冒険記録日誌
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2005年03月15日(火) 今、TVでジュラシックパークを見ながら

 そういえば、ジュラシックパークのゲームブックがあったな、と本棚をゴソゴソ・・・・・・ありました。出版社は二見書房でしたね。思えばゲームブックブームも完全に終了した時期に発売されたんだなぁ。当時、存在に気付いていれば、私も売上げに協力したのに。そう思いながらちょっとパラパラと拾い読み。
 主人公は映画には登場しない名無しのオリジナルキャラ、つまり読者自身らしいです。ティムとレックスという2人の子供と一緒に行動しているので、役どころは映画の主人公のグラント博士と同じみたい。素直にグラント博士を主人公にした方がわかりやすくていいと思うけど、作者が感情移入にはこの方がいいと判断したのかな。
 あと、ティラノサウルスに襲われて遭難したシーンの後からゲームがスタートしていますね。これはティラノサウルスに襲われる直前から始めて欲しかった。あそこが映画の最大の山場なんだし、導入部から読者を引き込む仕掛けになったのに。私は映画館であのシーンを見ながら「私ならああするのに!」と、もどかしい思いをしたものでして、それがゲーム中に含まれていなかったのは非常に残念に感じました。
 でもゲームが始まってほどなく、数学者のマルコム博士に得意のカオス理論で「数字を大切にしろ」とゲームのヒントを言わせるのはうまい!と膝を叩きたくなるような演出です。
 あと、恐竜エリアごとにパラグラフ番号まで固めて仕切っているのも雰囲気を出していていい感じです。映画にはない場所なんかも盛り沢山で、時間がたっぷりあるときに腰をすえて遊びたくなりました。
 もし遊び終わることがあれば、またちゃんとした感想を書きます。


(追記)
 今のところ途中で詰まった状態ですが、見た目と違ってアクションシーンよりはパズル要素の比重の高いゲーム性です。他のゲームブックに例えると「魔城の迷宮」に近いかも。


山口プリン |HomePage

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