冒険記録日誌
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| 2005年02月18日(金) |
魅惑のすし博物館(奥谷道草/白夜書房) |
クロスワードランド2004年12月号のページ欄外に掲載されていましたミニゲームブック(通称、はみだしゲーム)です。 はみ出しゲームの感想なんて随分久しぶりで、何月号まで感想を書いていたか忘れちゃっていたよ。この作品も遊んだのはかなり前だしなぁ。今回は簡単に感想を書こう。うん。 えーと、このゲームの内容は回転すし屋にいって食べること。目的はなるべく沢山の寿司を食べることです。ルールとして同じ寿司ネタは一度しか食べられません。沢山食べられると満足します。ああ、美味しかった。
以上。
あ、いてて、石を投げないで。 いや、こういっちゃうと簡単なのですが、必ずとんでもない仕掛けがあるのが奥谷作品ってなもんで、この回転すし屋は普通じゃありません。 なんんとこの店では、タコ専門、タマゴ専門と寿司ネタごとに、握りの専門を雇って、寿司が回らずに寿司職人が「へい、らっしゃい!アナゴだよ!」「イカはいかがっすか」「煮ハマグリです。江戸前の定番だよ」などと言いながら、カウンターごとくるくる回転しているのです。想像するとかなり笑えますな。 寿司職人に頼んで握ってもらった寿司を食べている間にも、カウンターは3人分、5人分と回転して寿司職人が通過していきます。先程も言ったように、同じ寿司ネタは食べてはいけないルールで、目の前の寿司職人をパスするのは3回までという制限つきです。つまりなるべく多くの寿司を食べるため、パスするタイミングを見つけ出すパズルゲームになっているわけです。 攻略法はまず、どんなタイミングがいいかなんてヒントがないものですから、一回目の挑戦は勝負を捨てて、寿司職人の並びをメモすることが重要です。二回目以降のプレイでメモを頼りに寿司の王様を極めましょう。
実のところ、なにも考えずに寿司を食べていても18貫近くもの寿司を食べられます。正直言って私の場合は、1回遊ぶと寿司の王様を目指すことなんて、もうどうでもよくなりましたね。 いや、この寿司の食べる描写がいかにも美味そうに書かれているんですよ。奥谷氏って雁屋哲(美味しんぼの作者)なんかより、味のコメントが自然でボキャブラリーが豊かじゃないだろうか。二回目を遊ぶより、思わず本物の寿司を食べに行きたくなったりして。 私の財力じゃ、やっぱり回転すし屋なんですがね。(ーー;
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