冒険記録日誌
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| 2005年02月16日(水) |
さんまの名探偵 桂文珍殺人事件(三原 治/双葉文庫) |
人気芸能人の明石家さんまが、殺人事件の探偵として活躍するというゲームブックです。原作のファミコンゲームも、当時はそこそこ有名だった記憶があります。 発売当時のお笑い芸能界の人気者達が実名で次々と登場します。設定の方は少し現実と違っていて、さんまが大物芸能人と喧嘩をしたあげく芸能界から干されてしまい、泣く泣く探偵事務所を開く事にしたというものです。 主人公はさんま本人ではなく、今井万次郎というアシスタント役です。さんまからはまんちゃんと呼ばれて信頼されているようですが、あてにならないさんまを誘導しつつ、探偵として事件を解決しなくてはならないという可哀想な役柄です。 ルールは情報やアイテムのチェックと捜査費用の管理くらいで簡単ですが、メモくらいは必要でしょう。
この作品も「プロ野球?殺人事件!」と同じように、主人公側(というより、さんま)のリアクションが面白いのですが、推理ゲームとしては全然印象に残らない。(^^; 聞き込み相手も芸能人だから、さんまは脱線し放題。お笑い芸能人らしく、芸で勝負するシーンもありますが、鹿のフン踊りやアミダばばあでバトルってのが、らしいというか脱力するというか・・・。 事件の方は容疑者の島田紳助も殺され、連続殺人事件へと発展するのですが、そのころには捜査状況なんてどうでも良くなって、その場のシーンだけを楽しむ感じになってしまいましたね。 イラストは内容とマッチしている絵柄で良いです。 難易度は超簡単!まではいかず、何度か捜査費用がなくなってゲームオーバーになってしまいました。その場合もゲーム途中からの復活が認められているので、苦労するわけではありませんが。 でも終盤の展開は不満が残るなぁ。一応ネタバレになるので書かないけど、ギャグだかシリアスだか判断に苦しむ内容で納得できない。笑うところは笑うが、ストーリーはシリアスに、というのが格好良いと思うのだけど。このへんは原作もあるから難しいのでしょうかね。
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