冒険記録日誌
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2004年08月11日(水) サバイバル・ゲーム2(さいとうたかを/西東社)

 あのサバイバルゲームを題材にした漫画型ゲームブック。サバイバル・ゲームの続編です。
 ・・・・・・今回もタイトルそのまんまじゃん。

 えっと、本書は前作に比べてもゲーム性はあんまり変わりません。ただ今回はストーリーがあり「豪華客船が難破して主人公一人だけが無人島のような島に流れ着いた──。」という設定となっています。
 ところがこの島が曲者です。最初は普通のサバイバルゲームとしてゲームが進行していくのですが、途中から島にはなんと恐竜が生息していることがわかるのです。さらには恐竜に襲われていた原住民の少女を救い出し、今度は二人で冒険を続けるという、前作以上に男のロマンにあふれた展開となっています。(少女の衣装は毛皮だけの原始人スタイルなのに、顔と体型はなぜか現代人風というところがなんともかんとも・・・)
 かくして読者は各選択肢で、恐竜時代の知識まで含めた非日常的なサバイバル知識を要求されることになります。恐竜と無関係でも、主人公がありあわせの材料で即席のハングライダーまで作りだすシーンなどを見る限り、もはや本書のサバイバル知識がどこまで現実的な内容なのか疑わしい気持ちになってくるのですが。
 そんなわけで、やっぱり本書はゲームブックとしてより、“さいとうたかを“の漫画本と考えて楽しみましょう。そう考えて読んだ方が絶対お徳ですよ〜。


山口プリン |HomePage

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