよ!
続く
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