冒険記録日誌
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2005年03月16日(水) ゲームブック出版社の傾向と対策 その1

 ファーレン・ホワイデさんの味噌日記で、ゲームブック出版社ガイドなる面白い企画をやっていたので、こちらもつられて書いて見ます。(パクリ企画ともいう)

<味噌日記@はてな>
http://d.hatena.ne.jp/kanipanda/20050306

 今回は、私が5作品以上遊んだ出版社のみ書きます。
 審査ポイントは、ゲーム度(システムやバランスなど、ゲームとしての面白さ)、ブック度(世界観やイラストなど、小説的な本としての面白さ)、プリン度(山口プリンの思い入れ度数。昔から遊んでいた作品なんかが有利)、を各出版社の出した作品ごとに各項目5点満点で平均値を出したものです。


<創元推理文庫>
代表作:ソーサリーシリーズ、ドルアーガシリーズ、ネバーランドシリーズなど
ゲームブック作家:鈴木直人、林直彦など
山口プリンの遊んだ作品数:35冊くらい

ゲーム度:★★★★★
(日本人向けで文句なし。長編が多すぎるのは、好き好きか)
ブック度:★★★★
(各作品ごとに独特の世界観が多い)
プリン度:★★★★★
(全部好きとはいわんが、若い頃は創元以外はゲームブックじゃねぇ!くらいに好きだった)


<社会思想社>
代表作:主に「火吹山の魔法使い」などのファイティングファンタジーシリーズ、ギリシャ神話シリーズ、T&Tソロシナリオシリーズなど
ゲームブック作家:スティーブ・ジャクソン、イアン・リビングストンなど、外国人作家多数
山口プリンの遊んだ作品数:30冊くらい

ゲーム度:★★★★
(統一されたシステムが遊びやすい。洋ゲーらしい理不尽な難しさに−1点)
ブック度:★★★★★
(小説にも劣らないよく出来た世界観。挿絵も素晴らしい)
プリン度:★★★★★
(やはり外せない出版社。わずかに出している日本人作品も良作多し。ただし、T&Tソロは嫌い)


<双葉文庫>
代表作:「ドラゴンクエスト」や「スーパーマリオ」などをはじめとするファミコン冒険シリーズ、オリジナル作品の冒険シリーズ、ルパンシリーズ、ペパーミントシリーズなど
ゲームブック作家:樋口明雄、池田美佐など、日本人作家多数
山口プリンの遊んだ作品数:60冊くらい

ゲーム度:★★
(良作もあるが、平均にするとこんなもん。作家の卵みたいな若手の作品が多い)
ブック度:★★★
(原作のファミコンゲームに思い入れがあるかの問題だろう。オリジナル作品の場合は趣向が合うかどうかによる)
プリン度:★★★★★
(質より量的な膨大な出版数。良きにつけ悪しきにつけゲームブックブームを象徴する存在には違いない。最近でいう、ライトノベルみたいなものか。最近では一番のお気に入りの出版社である)


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